ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰」の補足

2021-05-19 12:30:07 | 宗教論
 はてなブログの「縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰」を補足しました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 コロナ前は喫茶店と温泉で週3回、日経・朝日新聞を見ていましたが行く回数が減り、家でとるようになりました。3・11以降、朝日新聞から東京新聞に変えたのですが、全体的なデータ分析や経済記事が豊富なことから、日経も欠かせません。
今朝の日経新聞は2面で大きく「拙速な融和演出、危機を招く イスラエルとパレスチナが報復合戦」とトランプ政権の政策を批判した記事を載せ、11面では「聖地での衝突発端に」と解説し、「欧州、パレスチナ支持デモ 独仏など反ユダヤ主義拡大も」と懸念の声を伝えています。
 そこで、昨日の「縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰」の一部を、歴史の原点に遡り、解決を模索する必要があると考え、次のように書き替えました。

 中学生の頃、映画『エクソダス 栄光への脱出』を見て感動し、「This land is mine God gave this land to-me(神がこの土地をくれた)」から始まる大ヒットした主題歌に何の疑問も持ちませんでした。当時は、ドイツナチスの大虐殺などのユダヤ人迫害に対し、これを逃れたユダヤ人の解放の正義の戦いと思っていたのです。
 ところが歴史を学ぶようになり、今はこの映画はユダヤ人のパレスチナ侵略賛美の巧妙な戦争宣伝映画と考えるようになりました。
 アララト山周辺の牧畜民のユダヤ人はカナン(今のパレスチナ)を「神がくれた土地」として略奪し、バビロン・エジプトに追われて捕囚・奴隷にされた後も再占領し、4度目のパレスチナ征服戦争を「神がくれた土地」として正当化したのです。
 残念なことに、旧約聖書を信じるアメリカ人キリスト教徒たちの多くもこの映画・主題歌に影響されてこの侵略・略奪を支持し、今にいたっているのです。アメリカ原住民の土地を奪い殺戮し、黒人を奴隷化し、ドイツ・日本に対して都市無差別爆撃・原爆投下などの異教徒殺戮を行ったアメリカ人たちもまたこの同じ選民思想・軍国主義の「神」の宗教と私は考えます。
 1960・70年代、共同体にあこがれた若者の中にはイスラエルの「キブツ」にあこがれた人たちがいましたが、その実態はアラブ侵略者の占領地での「軍事キャンプ共同体」だったのです。
 今も続くこのような「神」の名による強盗・奴隷化・殺人を終わらせるには、盗みや殺人を禁じていた共同体社会の根本宗教・土台宗教に立ち返るべきと考えます。

 
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、縄文時代から続くスサノオ・大国主一族の「霊継(ひつぎ:DNAのリレー)」信仰が、家族・氏族・部族共同体信仰の原点であり、すべての宗教の土台であることを主張し、殺人と略奪、破壊の宗教に対してアピールすべきではないでしょうか。雛元昌弘