flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

京見塚遺跡群

2015-12-25 00:00:00 | いにしえびとの睡

(静岡県磐田市高町 1991年6月21日)
 史跡公園内に保存された、旧石器時代の遺跡、弥生時代の方形周溝墓、5世紀の埴輪窯及び古墳、5世紀古墳の末裔墳墓と推定される6~7世紀の13基からなる古墳群の複合遺跡である。古墳東側にある石碑には、この地に住んだという光仁天皇の皇子で後に僧となる開成皇子(かいじょうのみこ:神亀元年(724)- 天応元年(781))が、古墳の上から京の方向を眺めたという伝説があり、京見塚の名前の由来となっている。大正11年(1922)に発掘調査が行われ、現在の姿となった。
 戒成皇子歌碑「衣手の なみだも空に はれやらで 都のかたは 白雲ぞたつ」
 1号埴輪窯(5世紀後半・長さ6.3m,幅1.9m,床面傾斜角13.5℃)
 円墳(5世紀後半・直径47m,高さ8m,横穴式石室・埴輪棺4基・周濠・埴輪)
 横穴式古墳(7世紀)
 方形周溝墓(弥生)

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