現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

道徳、価値観、多様性、一様性、学習、やる気、人間

2014-12-14 | Weblog

確か、昔は道徳という名の授業があったと記憶しているが、今はズバリ道徳という名の授業はできないみたいだ。それで、文部科学省がその復活を模索している模様だ。自分たちは、基本的には教科書の事柄をうのみにしてきたと思っている。でも、それはあくまでも一面からの考え方の表明にすぎず、いろいろと別の考え方もあるとわかってきた。それを多様性といい、人それぞれ違うんだとばかり、主張するが、それだけでは単なるエゴイズムと変わらないということだ。そうかといって、それを教科書という形にしてしまうと、2次元的な平面的な考えを押し付けることにもなる。ボランティア、一般には奉仕と訳されたりするが、実際は義勇軍、義勇兵というのが始まりらしい。それには正義というものがなくてはならない。さらには、正義ということには、道徳の繋がりがでてくることになる。そう考えると、ハーバード大学のサンデル教授の教え方というのは、上手くこの点を中心に据えて、授業を進めているという風に解釈できる。

多様性の反対語としては、一様性ということになり、俺はこう考えるばかりでは、どこかで落とし所を探していかねばならない。そもそも、勉強、学習というのは、独学でもマスターしていける領域のものであり、他人の価値観を無視してでも、進めることも可能なようだ。しかし、人間、不思議なもので、それだとどこかで限界を迎え、なんかやる気が起きなくなてしまうものらしい。そのやる気を引き出させてくれるのが、仲間、集団といった、人と人のつながり、まさに人間、人の間というところに身をおくことにより、やる気が蘇るとのことだ。単なる、目標を設定したから、数値で物事をとらえたから、そんなことでは、やる気など出てきやしないということだ。道徳というものがなければ、所詮、人間の進歩や成長は望めない。すなわち、道徳はデジタル信号でもなんでもなく、人情を生み出す、プラットフォームといような位置付けなんだろう。人情なきところに、喜びや達成感を味わうことなどできやしない。

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