現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

ネット社会、そうなるかなあ?

2014-12-16 | Weblog

食品への異物混入、虫混入。以前は小生も食品包装に携わっていたため、包装材料に虫混入ということもあった。ラミネート加工した内側に入っているため、製造段階で入ったものであることに間違いない。そういった時に、そこに、その類の虫の生息はあり得ないと100%言い切れない限り、可能性の否定は困難だ。いずれにせよ、虫の種類や生息状態などについても、調査結果として言及して、謝罪となる。一般論ではあるが、日本の生産工場では、かなりの防虫対策が施されているはずだ。ドアを二重にしたり、外部との空気の流れを100%遮断した上に、虫の殺虫器も取り付けている。さらには、加工工程でのレーザー光線などによる異物検知器や排出装置などもあるはずだ。それでも、4重、5重の対策をくぐりぬけての混入となるのが現実で、かなりの低い確率ではあるが、絶対とは言い切れないところだ。

昔も同様のクレームの状況は発生していたのだが、今は、それがネットにアップロードされてしまうから、予想外の展開を見せ、厄介な事態を引き起こす模様だ。なんだか、こういった無差別に情報が流れだしてしまうことが、すべてがいいのか悪いのか、なんとなく釈然としないというのが正直なところの思いだ。

昔、取引先の営業課長が、牛乳がヨーグルト状などのクレーム時は、目の前で飲みほしてしまうと言われていたことを思い出す。顧客に害を与えないとの証明にもなるし、現物が消えてなくなるからだ。その方が、そのあとでトイレに駆け込むぐらいの程度は、なんともないとも言われていた。このような対応に、何かしら、人間臭さを感じて、正しい、正しくないを超越しているところに共感してしまう。