ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート103 母系制社会からの人類進化と未来」の紹介

2021-10-17 17:08:33 | 母系制
 はてなブログに「縄文ノート103 母系制社会からの人類進化と未来」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 私はこれまで「夜這い・妻問婚の母系制・母父系制社会」「母系制の土着性と父系制の交流性」「家など生活手段母系、船・漁具など生産手段父系」「母子サルの熱帯雨林の沼地での採集・漁撈による糖質・DHA食と二足歩行・ヤス使用による人類誕生」「祖母・姉妹の子育て支援からの母系制」「女性による霊(ひ:祖先霊)祭祀」「女神(山の神)にささげる男根石棒」「父系制後の夜這い・若衆宿など母系制の残存」などを検討してきましたが、ここで母系制社会論をまとめておきたいと思います。
 2025年には大阪で再び万博が開かれますが、前回の1970年の大阪万博において、「縄文に帰れ」「本土が沖縄に復帰するのだ」「自分の中に毒を持て」と述べていた岡本太郎氏は、「生命の樹」(太陽の塔に名称変更)の背中には「黒い太陽(原発)」、頭には「鳥の顔」、腹には「歪んだ(怒った)人の顔」、地底には「海の顔」(黄泉の顔)を置き、塔の内部には海から産まれた無数の生命進化を示すオブジェを生命の樹に配置し、天に飛び立つ両翼を持った塔は「お祭り広場」の中心に置かれましたが、福島第1原発事故を体験した55年後の私たちは彼の主張に応えているでしょうか?
 縄文芸術の価値を世界に初めてアピールし、「縄文に帰れ」と主張した岡本太郎氏の問いかけを今こそ日本中央縄文文明の世界遺産登録運動として世界に再発信すべきと考えます。―「縄文ノート14 大阪万博の『太陽の塔』『お祭り広場』と縄文」参照
 なお、日本中央の「山人(やまと)縄文文明」の世界遺産登録に続いて、私は琉球から南九州、瀬戸内、出雲、若狭、能登にかけての「海人(あまと=あま)縄文文明」についても別途、世界遺産登録を進めるべきと考えています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、スサノオ・大国主一族の「百余国」の建国を縄文文明の内発的発展としてとらえる参考にしていただければと思います。雛元昌弘





□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/