何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

1Hzのパルス作成実験

2014-11-18 19:54:13 | 電子工作


2014/11/18(火曜日) 晴れ



時計を作るには基準になる正確な間隔のパルスが必要だ。
電子的な時計では普通は水晶発振器を使ったものが多いのだろうけど、
オイらは簡単に商用電源の50Hzを使うことにした。
商用電源の周波数は相当正確に制御されているはずだし、最近は滅多に停電しない。
表示にはニキシー管を使うから電源は商用電源になるんだから都合がいい。

ただ、ちょっと問題がある。
今回はニキシー管用の電源をコッククロフト・ウォルトン回路で作ろうと思っている。
これにすると、トランス出力の片側はアースに接続するのでその他のIC回路用電源は
半波整流方式にするしかない。
また整流回路に供給する電圧も手持ちトランスの都合で12Vになってしまう。
(ジャンクボックスにころがっている手持ち部品で作ることにしていますので)

そこでこのトランスを使った整流回路で電源電圧5VのTTL-ICを動作させて
基準の1Hzパルスが得られるかテストしてみた。



↓ 工作で使う部品はほとんどがジャンクボックスに転がっているジャンク部品を使っている。
   コンデンサーなどもジャンク基板から外したものだ。 リード線が短いのでワイヤーを半田付けして使う。   




↓ 夢中で工作していると半田ごてがジャンバーの袖に触れていることも気がつかない。
   何か変な臭いがするので見てみたらジャンバーの袖に穴が開いていた。 あぁーあ、またやってしまった!




↓ AC12Vを半波整流して5Vの3端子レギュレータに加える。 入力電圧が高いので100mAぐらいの負荷でも
   かなり熱くなってしまう。(豆電球を点灯させてテスト)



↓ 50Hzの正弦波をパルス状にするため波形整形をする。







↓ 50HzのパルスをTTL-ICのカウンターで分周して10Hzのパルスを作り出す。










↓ 10Hzのパルスを更に1/10に分周して基準の1秒パルスを作る。



↓ 1秒パルスはLEDの点灯で確認した。



1秒間隔で点滅するLEDの様子を動画でご覧ください。






初めのうちはパルス波形が歪んでいるのか、ノイズが乗っているのか、誤動作ばかりで
全然作業が進まない。
パスコンをあちこちに取り付けてノイズを除去したが一向に改善されない。
回路をブレッドボードに組上げたからダメなのかな?

サイン波を矩形波に整形するバッファを2段かませてみた。
これで正常に分周できるようになった。

さぁ、これで基本的な部分はOKだ。
次は時刻合わせをどうするかだが、これはなかなか面倒そうだ。




コメント (4)
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