それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

まちづくり協議会のこと

2014年03月05日 | 再開(雑記)

当市には、住民自ら居住地域の環境、福祉、高齢者と子どもの見守り等を目的として
各地域のまちづくりセンターと連合町内会が一体となって、目的を遂行するための
組織として【まちづくり協議会】が設置されることになっている。

理想的にはそうなのだが、現実的にはなかなかその理念を具体化する道が
ないのが実情だ。

そこで会議は、どうしても行政が中心となって、開催、進行しなくてはならない。
今回の会議は町内会連合会はもちろん、社会福祉協議会、地域にある
大学(東海大学)・老人施設・子ども会、民生委員児童委員、その他各種団体に
所属人たちが一同に会して、ワークショップの形式をとって行われた。

藻岩高校野球部員から高齢者宅の除排雪ボランティアの申し出があったり、
買い物の代行、病院への送迎など、一般的ではあるが、若い人たちから積極的な
提言、提案があったのは尊いことだと感じた次第。

75歳以上の独居老人宅への定期的な訪問なども、他人との交流を望みながら
なかなか果たせない実情も浮き彫りとなった。個人情報保護の問題もさること
ながら、やはり一歩、踏み込んでやってみることが大事なのだと思う。

とくに北海道は、歴史的事情から近隣との気軽で親密な付き合いがない。
あるのは産炭地域と漁村くらいなもので、その他の地域では限界集落を
除けば、皆無に等しいのではないかと思われる。

そこを、どうやって乗り越えていくかが、議論の中心だった。
大きな成果は見出せなかったが、こうして議論を深めていけば、
少しでも良い方行に向かうことだろう。

4グループに分かれての話し合い。
嬉しかったのは大学生、高校生が多数参加し、活発な意見を出して
グループのまとめ役になってくれたことだった。

↑ ワークショップの光景
学生さんは、「ぜひ一度、学校に足を運んでほしい」と盛んに訴えた。