和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

厚田(五十二)小説「新 ・人間革命」

2012年08月15日 09時12分54秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)8月15日(水)より転載】


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厚田52(8/15)
 助教授候補となった漆原芳子は、小樽や苫小牧へ、御書講義に行くようになった。
困ったことには、御書を開いてもわからないことばかりである。
しかし、身近には、教えてくれる人はいなかった。


 悩んだ。
教学理論誌の『大白蓮華』を第一号から取り寄せ、必死に学んだ。
また、東京などから北海道に来る幹部がいると聞けば、函館の港で待ち受け、乗り換えの列車が出発するまでの間、懸命に頼んで教えを受けた。
帰途は、函館に列車が到着し、青函連絡船が出航する間際まで、教学を教わった。
まさに背水の陣であった。


 支部の女子部の責任者としての活動も多忙を極めていった。
そのころ、父母の体調も優れぬうえに、妹が病の床に就いた。
家計のほとんどを芳子が支えねばならず、洋服一着買うこともできない生活が続いた。


 ある時、女子部員に言われた。


 「漆原さんは、いつも同じ黒いスーツばかりなんですね」


 しかし、そんなことを、気にする余裕さえなかった。


 “今こそ、宿命転換の時なんだ。
すべてをやり抜こう!”


 「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を」(御書一二五三頁)の一節だけでも、身で拝したいと思った。
そこに、真実の教学の深化があると確信していた。


 自分の家庭状況を考えると、猛吹雪のなかを手探りで進んでいるような気がした。
だが、不思議なことに、悲哀は全く感じなかった。
彼女の心の暖炉には、歓喜の火が赤々と燃えていた。
その火は、希望の未来を照らし出していたのだ。


 広宣流布に生きる人の胸には、歓喜の火がある。
どんな試練の烈風も、その火を消すことはできない。
むしろ、その火は、風が激しさを増せば増すほど、いや増して燃え盛るのだ。
そして、ますます鮮烈に、希望を照らし出すのである。
信仰ある限り希望がある。



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聖教新聞/名字の言

2012年08月15日 06時36分23秒 | 今日の俳句
     名字の言

【「聖教新聞」平成24年8月15日(水)より転載


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(8/15)
 “五木の子守唄の里”熊本・五木村で、本紙を配達する男子部員に同行取材した



待ち合わせは午前5時。
この季節の5時といえば明るいはずだが、幾重もの山々に囲まれているせいか暗い。
清流のせせらぎだけが聞こえてくる。
青年は配達10年目。
普段は自転車だが雪の日などは徒歩の配達となる。
「朝に強くなりました。
五木に生きる誇りが強くなりました」と語る



30年余、五木村の同志と活動を共にする壮年が述懐していた。
神奈川から故郷の熊本・人吉市へUターンした1979年の冬、村の座談会に参加した。
当時は現在の舗装道路ではなく、曲がりくねったデコボコの林道。
人吉から村の中心地まで、今の倍以上の時間を要した



壮年が真っ暗な道を車で走っていると、遠くで小さな光が揺れていた。
近づくと、懐中電灯を手にした3人組だった。
座談会の会場に着いて30分後、壮年は声をのんだ。
あの3人が入ってきたのだ。
聞けば、1時間ほど歩いてきたという。
「まさか……。考えも及びませんでした。
信心の姿勢を教えていただきました」



五木の友の信心を、誰もが「愚直」とたたえる。まさに「心こそ大切なれ」と痛感する。
厳しい環境に挑む人々に、わが人生を勝ち開く「強い心」が輝いていた。            (川)

行学の二道を励みゆけ 【御書とともに】(89)

2012年08月15日 05時40分19秒 | 今日の俳句
   【御書とともに】
       (89)


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【「聖教新聞」平成24年8月9日(木)より転載


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   名誉会長が指針を贈る  

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 行学の二道を励みゆけ 


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【御書】
 行学の二道をはげみ候べし、
 行学たへ(絶)なば仏法はあるべからず、
 我もいたし人をも教化候へ、
 行学は信心よりをこるべく候、
 力あらば一文一句なりともかた(談)らせ給うべし
(諸法実相抄、1361頁))


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【通解】
  行学の二道を励んでいきなさい。行学が絶えてしまえば仏法はない。
 自分も行い、人をも教化していきなさい。
 行学は信心から起こる。力あるならば一文一句であっても人に語っていきなさい。


