ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート181 縄文石棒と世界の性器信仰」の紹介

2023-11-15 19:16:22 | 女神論

 はてなブログに「縄文ノート181 縄文石棒と世界の性器信仰」をアップしましたので紹介します。https://hinafkin.hatenablog.com/

 縄文文化・文明を論じる際、世界の中で「日本独自の縄文文化文明」という特殊性を強調する視点でみるか、それとも「アフリカ・アジア文化・文明を継承した縄文文化文明」という普遍的な視点でみるか、どちらの仮説で検証していくのかで分析結果は大きく異なってくると考えます。

 トルコのアナトリア遺跡の12000~8000年前頃の世界最古の神殿「ギョベクリ・テペ遺跡」(世界遺産)をネットで検索していて、13000〜11000年前頃の「カラハン・テペ遺跡」に「自然の岩盤から彫られた高さ2.4メートルほどの硬直した朱色の男根が十数個、青天井の小部屋に押し込められている」という記事を見つけました。

 さらに8500年前頃のチャタルホユック遺跡からは、ライオン像をあしらった手すりの玉座に座る豊かな乳房をもち、両足の間には赤ん坊を生み落している地母神像=女王像が見つかっているのです。

 縄文遺跡の石棒・男根型石棒と妊娠土偶・女神像がワンセットになったのと同じ宗教文化が、アナトリア遺跡にあったのです。それは女神に男根を捧げる母系制社会の宗教文化でした。

 単なる偶然の一致か、それとも人類共通の母系制社会の宗教が人類大移動とともに伝わったのか、多角的に検討しました。

 本ブログの「スサノオ・大国主建国論」としても、母系制社会の夜這い・妻問夫招婚による八百万神信仰のスサノオ・大国主一族の百余国の「委奴国(い(ひ)なのくに)」建国を世界史の中に位置付け、世界遺産登録を目指して欲しいと考えます。 雛元昌弘

□参考□

<本>

 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 ・『奥の奥読み奥の細道』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

 ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

 ヒナフキンの邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

 霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/



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