ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

女友達と小さなアミーゴス

2004-12-26 00:40:13 | Weblog
     ◎ 本日のキャスト

    大和のノブコ・・・古本屋主人
    マリア・・・Corazon Latino 主人
    ユタカ・・・マリアの長男
    ユウキ・・・マリアの次男

電話をかけても応答ナシ。暮れも押し詰まってきたので、お休みかしら?
買い物ついでに、注文していた本が入ってるかどうか、ちょっと気にな
って、電話には、反応がなかったけれど車を出したのよ。

いらっしゃいました、女主人は。遠くブラジルにお住まいの息子さんがお見
えとかで、チョコチョコ外出の最近だったそう。
「頼んどいた本、入ってるかしら?」
「ええ、あるわよ」
昭和32年発行の初版本。富士正晴:訳「金瓶梅」
作者は不明。明の時代に書かれた「水滸伝」の中に登場する人物の下世話色話。
超がつくほど、ませた女の子だったから、10代のどこかで読みかじった本。
久しく忘れていたんだけど、BOOK OFFなどと違って、個人経営の古
本屋には、こういう古~い、古典なんかがあるのが嬉しいのよね。
どんなお話かは、アウトラインを知ってる程度だったけど、ノブコサンが
「かなり端折った、ダイジェスト版みたいだけどいい?」
「中国のお話を、ジックリ読もうとしたら、かなり気合と根気がなければ読め
ないから、いい!いい!三国志も水滸伝も超ダイジェストで読んだくらいだから」
ケイコサンからの翻訳物と、こちらも翻訳本だったけれど、西洋と東洋。現代と
古典。なにしろ読みたい本だらけだから、同時進行で、同時に色々な味を楽しむ
私流読書方法。

彼女は、歌(演歌・ポップス・シャンソン必須なんですって)を習ってらっしゃ
るとのことで、指導される方は出版社をリタイアした男性。
なぜかいつも奥様同伴の、鹿児島県出身ご夫妻。その話から、県人気質に話は進
み、高知県の女性で、ブラジルにいらっしゃるノブコサンの親友のお1人。その
彼女は熱い人なのよ、やっぱり南国の女性だなって思ったものよ。でも、その女性は
ご自分のことをカベッサ フリア・・・頭が冷たい女、ようするに理性が勝って
る女だって、のたまったそう。

日本人が苦手とするディベートも、土佐(高知県)人だったらできるかも。例えば、
犬と猫とどっちがエライみたいなテーマでも、延々議論できるって言うくらいだから。
山口県(長州)人も、議論好きって言うわね。山口県出身のご主人をお持ちの奥様に
お聞きした事があるわ。
土佐と長州といえば、幕末に活躍した人物を輩出した所ね。
土佐・・・坂本竜馬、 長州・・・吉田松蔭 他
忘れちゃあいませんか?って、言われそうね、鹿児島県(薩摩)人から。ハイ、
薩摩・・・西郷隆盛
我が故郷が出した偉人です。

本屋の帰りに、久しぶりにマリアさんのお店にお寄りして、小さなアミーゴスに会
って、ユウキ君は、ほっぺにチュッよ。
「ねえ、ユウヤ君は、ママに会いたがってない?」
マリアさんの妹さんがペルーに帰国で、一緒に行ってしまった末っ子のユウヤ君。
「それが、帰らないって言うのよ」
「エ~ッ、もう、日本語忘れちゃうわね」
「来年の3月に1回帰ってきて、又すぐペルーに行っちゃうんだよ」
って、ユタカ君が一生懸命に説明してくれる。
「なんで?」
「予防注射が、あと一つ残ってるから」
って、マリアさん。
ユウヤ君は4才になったばかりで、まだ予防注射が必要らしいんだけど、我が子達
のそんな時期は、遠い過去の話だから、今一ピンとこなかったわ。
そのために、一時帰国らしいんだけど、地球を半周してっていうのも大変な事よね。

今日は、朝からパン作り。発酵時間内にガラス拭き。
娘時代に、母から同時に3つの事をしなさい、ってやかましく言われ続けてきた名残よ。
いやあ、我が家のエカテリーナ女帝も、絶対的な権力者だったからねえ。
アッ、でも、なぜかそう言う時は姉達は居なかったわねえ。「デべソ」の2人。休みに
家に居た事なんかなかったわね。こよなく家が好きだった私は・・・ハイ、かなりしご
かれました。お陰で、結婚生活は、初めからな~んの支障もなくこなしてこられたから、
我が家のエカテリーナ女帝に感謝したものだったわ。

      ☆ 本日の言葉・・・「デべソ」・・出好き人間の事
      ☆ 本日の歴史上の人物・・・「エカテリーナ女帝」
                    「坂本竜馬」「吉田松蔭」「西郷隆盛」      
      ☆ 本日の古典・・・「金瓶梅」「三国志」「水滸伝」

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