名字の言
【「聖教新聞」平成24年8月25日(土)より転載
・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜
(8/25)
熱戦を繰り広げた夏の甲子園。
炎天下、白球を追い続ける球児の姿は、勝っても負けても、見る者に感動を与える
▼
1975年のセンバツの準々決勝に挑んだ、ある壮年部員が語ってくれた。
沖縄・豊見城高校の一塁手であった。
対戦相手は、優勝候補の東海大相模高校。
最終回、あとアウト一つまで追い込んだところで、連打されて同点。
ピンチが続く。次打者の打球は一塁後方への小フライに。
彼は追いかけてダイビングキャッチ。
一度はグラブに入った。
しかし、地に倒れた瞬間、ボールがこぼれた。
サヨナラ負けであった
▼
悔しさのあまり、彼は自身を責めた。
その時、「後ろを振り向くな」と、野球を教えてくれた恩師が言葉をかけてくれた。
壮年の心には恩師の言葉が今も生き続け、人生の支えとなっている
▼
「人が大きく成長するためには、消化力が欠かせない」。
スポーツジャーナリストの二宮清純氏は、著書『対論・勝利学』(第三文明社刊)で指摘する。
消化力とは、失敗などから学び、血肉にする力という
▼
青春時代は悩みの連続。
悩みや失敗、後悔があるのは当たり前。
大事なことは、それらに負けないこと。
悩みながら前へ前へと進むなかに、勝利のドラマは生まれ、人生の土台が築かれる。 (碧)
【「聖教新聞」平成24年8月25日(土)より転載
・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜
(8/25)
熱戦を繰り広げた夏の甲子園。
炎天下、白球を追い続ける球児の姿は、勝っても負けても、見る者に感動を与える
▼
1975年のセンバツの準々決勝に挑んだ、ある壮年部員が語ってくれた。
沖縄・豊見城高校の一塁手であった。
対戦相手は、優勝候補の東海大相模高校。
最終回、あとアウト一つまで追い込んだところで、連打されて同点。
ピンチが続く。次打者の打球は一塁後方への小フライに。
彼は追いかけてダイビングキャッチ。
一度はグラブに入った。
しかし、地に倒れた瞬間、ボールがこぼれた。
サヨナラ負けであった
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悔しさのあまり、彼は自身を責めた。
その時、「後ろを振り向くな」と、野球を教えてくれた恩師が言葉をかけてくれた。
壮年の心には恩師の言葉が今も生き続け、人生の支えとなっている
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「人が大きく成長するためには、消化力が欠かせない」。
スポーツジャーナリストの二宮清純氏は、著書『対論・勝利学』(第三文明社刊)で指摘する。
消化力とは、失敗などから学び、血肉にする力という
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青春時代は悩みの連続。
悩みや失敗、後悔があるのは当たり前。
大事なことは、それらに負けないこと。
悩みながら前へ前へと進むなかに、勝利のドラマは生まれ、人生の土台が築かれる。 (碧)