和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

飛蝗(ばった)/今日の俳句 ≪第1942号≫

2015年11月02日 08時04分21秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)11月2日(月)長月≫(旧暦9/21)
【唐津くんち(佐賀)~4日】


 はたはたの野に自転車を曲げて置く
       長谷川かな女

 はたはた飛ぶ地を離るゝは愉しからむ
       橋本多佳子

 ばった跳ね島の端なること知らず
       津田 清子

 はたはたの翔(と)んで隠れて湖の国
       桂 信子

 きちきちや産屋竃に残り灰
       宮岡 計次


※ 飛蝗・はたはた・きちきち・きちきちばった
 直翅目バッタ科。日本に約四十種のバッタが住む。俳句では古名のはたはたを多く用いる。飛ぶときに羽が股にふれて、ハタハタと音を発する。そるが名の起こで、さらにハタハタかちぢまって、バッタになったという。
《ハタタ》《バタ》などと呼ぶ地方もある。子どもたちがおうとと呼んで、草むらなどで追っているのは、トノサマバッタで濃緑色または黒褐色の、体長五~六センチの大型バッタ。子どもたちは、緑色のを源氏、褐色のを平家などと呼ぶ。
 庭先なでに多い七ミリぐらいの小さいのはヒシバッタ、川原に住むカワラバッタは白黒まだらの体色、草むらにいるトノサマバッタは頭が緑色で、いずれも保護色をしている。キチキチバッタは、飛ぶときにキチキチと羽を鳴らす。淡緑色で細長くスマートである。きちきちという。
 秋に地中に卵を産み、翌年五月ごろ孵化し、夏から秋にかけて活動する。作物を荒らす害虫だが、天敵のカマキリにかかってはひとたまりもなく、頭から食べられてしまう。
 イナゴやバッタは環境の変化で大群となって移動し、農作物を全滅させるほどの害を与える。トノサマバッタの一種タイワンバッタは、十年ごとに台湾で大被害を与えるので有名。

 【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




     ※☆*今週のことば*☆※


 創価とは無限の希望!
 世界一の生命哲学を
 広げゆく誉れの人生だ。
 創立の志 みなきる
 歓喜踊躍の座談会を!

        11月2日



     ※☆*寸 鉄*☆※


 S G I は人間精神の開拓の実践に世界規模で貢献ー教授:(ブルガリア)。胸張り堂々前進
        ◇

 創価班の日。師弟大城を護る闘争に感謝!陰の労苦に「冥の照覧」は燦然

        ◇

少数の同志を見いだす外に方法なしー先師。一対一の対話こそ拡大の直道

        ◇
 
子どもの読書推進には本の良さ伝える人が不可欠と。親が良書繙く工夫を

        ◇

長崎で国際会議(パグウォッシュ)。世界の科学者200人集う。核廃絶へ全ての英知を結集





     ※☆*名字の言*☆※

「日本人は狩猟民族でないからメンタルが弱い」と嘆くコーチ陣に、彼は問いただした。「農耕民族だったらメンタルが弱いと誰が決めたのか」。ラグビー日本代表のヘッドコーチを努めたエディー・ジョーンズだ



3年前、日本が強豪国に大敗した時のこと。「コメを作るのは共同作業。みんなが力を出し合ってコメを作る。だから何事も一緒に成し遂げることを好む。この特徴を使って、強いチームを作ればいい」と言った(柴谷普著『ラグビー日本代表監督エディ・ジョーンズの言葉』ベースボール・マガジン社)



閉幕したW杯で3勝した日本。躍進に導いた名将は、チームに染み付いた“負け癖"を追い出そうとした。「。できない理由"を探すよりも、“何ができるのか"を考えるべきだよ」(同)と



この秋、教学試験で友と学んだ。ニ乗と菩薩の違いに通じると思った。ニ乗は自分の低い到達点に満足し、仏の境涯には至れないと思っている。一方、仏の境涯を目指して精進を続けるのが菩薩だ。友が「分かる気がします。私も信心して、『無理』『できない』などの口癖がなくなりました」と語っていた



限界の壁は、自分の心の中にある。成長は、内なる壁を打ち破ることから始まる。その最良の方法が、この信仰にある。(鉄)

【聖教新聞:2015年11月2日(月)付】