三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

さっと食べるごはん、は難しい

2011-11-21 20:50:17 | 食日記
<11月10日の食事>
朝:ピザトースト ほうれん草のゴマ和え ヨーグルト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、鰆の味噌漬け焼き、野菜のコチュジャン和え、ほうれん草のゴマ和え)
夜:クリーム玄米ブラン・メープル 缶のミルクティー
その後ダラダラと、お菓子やらおにぎりやら…

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仕事をガーッと終わらせて、ばーっと打ち合わせに行かねばならない日であった。
結局のところ、出る時間寸前で仕事は終わりきらずにサーっと青ざめたのであるが、困ったのは夕食時の空腹である。

今までさんざん書いている通り、空腹にはめっぽう弱く、19時~20時くらいに人と会う仕事があるときは用心している。
のであるが、打ち合わせは20時から、ここからは1時間はかかる場所にありながら、今はもう18時50分。
何も腹に入れなかったら、空腹のあまり放心状態で話を聞くはめになってしまうが、もう時間がないぞどうしよう。

で、一番近いコンビニに入ってクリーム玄米ブランを買って用意しながら食べたのであるが、やはり腹だまり観点からしたら非常に弱いカードでありまして。
ガリガリの食感も味も好きなんだけど、いかんせんやっぱりあれはお菓子だ。
そこまでの空腹じゃなかったら充分に保つと思うが、普通に食事できるくらいにはお腹空いていたし。
早くも22時頃には血糖値が下がって頭がぼーっとし始めたのであった。

20時が打ち合わせスタートなら、どんなに時間かかる打ち合わせでも、そろそろ解放されると思うでしょう。
ところがどっこい、色々とタイミングの悪さが手伝って、まだ打ち合わせ自体スタートしてなかったのである。

座の主役を待ちながらの雑談、目の前には差し入れのおにぎりや、その場所に常備してあるお菓子たち…。
手、伸ばしちゃった。
「お腹空いたでしょう?」と取引先の面々にお菓子を差し出され、「もう夕食済ませてきちゃったんで大丈夫ですよ」とは言えなかった。
むしろ「夕食まだでお腹ペコペコだったんで助かります!」みたいな顔して食べちゃったよ。
あの場にいた人でこのブログを見る可能性があるのはサカイさんだけであるが(更新お知らせをしているツイッターにて、相互フォローになってるから)、ごめんなさい実は私結構たべちゃってますわ、恥ずかしながら。

空腹に弱い人間にとって、さっと済ませる食事というのは難しい。
「10日間食べなくても大丈夫なくらい腹持ちがいい」というドラゴンボールに出てくる「仙豆」は、食べることが好きだから、平素なら食事タイムをみすみすなくすようなもったいない豆なんていらない!と思うのだが、こういう時ばかりは別だ。
へんな後悔を感じないためにも、こういった食物ないものかしらねえ、と激しく所望。

「モーニング 食」を買いました

2011-11-21 08:12:00 | 食とレビュー
<11月9日の食事>
朝:黒豆納豆ご飯 もやしの味噌汁
昼:お弁当(玄米ご飯、豚と根菜を確かナンプラーとオイスターソースでまとめた気がする、アスパラしりしり、ほうれん草のナムル)
夜:ファミリーマートのおでん クリームチース 確かこれは鮭おにぎり…?

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2週間近く日記を溜め込むから、食事内容の記憶がだんだんアバウトになるのだ

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相も変わらず、飲食をテーマにした書物をよく読んでいる。
この前そんな状況を知った妹には呆れられた。
今揃えたいコミックが「夏子の酒」と「もやしもん」だと知ったら、どれほど呆れられるかな。

そんな家庭の事情はさておき、漫画誌「モーニング」の別冊「モーニング 食」が発行されると知ったなら、放っておく訳にはいくまい。
買いましたよ、食しばりのマンガ雑誌。
表紙の焼き肉写真が何ともビジュアルショックなマンガ雑誌。

