ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ついに旗揚げ

2005-08-15 00:07:42 | Weblog
 セニョール・ダンは、始発で広島行き。
4時半に駅まで車でお見送りよ。日の出がかなり遅くなってきて、この時間、
外はまだ暗い。けれどもこの横浜のはずれの町は、どこもかしこも煌々と電
灯が灯っていたのには、少し驚いたわね。
2酸化炭素削減だって? 地球の資源には限りがあるって?ウソでしょう。
どうしてここまで明るくしてなきゃいけないのかしら?って、しみじみ思っ
たものよ。もう、無駄遣いの何者でもないでしょう。今、かなりのお家で、
動くものに反応して、明かるくなる防犯灯。そういうものに替えたらいいん
じゃないの?そんな所につけっぱなしになっている電灯が一杯よ。
いやー、本当に今朝は驚いたわね。

帰ってきて、さっさとマリリンとお散歩。今朝は、彼女は違う道へ私をいざなう。
何か考える?感じる?何かがあるのでしょうねえ。それが、おかしな事に、いつ
も土曜日か日曜日って、決まっているのよ。彼女の気の向くまま、短足の向くま
まのお散歩も済んで、私は朝食。

そして、そして、セニョール・ダンのいないことをもっけの幸いとばかりに、本
日の家事は、最小限に済ませ、昨日、メキシコ版ドラマのビデオ3巻目を借りて
きたのを、観出して。けれど、相変わらずほとんどわからないセリフ。
次?その後は1日中、本に淫して。
♪めでに~ちがた~な、ゆんで~に~た~ず~な~♪
じゃない、めで(右手)にマリリン(犬)、ゆんで(左手)にジョディ(猫)で、
薄縁(うすべり)を敷いて、今日ばかりはエアコンつけて、腹這って「新・平家
物語」に夢中。
昨日作った「かき揚げ」の残りを乗せた天ぷらうどんで昼食。大汗かいて、続き
続きで、また本へ。やめられない所なのよ。
いよいよ、以仁(もちひと)王という、天皇でも上皇でも法皇でもない一皇族
が発した令旨(りょうじ)を受けた源氏が、頼朝が旗揚げするシーンにかかった
のですもの。
アッチチ、アッチチで高熱でのた打ち回って死んでしまう清盛のシーンにはまだ
だけどね。苦節20年。配所から世に踊り出た頼朝、のちに尼将軍と呼ばれた、
北条政子のお腹には、鎌倉幕府の2代目?(このお子は流れちゃったけれど)。
そんな佳境に入った7巻目よ。
そのうち木曾義仲の従弟も登場してくるし、共に戦うんだって、義仲の愛妾(あ
いしょう)巴も。そうそう、義経の愛妾は、静だったわね。

学生時代は、日本史が嫌いだったのに、
この本で、やっと私も日本人になったような気がした本なのよ。今は亡き母に
「新・平家物語」くらい読まないでどうするの?って、ずっとずっと言われ続けた
本よ。ええ、30年前に初めて読んだわ。ウチの宇宙人が言うんだけど、
「いいねえ、いっつも新鮮な感動が得られて」
そうなのよ。だから、何回も読んでみるのよ。その都度感動よ。でも、彼が言う
のは、「なんも覚えちゃないんでしょう」の裏返しなのよ。我が次男坊は、そん
な甘くはないってね。

昭和が生んだ偉大な作家・吉川英治。いやあいやあ読ます読ますです。
ちなみに、白旗を掲げるって、降参の印でしょう?源平合戦で言えば、平家が赤。
源氏が白だったのよ。そのままできたら、もしかしたら、負けは赤になっていた
かも知れないわね日本では。

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