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小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月十日 

2016-01-28 | 嘉永四年 辛亥日記


和歌へ初詣。
夜、九右衛門殿が来られた。
老母が持ちなれた物だがと桐箱に入った鉢二つに饅頭を入れて持ってこられた。
大盥、これは内田から送られたとのこと。
主人はなかなか帰ってこないのでどうも手持ちぶさたで困ったけれど、まず酒を出していると八時過ぎに帰って来た。
十時過ぎに善一殿が迎えに来た。
十二時頃に野呂清吉へ金壱歩を送った。
これはこの前四日の夜に来て「どうか五十目貸して欲しい」と言ったが手元にない由伝えるとどこからでも借りてくれというので、藤四郎に頼んでみるので明後日においでなさいと言っておいたのに来なかったので持参したのだ。
前からおいでくださいと言われていた和合院へ寄った。
山本彦十郎殿、伊藤泰蔵殿、浅之助も一緒に行った。
清吉ももてなしを和合院から頼まれていたと同座するとのこと。