こりすの工房便り

趣味の手芸や旅行、日々の出来事を紹介します。

みちのく三大半島の旅 3

2014-08-17 17:35:48 | 旅行―東北地方
なまはげ勢ぞろい



真山神社から山道を下ってきたところに、「なまはげ伝承館」」があります。


曲家の民家では「なまはげ習俗学習講座」が開かれます。



まだ先客の講座が終わっていなかったので、しばし建物の外で待機。
その間にみつけた小さな花

見たことがない花です。


時間になると建物の中に案内されます。

なまはげ行事は男鹿半島のほぼ全域で、大晦日の夜に行われます。


テレビでは、なまはげが「泣く子はいねが、怠け者はいねが」といいながら家の中を歩き回り、子供が泣き叫びながら逃げ回るという場面ばかりを見ていましたが、

いろいろ作法があるようです。

まずは先立(さきだち)が事前にナマハゲの訪問を告げ、ナマハゲを入れて良いかを確認した後にナマハゲが家に入ります。
不幸ごとがあった家や、病人がいる家には入らないそうです。

家に上がったナマハゲは「泣く子はいねがー」「怠け者はいねがー」などと大声で呼びながら家中を動き回ります。


家の主人はなまはげをなだめすかして、まずは料理と酒を勧めます。


1年の作柄の話や、家の様子などの話をします。


ここで一番面白いのが、なまはげが家々の台帳を持っていて、
ここの家の子供は、ゲームばかりやっていて勉強をしていないとか、
嫁がカラオケばかりやっていて、家事をしないとか
いろいろ書いてあるのだそうです。

台帳を見ているなまはげ


このあと、家の中を歩き回ります。


観客の中の女性が「遊んでばかりいる嫁」にされたり、
子供が「ゲームばかりしていないか?」などと言い寄られたり・・・

とても面白かったです。


伝承館を出て、隣の建物にはいります。
こちらは「なまはげ館」といい、
男鹿60の地区に及ぶ多種多様なナマハゲの面・衣装の実物を展示しています。







地区によってお面の形などが全然違うのですね。





なまはげ勢ぞろい!






ゆっくり見ていたかったけれど、時間切れで、途中で退席してきました。


「なまはげ」の詳しいHPはこちら…  クリック