和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

紫蘇の実/今日の俳句 ≪第1947号≫

2015年11月07日 06時45分30秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)11月7日(土)長月≫(旧暦9/26)


 一束の実紫蘇しごけりパリ遠し
       矢野 絢

 紫蘇の実の小雨にぬれて香るかな
       須山白百合

 紫蘇の実の歯応へ独りの膳もよし
       宮田 睦子

 噛みて出づ柿蔭山房の紫蘇の実を
       村沢 夏風

 紫蘇の実をこぼす光となりにけり
       永野 孫柳 


※ 紫蘇の実
 シソほ葉が有用なだけではなく、種子がさまざまの用途に用いられる。晩夏のころ紫蘇色の唇形花を総(ふさ)のようにつづり、花のあと四個の球形の分果が、永存性の萼ごと塩づけにし、また薬味とし、刺身のツマ、七味とうがらしなどに用いる。
→紫蘇(夏)

 【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




     ※☆*わが友に贈る*※



 未来部の育成は
 次の50年を開く聖業だ。
 尽力する尊き友に
 心から感謝を!
 最大の賞讃と応援を!

           11月7日



     ※☆*寸 鉄*☆※


SGI青年部の活動と知恵は平和への力ー識者(マレーシア)。君こそ新時代創る先駆者(パイオニア)
        ◇
東京「正義の日」25周年。師弟源流の地に光る人材城。幸の連帯(スクラム)更に
        ◇
慈悲ほど強いものはないー恩師。強気祈りと勇気の行動。これ勝利の鉄則
        ◇
楽しんでやらないと何事も身に付かないー文豪(シェークスピア)。今日も喜び勇んで広布へ
        ◇
敬語を使えない小学生が増加と。子は大人社会の鏡。大人が手本の言動を


【聖教新聞:2015年11月11月7日(土)付】





     ※☆*北斗七星*☆※



同居している90歳の義母は週2回、デイサービスに通っている。迎えのバスに乗る時は、まるで遠足に行くようで楽しそうだ



施設は小学校の敷地内にある。先日、施設に通う人たちと小学6年生たちとの交流会が開かれ、そこで義母が作文を読むことになった。テーマは今年が戦後70年ということで「東京大空襲体験記」だった



書き慣れない手で義母は1945年(昭和20)3月10日、現在の東京・江東区亀戸で焼け出された時の恐怖と、助かった喜びをまとめ、子どもたちに話した。すると後日、義母の元に12通の感想文が寄せられた



「東京大空襲を実際に体験した人から聞くのは初めてだったので貴重な体験になりました」「家族で手を組んで逃げ、戻ってきた時はもう家の周りは焼け野原だったと聞いてすごくビックリしました」「きょう聞いたことを後世に伝えていかなければならないと思いました。そのためにはどうすればいいのかいろんなことを学んでいきたいと思います」



名も無き一老人の訴えた戦争体験は、親はもちろん祖父母も戦争を知らなくなった世代の小学6年生にとって、ショッキングな話だったことだろう。そう考えると戦争を体験した90歳以上の皆さんは、戦争の悲惨さと平和の尊さを若い人たちのために、ぜひ語り継いでいただきたい。(流)


【公明新聞:2015年11月7日(土)付】