和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

生姜/今日の俳句 ≪第1948号≫

2015年11月08日 06時57分32秒 | 今日の俳句

生姜/今日の俳句 ≪第1948号≫

≪2015年(平成27年)11月8日(日)長月≫(旧暦9/27)


 薑に梅酒色づく一夜かな
       松瀬 青々

 新生姜山の丹波の入道雲
       森 澄雄

 薑を噛みて妄語の乱れけり
       相生垣瓜人

 大いなる益子の皿に新生姜
       桑原 月穂

 葉生姜の香りをこぼす引売女
       岡野 富枝 


※ 生姜・新生姜・葉生姜・薑(はじかみ)
 熱帯アジアの原産で、ひろく世界各地に栽培されるショウガ科の多年草。日本に渡来したのは二千六百年以前といわれる。辛みのある植物なので山椒と同じに古名をハジカミという。
 根茎は淡黄色で、辛みと佳香があり、国民的嗜好品の一つ。暖地では、夏から秋にかけて、紫色の地に淡黄色の細点のある花を開くが、日本では気候が適せぬためか、ほとんど花が出ないで枯死する。
 晩夏または初秋に生じる新しい根茎を新生姜といって、特に賞味する。古生姜かひね生姜ともいい、辛みが強く、わさびと同様にして用いる。香味料、食用以外に、芳香剤・健胃剤その他用途が広い。

 【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




     ※☆*今週のことば*※


 題目は師子吼なり。
 満々たる生命力で
 病魔を打ち破れ!
 価値創造の日々を
 生き生きと賢く!

        11月8日




     ※☆*寸 鉄*☆※


任用試験へ全国で研鑽進む。御書を開けば境涯が開く。向上と勝利の道を
        ◇
会長(SGI)の哲学は人類の融和を導く崇高な人間主義ー博士(ハーバード)。宗教間対話の指標
        ◇
奈良の日。万葉の里に対話拡大の渦!常勝の闘魂で創価の永遠の都を築け
        ◇
きょう立冬。寒風の中、陰に徹する各種役員に感謝。仏子守る福徳は絶大
        ◇
感染性胃腸炎(ノロウイルス)、各地で急増。手洗いは30秒以上、嗽しっかり。予防が第一





     ※☆*名字の言*☆※


美術展などの照明技師として働く知人に話を聞いた。芸術作品を心地よく鑑賞してもらえるよう光を当てたいが、一方で、作品の劣化を防ぐには光を抑えなくてはならず、とても神経を使う仕事だという



次に切り出した彼の言葉が、興味深かった。「鑑賞した人から『今回の照明、とても良いね』と言われるのは、僕らには褒め言葉ではない」。主役を引き立たせるのが脇役の本望。陰の仕事が目立つのは失敗、ということらしい



とび工として地方の優良技能者に選ばれた壮年部員がいる。建築現場で組んだ作業用の足場は、工事が終われば撤去し、ごみ一つ残さないで現場をあとにする。完成した建物だけを見に来る人には、壮年の仕事ぶりは分からない



「陰に徹する仕事だからこそ、手を抜かない」が信念だという壮年は、男子部時代、牙城会で信心の薫陶を受けた。会館行事の無事故を真剣に祈り、知恵を働かせては、学会と同志を陰で守った



使命の表舞台で、一人一人が存分に力を発揮し、活躍することは、それぞれの信心の実証である。ただ、そこに至るまでには、陰で励まし、尽くしてくれた人の存在がある。陰の労苦を誇りとする。その努力に光を当て、たたえる。そこに、麗しい人間共和の世界が築かれる。(白)


【聖教新聞:2015年11月8日(日)付】





11月7日(土)のつぶやき

2015年11月08日 01時51分57秒 | 今日の俳句