ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

私を魅了する

2006-03-17 13:53:08 | Weblog
1m以上の長さで切って。車の後部座席に横たわるストレリチア、寄り添う
クリスマス・ローズ。 大きな花瓶に活けて。乾隆帝の時代に作られた、
中国人の義兄の家から貰ってきてた花瓶。
「すっごい!乾隆帝だなんて、清朝を代表する皇帝じゃない。その時代の
物?いいのかしら?もらっちゃって」
「いいんだよ、本物かどうか怪しいものだよ」
という花瓶。
クリスマス・ローズは、洒落た名前と違って、地味な色合いのお花。実家は
ヨーロッパのアルプス。そんな地味な色合いのお花たちは、小ぶりの備前焼
の花瓶にさしてお玄関へ。
ミサコサンから頂いたお花達。
大きな広いサンルームに、聳え立つような極楽鳥花が幾株も。お玄関周りに咲く
クリスマス・ローズ。それをバッサリ切って下さったのよ、白とピンク。

彼女の町にある大きな大きな、昔ならハタキが飛び出す立ち読みの困った人達へ
どうぞ、おかけになってお読みくださいな、の椅子がしつらえてあるコーナーも
あって、そこで、買うかどうかわからない来店者達へサービス。
鷹揚な「た・い・じ・ん」本屋。
「ミサコサン、私このお店に住所変更したい」
「ねぇ」
「ああ、誰か私を止めて~~~!」
最早、抱えきれなくなりそうな。そんな私は、カードは家に置いてきて、現金も
最少携帯にしたの。よ~くわかってるからねぇ、自分のことは。
その本屋へ行く。ミサコサンへお電話。予定行事がキャンセルになって、
「どうぞ、どうぞ、ご一緒させていただくわ」

ド忘れは今に始まったことじゃないけれど、これが鬱陶しい。
50才になったら公文。こう思ってた私が買ってきた大人のためのドリルは、
認知症の人々をも回復させ、考案者の先生ご自身がビックリされたという、
その脳科学者が考案された中身で、出版はくもん出版社だったのよ。それは
全国の書店で販売されているものだから、そのお店でなくても良かったのだ
けどね。ものはついで、と言うこと。

世界で500万部は出たという「ダ・ビンチ・コード」
ある友人がしつこく読めって。面白いんだからってね。上・中・下の3巻も
ハードカバーで読むのはしんどくて、平積みになってる文庫を見つけて、これは
読みましょう、よ。バチカン辺りからクレームが出たっていうシロモノらしいじゃ
ない。あのキリスト教は、いっつもいつの時代も胡散臭い話はつきまとってるも
のだから、驚くこともないとは思うけど、スケール、緻密さ、ミステリアス、
どれをとってもうならされるって。
これでまた、わたしの楽しみが増えたって事。ククク・・
お財布と相談して、次回に出来るものはそれにして、ほどほどのお買い物でやめ~~~!

ミサコサンのお家へお邪魔して、浮世と関係のないお話をじっくりたっぷり。
フォトンベルト(ベルトやサッシュではない)のお話なんかもして、彼女は
「覚悟はできてる」って。ええ、私もね。そして、偶然はない、必然なのよ、
身の回りに起こるさまざまな現象は。
彼女のお話は、「方丈記」を思い出させる。
そうなのよね、一瞬にもならない私達の人生は。
「レイコサンはどうお思いになる?」
「ええ、昔から、生物の一つでしかないのよ人間もって、ずうっと思ってきた
人間で、私達が手にしているものや知識は先人や多くの人達から頂いた、ある
いはお借りしたものでしかないって、思ってるし、断言できるのよ。そして、
なぜか、今の話題に関係のない事だけど、オレンジを切る時、いっつも私は感
動するの。この滴り落ちる果汁の一滴ですら私には作れない、自然て凄いって」
「そうなのよねぇ、全てお借りしているものでしかないって、私も思うの」
「ええ、あなたのおっしゃるとおりだと思うわ。だから、形あるものをひけら
かす人を尊敬しない出来ないなのよね」
「ええ、オオイヌノフグリに出遭うと、ああ、春がきたのねぇって」
「その名前は悲しい。空が映った青色なのに、ひどい命名よねえ」
こんな話が続きます。
彼女は、今いることに使命を感じるって。
彼女もガンで一命を取り留めた方ですから、人生を深く味わうのです。
お互いに、
「無駄なことはないって本当ねえ」
こんな友人が私を磨いてくれます。磨き甲斐のない私かもしれないけれど。感謝!

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