超再生受信回路、AFアンプをそれぞれ別のケース(厚紙製)に収めて机の上で結合して
使用しているが、配線が入り組んで机の上はごちゃごちゃになってしまう。
そこで受信回路とAFアンプを同一のシャーシー(もちろん厚紙製)に取り付けて
すっきりしたものにしてみた。
ところがこの場合はAFアンプからブー、ブー、ブー・・・・というような音が出て
使い物にならない。
別別のケースのときは正常だったのに・・・
この現象は以前工作したVHF超再生受信機でも発生した。
超再生受信回路とAFアンプを同じ電源を使って動作させると異常発振が起きるのだ。
今回のUHF超再生受信機も同じだった。
何でだろう?
電源に繋がる回路はこんなものだ。
電源の波形を見て見ることにした。
観測個所は電源ラインとAFアンプ入力端子、スピーカ端子の3か所を見てみた。
電源OFFの状態。
電源をONにすると電源(+9V)には物凄い雑音のような波形が現れた。
アンプの入力をほんの僅か大きくしただけでブー・・・・という異常発振が起きる。
その時の波形はこんなものだった。
スピーカ端子からは≒260Hzの出力が現れ、電源(+9V)も同じように波打っている。
AFアンプへの入力を絞って発振を止めて電源のノイズを拡大してみた。
約100KHzのパルスが乗っている。
これはクエンチングパルスの周期に一致している。
もしかするとNE555の発振パルスかもしれない。
試しにNE555の電源を切ってみた。
これでは超再生は動作しないからクエンチングノイズは消えてしまう。
当然AFアンプもボリュームを最大に上げてもうんともすんとも言わない。
異常発振は消える‥‥当たり前か
試しに電源ラインに4,700μFの電解コンデンサを接続してみた。
部品箱に2,200μFのケミコンがあったのでこれも追加した。
電源ラインのNE555のパルスと思われる波形も小さくなった。
これでAFアンプの入力を上げてみた。
すると今までよりもちょっとだけボリュームを大きく回せるようになった。
音量を上げるとやっぱり異常発振はおきるが、音は大分低くなった。
発振をさせないレベルでは、どのくらいの音量で受信できるかは実際のエアバンドを
聴いてみなくてはわからない。
「電波は出てるかな?」
ダイヤルを回すと交信が聞こえた。
音量は大丈夫だ。 これなら十分、聞き取れる。
そのテストの様子はまた明日の、お・た・の・し・み・・・
今夜のお話はここまで。
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