ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート134 『サピエンス全史』批判その3 世界征服史観」の紹介

2022-04-15 20:09:28 | 進化論
 はてなブログに「縄文ノート134 『サピエンス全史』批判その3 世界征服史観」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 前回、私は人類進化について「タカ派・ハト派」の2説を整理して紹介しましたが、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は科学者として両者を紹介しながら自説を展開するのではなく、「タカ派人類進化史観」を巧妙にまとめあげようとしたアジテーションでしかありませんでした。期待が大きかっただけに、ついつい批判口調が鋭くなってしまいます。
 本で彼が最初に掲げた図が「地図1 ホモ・サピエンスによる世界征服」という極めて特異なタイトルであり、「人類の世界拡散」「人類の大移動」ではないことからだけでも、彼の関心がユダヤ・キリスト教・貨幣の「嘘話」に代わる新たな「世界征服」の物語を描こうとしていることは明らかです。
 今回は、「①人類誕生を東アフリカのサバンナとしている」「②人類拡散の熱帯・亜熱帯の「海の道・海辺の道」(インド洋・地中海・太平洋など)の横移動を除外している」「③人類拡散の海から続く「川の道」(ナイル・チグリスユーフラテス・インダス・長江黄河)を除外している」「④西洋人・東欧人拡散のハブ(中継点)をユダヤ人の「ノアの箱舟伝説」のアララト山あたりに置いている」「⑤東洋人拡散のハブ(中継点)を乾燥地帯(イラン・トルクメニスタンあたり)に置いている」という5点について批判したいと思います。
 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、全人類史の中に「縄文文化・文明を受け継いだスサノオ・大国主建国」をどのように位置づけることができるのか、検討を行う上での参考にしていただければ幸いです。 雛元昌弘


□参考□
<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/





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