ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論」批判」の紹介

2021-09-07 20:09:20 | 日本文明
 はてなブログに「縄文ノート94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 「縄文ノート93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論」につづき、性器名称の方言分析から、倭語が琉球から北上して九州から全国に広がったことを明らかにしました。
 2018年12月に縄文社会研究会向けに「松本修著『全国マン・チン分布考』の方言周圏論批判」(2020年2月には「帆人の古代史メモ」の「琉球論5」で公開)をまとめましたが、さらに加筆して紹介しました。
 日本人は南方系か北方系か、北方系縄文人を弥生人(中国人・朝鮮人)が日本列島中央から沖縄と東北・北海道など周辺に追いやったという日本民族形成の「二重構造説」は成立するかどうかについては、DNA分析・方言分布・地名分布・文献(記紀・風土記)分析を総合的に行う必要があります。
 奈良・京都から方言が全国に同心円的に広がったという柳田國男氏の「方言周圏論」にもとづき、女性・男性性器名の方言もまた京都を中心に地方に広がったとするのが松本修氏の『全国マン・チン分布考』ですが、氏の「女陰全国分布図」「男根全国分布図」の分析からは「方言周圏論」は成立せず、逆に琉球から九州を経て全国に広がったことを私は明らかにしています。
 私の「南方・北方両方向からのドラヴィダ系縄文人族移住説」「縄文人による縄文農耕と大国主の水穂国建国説」「妻問夫招婚の母系姓縄文社会説」という主張の一環として「マン・チン分布」を見ていただければと考えます。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、海人族のスサノオ・大国主一族のルーツ解明は欠かすことのできないテーマであり、参考にしていただければと思います。雛元昌弘



























□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/