こういった、テーマ縛りのマンガ雑誌を初めて読んだように思うが、食の「何を」「どう」表現するかという各作家陣のカードや力量に、ただただ感服させられた。

ある人は、食べ物や「食卓をともに囲む」ことから謎や事件を解明するというストーリーを。
ある人は、駅弁に入った栗一つに込められた人間模様を。
ある人は、自らの自給自足生活を描いたコミックエッセイを。
またある人は、震災が襲った彼の地を、食という目線からあぶり出した話を。

それもこれも「飲食」がテーマでありながら、どれも似ていない。
お見それしました。

どれもこれも面白かったけれど、描かれた「食」に一番惹かれたのは、須賀原洋行さんの「実在ゲキウマ地酒日記」だろうか。
今一番同居人ともどもハマっている「日本酒」というジャンルが、その知識やとても良く合うおつまみレシピとともにコミカルに描かれているこの作品。
あまりに求心力がありすぎて、酒屋のシャッターを叩いて「日本酒売ってください!今すぐに!」と言いたくなったほどだ(読んだのが夜中だったのだ)。
同居人に至っては、空腹時のヒマつぶしにこれを読み、あまりに美味しそうに描かれていたからかえって辛くなり、そっと本を閉じて目を閉じていたっけ。

「モーニング 食」次号の発行は、来年の春の予定だという。
楽しみに待っていますね、講談社さん。

心折れたら寄り道して、パン

2011-11-21 00:46:10 | パン侍
<11月8日の食事>
朝:フルーツグラノーラ+ヨーグルト コーヒー
昼:ドライトマトとチーズのパン イチジクとナッツのパン(ジャンティーユで購入) インスタントスープ 野菜ジュース
夜:本日のディナーセット(ほうれん草とチキンのカレー、ナン、サラダ、チャイ)@スルターン/飯田橋

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毎日ではないのですが。
自転車での通勤、地道に続けております。
最短で片道15km1時間、遠回りして18km。
先月の総走行距離は300kmを超えました。
普段は使わず、休日に1日40km得意がって走っていた頃には成し得なかったその数字が、週に3回ほど通勤に使うだけでこんなにあっさり到達するなんて。
「千里の道も一歩から」ということわざに、まったくそうだったとしみじみ感じ入る霜月なのです。

って何でですます口調で書いてるのか今回に限って。
の仕切り直し。

運動嫌いの私にとって、ほぼ唯一好きと言えるスポーツが、この自転車なのである。
単純に漕いでいるだけでも楽しいのだが、良いところは、移動と運動が同時に出来るという超合理的なところ。
そして、その時の気分でルートを自由に変えられるところ、そして停めるのが自動車やモーターバイクほど難儀しないところではなかろうか。

この日の朝、私はいつも通り職場に向かってひたすらペダルを漕いでいた。
少しの心の折れを自覚し、更にいつもより早めに家を出ていたという幸運も手伝って、寄り道してみるか、という気分になったのである。
そこで、いつもならまっすぐ走る駒沢通りを、中目黒辺りで右に折れて山手通りに進路を変えたのであった。

向かったのは大好きなパン屋、ジャンティーユである。
たまたま以前の職場がこの近くにあったのが運のつき、すっかりハード系パン屋の虜になってしまったきっかけとなったこのお店。
何かにつけ食べたくなるあれを、今日は買って食べようじゃないか。
弁当も作らなかったのだし。

っていう路線変更が可能なのだよ、自転車は。
歩道の邪魔にならないところにさくっと停められるのも何て事ないんだよ、自転車は。
さーて店内、何買おうかな、でもリュックに収まる分だけに抑えなくては(ハンドルに引っかけて持ってくのは危険だから)。
はっ、そういう抑制力が働くのも自転車の良さってか。

買ったのは、イチジクとナッツのパンと、クルミがぎっしり入ったパンと、ドライトマトとチーズのパン。
どれもいつもの、何度も食べた味。
けれど何度だって食べたくなる味。

好きなもので体を甘やかし、普段とはルートを変える事で、気分転換にもなったこの日の通勤。
心の折れも、少しはまっすぐになったのかな。
この通勤ツールを利用して、上手く自分の気持ちを調整していこう。
そう思えた一日であった。