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【同志への指針】
 御書は「希望の経典」である。
 御書を開き題目を唱えれば、生命の光が広がる。
 勇気が漲る。妙法の智慧が涌く。仏の力が脈打ってくる。

 さあ、「かたらせ給うべし」だ。
 はずむ命で対話に打って出よう!語った分だけ、仏縁が結ばれ、功徳が積まれる。

 「行学の二道」に勇みゆくなかに、広布と人生の勝利が築かれるのだ。


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竈馬(いとど)/今朝の俳句・No.1011

2012年08月15日 04時20分46秒 | 今日の俳句
竈馬(いとど)/今朝の俳句・2012年(平成24年)8月15日(水)

〓〓〓〓第1011号〓〓〓〓〓〓 


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■ 終戦記念日,敗戦記念日,全国戦没者追悼式
1945年8月14日、政府はポツダム宣言を受諾し、翌15日の正午、昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられた。これにより第二次世界大戦が終結した。
内務省の発表によれば、戦死者は約212万人、空襲による死者は約24万人だった。
1982年4月の閣議決定により「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」となった。
1963年から毎年、政府主催による「全国戦没者追悼式」が行われ、正午から1分間、黙祷が捧げられる。

■ 刺身の日
1448(文安5)年、刺身が初めて文書に登場した。
室町時代後期の書記官・中原康冨の文安5年8月15日、日記に鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり「さしみなます」の名の起りとあり、これが初めて文書に登場する刺身に関する記録とされている。


     

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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〓〓〓〓今朝の俳句〓〓〓〓〓

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 海士(あま)の屋は小海老に交るいとどかな
      松尾 芭蕉


 夜のいとど夫婦が交す言短か
      石田あき子


 夢殿にちょっとすんでた竃馬
      南村 健治  

          

※ 竈馬(いとど)→かまどうま・かまどむし
 カマドウマ科、正しい名前は、まだらかまどうま、体長は二~三センチであるが、その数倍の触角と、大きな後肢が特徴。
 全体が黄褐色で黒い斑紋がある。
 羽がないので鳴かないが、強い後肢でかなり跳ねる。
 土間や台所の暗い所に見かけることが多い。
 古来、詩歌では、こおろぎを指していたようである。           

【「現代俳句歳時記・秋/角川春樹」より転載】       

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〓〓〓わが友に贈る/寸鉄〓〓〓

【「聖教新聞」2012年(平成24年)8月15日(水)より転載】


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〓〓〓〓わが友に贈る〓〓〓〓


 車での移動は

 絶対無事故で!

 スピード超過や

 脇見・飲酒運転は厳禁。

 強い警戒心で臨め!


    ☆8月15日☆


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〓〓〓〓寸 鉄〓〓〓〓〓〓〓


きょう終戦記念日。戦争ほど残酷なものはないーーこの精神を青年よ万代へ



交友範囲が狭ければ人間の経験も狭くなるーー夫人(ルーズベルト)。旧友尊ひ、新しき絆結べ



たった一言の激励が同志の成長を決する。幹部(リーダー)は時を逃さず、声も惜しまず



未来部の友がクラブ活動で大活躍。心身の練磨は生涯の宝!悔いなき夏を



お盆の時期は全国で猛暑ーー気象協会。熱中症対策ぬかりなく。健康第一で



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8月14日(火)のつぶやき

2012年08月15日 01時37分46秒 | 御書
06:28 from Keitai Web
虫時雨/今朝の俳句・2012年(平成24年)8月14日(火)〓〓〓〓第1010号〓〓〓〓〓〓 bn.merumo.ne.jp/backno/listVie…

06:33 from Keitai Web
虫時雨/今朝の俳句・No.1010 blog.livedoor.jp/kouki11012wai/…

06:59 from Keitai Web
     名字の言【「聖教新聞」平成24年8月14日(火)より転載bn.merumo.ne.jp/backno/listVie…

07:23 from Keitai Web
    小説「新・人間革命」【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)8月14日(火)より転載】・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:・'゜*;・'゜★゜':*:.。厚田51(8/14) 漆原芳子が函館支部の女子部の責任者になって三カ月後、再び教学部の

07:26 from Keitai Web
    小説「新・人間革命」【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)8月14日(火)より転載】m.seikyoonline.jp

21:57 from Keitai Web
韓国選手の五輪での政治主張、世界のメディアも報道、中国では非難 n.m.livedoor.com/a/d/6851465?f=…

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