ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か」の紹介

2021-11-10 16:17:20 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの「終末論」や仏教の「末法論」、マルクス主義の「窮乏化革命論」などの影響かもしれませんが、サルは地球寒冷化による熱帯雨林の食料危機により、サバンナに出て二足歩行を始め、槍という石器道具を手に入れ、肉食によって脳を発達させて人間になった、という進化説が広く信じられています。
 このような「人類滅亡論」からの「危機回避進化史観」「肉食脳発達史観」「闘争・戦争進化史観」「オス主導進化説」の文明発達史観に対して、私は「熱帯雨林人類誕生説」「浸水漁撈二足歩行説」「糖質・魚介食脳発達説」「母子・メス言語コミュニケーション脳発達説」「子育て家族・氏族社会形成説」「共同・和平進化説」「快適環境移住説」「メス子主導進化説」などを提案してきました。
 「プッシュ要因説」(窮乏化進化説)に対し、私は肉体的には弱いが言語コミュニケーション能力が高く、好奇心・探求心と冒険心が旺盛で美食志向の革新的なメスサルと子ザルが熱帯雨林の地上や沼で糖質・DHA・タンパク質を食べて脳を発達させ、二足歩行と道具使用能力を獲得し、火山や落雷火災から火の使用を覚え、マラリアなどを避けて高地湖水地方からサバンナに移住して人類となった、という「プル要因説」(快楽志向進化説)を主張してきました。
 このような私の主張について、ドーパミン研究から新たなヒントがありましたのでこに紹介しておきたいと思います。
 NHK再放送の司会:織田裕二・井上あさひ、ゲスト:いとうせいこう、解説:坂上雅道玉川大学脳科学研究所所長さんらの「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ―“快楽” ドーパミンという天使と悪魔」の9月9日再放送の録画をやっと見ることができ、大いに刺激を受けました。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の建国が「弥生人による征服」による外発的発展なのか、それとも「縄文人の内発的発展」なのか、検討する際の参考にしていただければと思います。雛元昌弘











□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/