小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十月四日

2011-09-14 | 嘉永二年
 
風はない。風呂を焚く。
岩一郎は志賀へ行く。
田中によって菊の花をもらい太刀の皮鞘を借りて帰ってきた。
民楠方から寿司をつめた中のお重二つ家来に持たせてよこした。
家内一同そろっていただいた。
野上と酒井省安が来て蓋付き小鉢に鮎の子の煮た物をもらった。
菓子とぶしゅかん酒をだしただけ。
剣道の仕合になる。
月仙の山水画の掛け物を一つ送った。
小出から使いが来た。
雲母紙一枚と大雅堂の山水画譜二冊を貸す。

権七を伊勢参りに行かせた。
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