何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

高周波増幅回路の実験(トランジスタで増幅)       - 超再生受信機工作に挑戦 -

2016-08-22 22:50:35 | 電子工作


2016/08/22(月曜日) 雨 (台風9号上陸)


昼過ぎには関東地方に台風9号が上陸するとかで、外は激しい雨が降っている。
まっ、部屋の中での工作には外が雨だろうが台風だろうがは関係ない。
今日も机の前に作業台を置いて電子工作だ。

昨日はジャンクのJFETを使って高周波(中波)増幅回路の実験をしてみた。
一応増幅はするがそれはわずか3倍程度の増幅でちょっとがっかりだった。

それではトランジスタ(普通のトランジスタ(バイポーラ・トランジスタ)では
どんなものだろうか・・・ 


(バイポーラ)トランジスタは入力抵抗が低いからFET(電界効果型トランジスタ)のように
直接同調回路から入力するようにはできない。 別コイルから信号を取り出す。



トランジスタへの信号は別コイルで行う。
厳密には巻き回数も調整が必要だろうけどいい加減な実験だから巻き数もいい加減だ。



トランジスタの増幅度はコレクタ電流の大小で大きく変わる。
ベース・バイアス電圧を半固定抵抗器で変化させて調整する。
この回路でも入力信号を60倍以上に増幅できる。



増幅度を約23倍にして増幅している波形の様子を動画でご覧ください。





コレクタ電流を多めにして増幅度を50倍以上にしてみたときの波形。
      (入力信号71.9mV 出力信号3.88V) 


たまたま時報を受信していたときの予報音?の変調波形。 予報音は440Hz 時報音は880Hzだ。



トランジスタの増幅度を上げていくと発振状態になるので60倍ぐらいが限度だ。




トランジスターは増幅度が大きいことがわかった。
でも、あまり増幅度を上げると波形が歪むし、発振も起こしてしまうので、
20~30倍ぐらいがちょうどいいかもしれない。
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4 コメント

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パチパチパチ (JANJAN)
2016-08-23 16:24:40
上手くいきましたね❗
私の方も今日ブレッドボード届きました。
始めて手に取りましたがこれは簡単な低周波の回路実験には使えそうですね。工作台を整理してから遊んでみます。
(今まではかまぼこ板の上に真鍮釘を打ち込んでハンダ付けしてました)
返信する
いろいろ遊んでいます (実習生)
2016-08-23 22:21:02
JANJANJANさん、こんばんは。
ブレッドボードが届きましたか。 あれこれ回路実験には便利ですよね。
ただし浮遊容量や誘導は大きいでしょうね。 ま、中波程度の高周波回路ぐらいは
大丈夫でしょう。
なにか面白い実験をして報告してください。
楽しみにしています。

やっぱりトランジスタはゲインが大きいですね。
しかしあまり稼ぐと発振しまくりです。
今日はFET回路のゲインを上げる実験をしてました。
ドレインの負荷抵抗をチョークコイルに変えてみました。
これも、インダクタンスが少ないとちょうど発振条件に合致するのか、
強烈に発振してしまいます。
最終的に1.7mHが必要でした。 髪の毛のような細い銅線を380回も巻きました。
(リレーのコイルを巻き戻してその銅線を使いました)
でもこれでも増幅度は10倍くらいです。
返信する
なんだか気に超再生ラジオ (百姓のヤスジ)
2017-09-26 08:20:19
なんか非常に気に入りました、自分も真空管式の50メガヘルツの送受信器を作ったことがあります

あれだけシンプルでそれなりに動くのだから楽しいですよね

スケルチが何とかつくといいと思いますが

エフ9ゼットだったかなぁあそこで2段式に生流するとノイズが少なくなると言うのが

エフ9ゼット
返信する
コメントありがとうございました。 (実習生)
2017-09-26 18:55:55
百姓のヤスジさん、コメントありがとうございました。
お名前は「小部屋の造船所のブログ」で拝見して存じ上げておりました。
ヤスジさんもいろいろ工作なさっているのですね。
私もHAMを始めたときは50MHzのトランシーバを購入しました。
公団の団地住まいだったのでベランダから出したアンテナで交信してました。
超再生受信機は面白いですね。 あのやかましいノイズが良いのかな?
まぁ、スケルチ機能をつけるのが理想的でしょうが・・・
弱い信号を受信したいので悩ましいところです。

ヤスジさんもいろいろ研究なさっていますね。
それにいろいろなことを考えているので感心しています。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
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