何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

表示数字によって不安定になる・・・・・

2014-11-17 19:39:03 | 電子工作


2014/11/17(月曜日) 晴れ



我が家の外回り塗装工事はまだ続いている。
家の周りには足場が組まれて、覆いがかかっているので部屋にはあまり日が当たらないので
薄暗くて寒い。
まぁ、工期は一応20日までとなっているからもうすぐ終わるはずだ。
それまでの退屈しのぎに始めたニキシー管時計工作だが、これがなかなか面倒なことになってきた。
ニキシー管を点灯させるのには150Vぐらいの直流電源が必要であるが、手持ちにはそのような
トランスは持ち合わせていない。
こんなものは手持ちの部品で作ろうと思ったので、わざわざ購入する気はさらさらない。
そこでコッククロフト・ウォルトン回路を使って高圧を得ることにしたのだがニキシー管を2本点灯
するのはうまくいったが・・・・・・・



↓ 時、分、秒、を表示するには6本のニキシー管を点灯する必要がある。
   コッククロフト倍電圧で6本を駆動できるかやってみなくては何ともいえない・・・・




↓ 有り合せのユニバーサル基板を使ったので配線はワイヤー半田付けで行わなくてはならない。
   ニキシー管からは12本ずつリードを引き出すのでなかなか面倒くさい。



↓ リード線の引き出しを終えて電圧を加えて点灯させてみた。



↓ 点灯、滅灯を繰り返すと、「5」の表示をさせているニキシーが点灯しなくなってしまう。



ニキシー管の不良と考えて予備と交換してみたが、状況は変わらない。
試しに別の表示管の表示文字を“5”にしてみた。
するとやっぱり不安定な動作になり、表示がされなくなってしまった。
文字によって表示されやすいものと表示が不安定になるものがあるのだ。


↓ 供給電圧は128Vぐらいだ。 これでは低過ぎて「5」が点灯できないのかもしれな。



そこでコッククロフト回路の段数を増やして電圧を上げようとしたが今度は電圧が上がると
表示が消えるという現象になってしまった。
耐圧の高いコンデンサーの手持ちは少なくて予備はない。

ジャンクボックスを引っかき回して部品を探してみたところ12V回路が2つあるトランスが見つかった。
それを直列にすれば24Vが入力できる。


↓ コッククロフトへの入力を24Vにしてテストしてみた。 供給電圧は150Vに上がった。
   6桁とも表示されて、表示も明るくなって見やすくなった。



↓ アノード電圧は120Vでほぼ一定になる。(供給電圧を上げてもあまり変化はしない。 
   こういう放電管の定電圧特性を利用した「電圧安定管」というものがあったっけ。)



↓ 点滅を繰り返しても正常に表示するようになった。



↓ オレンジ色にぼうっと光る数字がいかにもレトロな感じだ。




コッククロフトで昇圧した電源でニキシー管6本の表示ができるようになった。
それじゃぁ、次はカウンター回路を作ろうか・・・・・
カウンターには昔のTTL-ICを使う。
果たしてうまく動かせるかな?

コメント (2)
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