一月十日、十一日 2018-03-07 | 嘉永六年 癸丑日記 一月十日 おおいに晴れた。が、朝はおおいに冷えた。風呂を焚く。 斉藤彦助に昨冬に送ったぶしゅかん酒を入れた徳利を返しに来た。 中に酒を入れて、寿司1本に手紙が添えられていた。 千太郎にギヤマンの菓子鉢の箱を拵えてもらう。 浅之助と善之助両人に酒を出し話して居るときに、高柳主馬の倅が明日呼び出されていることの知らせがきた。 8時前に主人が帰ってきた。 一月十一日 四時頃に高柳楠之助が礼に来た。 稽古料(私塾の月謝)として銀三枚を頂戴の由。 主人は当方の申し立てゆえ安家へ礼に行った。