何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

フィルターの実験(5)  - 自作広帯域アンプを正常に働かせるために

2017-02-20 15:28:51 | 電子工作

2017/02/18(土曜日) 晴れ


フイルターの出力をアンプで増幅すると通過帯域幅が広がってみえる。
どうしてだろう?
正常なアンプなら入力された大きさが増幅度で増倍されて出てくるのではないだろうか。
もっと背が高くなるべき出力がつぶれて(飽和して)平らになった(広がった)のかもしれない。
アンプへの入力が過大なのかな?
そこでアンプへの入力を小さくしてみることにした。


フィルタの出力側を50Ωでアースに落としてみた。






スイーパーで測定してみるとアンプ出力は相似的に10dBばかり低下していた。
これから考えると入力過大で飽和していたわけではないようだ。
これで30dB(32倍)の増幅度があるんだからこのままにした方がいいかもしれない。




さぁ、これをPCレシーバーに取り付けてエアーバンドを受信してみよう。
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フィルターの実験(4)  - 自作広帯域アンプを正常に働かせるために -4

2017-02-18 12:43:08 | 電子工作


2017/02/17(金曜日) 晴れ 南風が吹いて暖かい一日


庭に遊びに来る野鳥の相手をしたり、野山にいる珍し野鳥を撮りに行ったりと
この時期はちょっと忙しくなる。
夜になって電子工作を始めたりするけど何となくまとまりのない結果となって
同じことを何度も繰り返す羽目になる。

今日はユニバーサル基板に組み上げていたバンドパスフィルターを、切り貼り
ランド方式でプリント基板に移し替えて有り合わせのケースに収めた。

ユニバーサル基板に組み上げていろいろ実験を繰り返したがこれ以上の性能は得られないだろう。
生プリント基板に細切れのランドを張り付けて回路を移植した。



自作広帯域アンプを収めようとして作ったケースが遊んでいたのでそれを利用して収めた。



広帯域アンプに接続して特性を調べてみた。



測定回路はこんな感じです。(スイーパーの出力とフィルターの入力の間に-40dBのアッテネータが
挿入されていますが、そのことを記載するのを忘れてしまいました。)



測定結果はこんなグラフになった。
アンプを通すと通過帯域幅は広くなることがわかった。
これは頭がつぶれているようにもみえる。 飽和しているのかな?



低域や高域側がカットされてバンドパスフィルターらしい特性が出ているが
ほんとうは増幅前と増幅後との波形が一致していなくてはならないのだろう。
アンプのゲインがが大きすぎるのかな?







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フィルターの実験(3)  - 自作広帯域アンプを正常に働かせるために -

2017-02-13 20:13:07 | 電子工作

2017/02/13(月曜日) 晴れ


テフロン被覆線をただクルクルと巻いただけのコイルをコアー入りのボビンに巻いて
取り付けてみた。
これならコアーの調節でインダクタンスを変化させることができる。


実験した回路はこんなものでした。 コイルは直径が約8mmのコア入りボビンに巻いた。





先ずはコアーは取り外して空芯のボビンで測定してみた。
(今までの実験は全て空芯コイルだったから)




調整の結果こんなグラフが得られた。



通過帯域?は107.8~131.5MHzだった。 エアーバンドは含まれている。



次にコアーを入れて測定してみた。




コアーを軽く入れると100MHzぐらい、目いっぱいに入れると50MHzぐらいに下げることができた。

このフィルターが機能するかどうかは実際に使ってみなくてはわからない。
次はこれをPCレシーバーに取り付けて実験してみよう。
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フィルターの実験(2)  - 自作広帯域アンプを正常に働かせるために -

2017-02-12 08:46:03 | 電子工作

2017/02/11(土曜日)晴れ  寒い一日


先日来、とても寒い日が続いている。
西日本や北陸、北日本では大雪が降っていて大変らしい。
今日もとても寒い日だがオイらは工作友人からいただいた資料を元にして広帯域アンプに
取り付けるためのフィルターの実験をして過ごした。
ラジオの同調回路ぐらいは工作したことがあるが、こうやってフイルターの工作をするのは初めてだ。
これもNWT-150というスイーパーを入手したからで、あれこれ定数を変えてフイルターを通過
するの波形を見ながらの工作はおもしろい。


コイルの巻き数と10pFコンデンサとの並列共振回路を実験してみた。



コイルの直径は約8mm。 長さは約10mmにして1回巻、2回巻、3、5、10回巻で測定してみた。
NWT-150は結果がグラフで表示されるのでおもしろい。
2回巻のコイルはQが127もあった。



コイルとコンデンサ(トリマ)を直列に入れて調べてみた。


こんななだらかなカーブになる。 直列共振の特性を調べるのは難しいんだろうな・・・



直列共振と並列共振を組み合わせてフィルタ(らしきもの)を組んでみた。


コイルの巻き数をいろいろ変えて実験を繰り返した。
とうとうこんな長いコイル(30回巻)になってしまった。




スイーパーの波形はこのようになった。
大体120MHz~130MHzがピークになっている感じだ。



NWT-150スイーパーは目的の位置にカーソルを置くとその位置の情報が表示される。





大体115MHz~133MHzぐらいがフラットになっているみたいだ。
山の高さは40dBほどある。 これがどのくらいの性能なのかはわからない。
まぁ、実際に使ってみなくては何とも言えない。

次はこのコイルやトリマコンデンサを取り外してその値の確認だ。
その値を基にして小さなコイルを作って小型にしよう。
今日は遅いからここまでにしよう・・・・

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フィルターの実験   - 自作広帯域アンプを正常に働かせるために -

2017-02-07 18:43:22 | 電子工作


2017/02/07(火曜日) 晴れ 北風が吹き荒れた一日


超再生受信機の感度を上げる目的で工作した広帯域アンプ(μPC1676Gx2)を
使ってみたが全然感度が上がらない。
むしろ感度を下げるような塩梅だ。
日頃、使っているPCレシーバーにも接続して見たが、感度よりもノイズが酷くて使い物にならなかった。
高周波機器工作のベテランからは広帯域アンプには受信帯域を制限するフィルタ(バンドパス・フィルタ)が
必須だとアドバイスをいただいた。

フィルタ・・・受信機や送信機の回路図ではおなじみのものだが今までに本気になって工作したことはない。
先日、「NWT-150」というフイルタ工作に役立ちそうなテスターを買ったので、フィルタ工作をするのも
おもしろいかもしれない。
ウェブサイトにはいろいろな参考記事や資料が掲載されている。
それを参考にしながら実習してみた。


実験した回路はこんなものでした。 
タイプAは工作友人が教えてくれたもの。  タイプBは自己流で思いついたもの。 



実験はソルダーレス・ブレッドボード上で行なった。
たぶん浮遊容量が影響するので正確な実験はできないだろう。 どうせいい加減な実験なんだからね・・・



コイルは小さなボビンに巻いた。
端子(脚)にはブレッドボードに差し込むピンを半田付けした。(サーカス紛いの半田付け)



タイプAの実験。 これは案外すんなりと結果がでた。



タイプBの実験。
あっちをいじりこっちをいじり、コンデンサを追加したり取り外したりなかなか調整が出来なかった。




NWT-150スイーパーでスイープした結果。
受信しようとしている120MHz付近でピークになるように調整してみた。



スイーパーの波形を見ながら調整するのはおもしろい。
はたしてこれが正常に機能するのかどうかは使ってみなければわからないが・・・
もっと別な回路の実験をしてみよう。

コメント (2)
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