和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

落穂/今日の俳句 ≪第1952号≫

2015年11月12日 06時34分56秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)11月12日(水)長月≫(旧暦10/1)



 沈む日のたまゆら青し落穂狩
       芝 不器男

 一抹の海見ゆ落穂拾ひかな
       石田 波郷

 落穂拾ふいつしかひとりだけの道
       加倉井秋を

 月出でてぬくき落穂の一にぎり
       新田 祐久

 千枚田の落穂拾ひを見たかりし
       細見 綾子
 


※ 落穂・落穂拾
 稲刈りのあと落ち散った稲の穂。農家では一粒の米も大切に扱うため、落ち穂拾いはゆるがせにできない仕事である。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






      ※☆*わが友に贈る*※


 愚痴は福運を消し
 感謝は福運を増す。
 不遇を嘆くよりも
 自分が変わることだ。
 必ず道は開かれる!

          11月12日


      ※☆*寸 鉄*☆※


SGIは精神性を復興し永続的な調和をもたらすー博士(インド)。平和建設の柱と
        ◇
女子部の日。華陽姉妹の連帯は世界の希望!師弟に生きる誉れの青春貫け
        ◇
「今一重強盛に御志あるべし」御書。決意の人が勝利の人。日々、新鮮に
        ◇
打ち合わせは焦点定めて短く。メリハリのある離合集散で躍進のリズムを
        ◇
秋の全国火災予防運動。外出・就寝時は火の元点検を厳重に。用心重ねて

【聖教新聞:2015年(平成27年)11月12日(水)付】



      ※☆*北斗七星*※


民主党が政権を失って、約3年になる。「政権交代は残念ながら挫折に終わった」(読売新聞11月5日付「天声人語」)との声もあるが、「終わってよかった」と思うことは多い

今年のノーベル医学生理学賞に選ばれた大村智・北里大学特別栄誉教授の評伝、『大村智 2億人を病魔から守った科学者』(馬場鎌成著、中央公論新社)を読んだ時もそう思った

大村氏は産学連携の草分けだ。製薬企業から研究資金提供を受け、有用な化学物質を見つけて特許を取る。企業は特許の使用権を得て、医薬品を開発、売上高に応じた特許料を大村氏に支払う。この「大村方式」は、研究室の充実や人材育成につながった

馬場氏は、「なぜ、世界第2位ではだめなんでしょうか」という当時の閣僚(民主党)の詰問について、「学術研究の現場は、世界で初めての発見や初めての理論構成の完成だけが価値を持つ。世界初でなければ、特許も取れないしノーベル賞も受賞できない」と論じている。特許取得がなければ、「大村方式」の好循環は実現しなかっただろう

科学や技術に無理解な政治が終わったことは、日本に幸いだった。与党と激しい対決を演じさえすれば、自民党に次ぐ議席が期待できる民主党。居心地の良い第2位で、責任政党に脱皮するチャンスはさらに遠のく。(山)

【公明新聞:2015年(平成27年)11月12日(水)付】

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