ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

この年で

2011-01-10 23:33:39 | Weblog
式次第が全員に説明されて、あたくしの番がやってきました。壇上、アガリもどうもしなかったし、代表から握手の手が差し出された時、思わず「先生にお会いできたことは、私の宝です。ありがとうございました」。経験が、無形の宝物になったって。300人のカウンセラー誕生です。
修了(卒業)証書。これで晴れて心理カウンセラーです。

多分、今 国内で1、2と言われる信用度と知名度のメンタルヘルス協会で勉強できた事は、あたくしの財産です。
そして、2011年に、大きな会場(雅叙園)の壇上でそんなライセンスの証書を手にする自分を想像できたでしょうか?とんでもないことです。でも、悩んで悩んで、もう死にたいって何度思ったか知れない思春期。15才の自分に約束した、--いつか必ず。
その日が来たのです。
セルフカウンセリングをして、どれほど多くのゴミ(不快な経験、体験)があたくしを蝕んでいたか、一つ、一つ処理です。
小さなあたくしに「もう、大丈夫。もう済んだ事、辛かったわね」って。
これはとても大事な事なのです。

実の母親から受けた精神的虐待。ー30代女性
義母から受けた精神的虐待。-30代男性
学校の先生として、不適切教育接触を生徒にして来た悔悟。ー40代男性。
受講終了後に3800文字以上の感想文を提出が義務の受講生です。

その中から無作為に選ばれた3人の方々の感想文を、ご本人が読まれます。
涙なくしては聴けませんでした。

ネグレクト(育児放棄)があります。対極に、親の価値観の押し付け(これはほとんどですね)。拭い取れない親から受ける不快から恐怖心。恐ろしいほど個人(子ども)の人生に覆い被さり、苦しめ続けるのです。
そして、往々に、親は「あなたのために」って言います。
それはウソ!幾らかはあるかも知れませんが、親は親の快感を得るために、
あらゆる言葉を駆使して子どもをがんじがらめにしていくのです。

そして、口から出てくる言葉は、他者の言葉です。
「あのテレビに出てた」「新聞に載ってた」「本を出した」挙句「有名じゃない?」・・・って、あたくしに言わせるとバーチャルです。
血の通わない、幽霊としか思えない人々。

言葉は、聴く人の心を揺さぶらなければ、それは面前で自慰行為をしている道具に過ぎない!あたくしの揺らがない考えです。
言う人のものじゃないのです、言葉は。
言葉がコミュニケーションツールなら、一方通行の、言ってる本人だけ酔ってる言葉なんてゴミ。コミュニケーションが取れないのですからゴミ。
今、巷で流行る「自己啓発セミナー」。頭が感激しても、心が感動しなければ、かえって人生の邪魔をするだけ。「あんなに通ったのに」「あんな高いセミナー代払ったのに」「あんな難しい講義を聞いた筈なのに」等など、負の財産を抱え込む事になるだけ。

誰それが、何々を言ってた、それが心を揺さぶるなら、それはお金に換えられない貴重な体験と生きた知識を得ることになるでしょう。けれども、自分に言い訳をする材料になるようなら、きっぱり縁切りが必要です。
なぜって、他者を頼みにしている間は、決して自分を助けよう、導こうとはしない人という生き物なのです。人って動物は。裏を返せば、とんでもない事を、信じられない力を持っているという事でもあるのです。信じられないでしょ?でも、持ってるのよ。

不愉快な事が次々起こるのも人生。さあどうする?今までと同じ?
ハイ、あたくしもむかっ腹を立てたり、なんで~?なんて事態に直面する事もしばしばです。ああ、どうしてこんな不愉快にさせるのよ!口には出さずとも、自分以外にその原因を押し付けようとする自分を見ます。
すぐ、払いますが。あたくしの上に、ナンピトといえども置いてはいけないのですから。そして、そして、教科書に載っていた一文、一行。
「なぜ、あなたが正しいと言えるのですか?」
この言葉を反芻します。

もっと深い心理講義(研究コース)が受けられます。27週続けて。
視野に入れていますが、もう一度今までの講義の再受講を考えているところです。何が起きても揺らがない、確たる自分にならなければいけません。
復習は必要です。しっかり自分のものにするまで。

メンタル関係本はもちろん読んでいます。けれども、そのメンタルの所在地、脳みそ、物理的な作用に関する本に今、はまっています。神経学者が書く脳の話。たまらない面白さです。

「あなたに会いたかった」って女性。40代かしら?嬉しいことです。
二次会は、代表者の歌に酔わされ、スタッフのノリノリパフォーマンスに
酔わされ、こんなカウンセラー軍団見たことない!です。宴たけなわ、でも中座して埼玉県からお越しの方と宴会場を後にしました。ドアを出る時、
「これを」って、あたくしの名前が書かれた封筒を下さったノモクン。金色の羽根形の栞がMr.childrenの歌詞と一緒に入ってました。
あたくしの読書好きを知ってたのかしら?ありがとうノモクン。

会場に到着した時、大勢の人を目の当たりにして、瞬間--帰りたい。
でも、式が進むに連れて、ジワジワと感動してくる自分がいました。
メンタルヘルス協会のサイトを訪ねてみて下さい。
色んな意味で、素晴らしい出会いがあるかもしれません、いえ、あります。
じっと我慢して、耐えていた自分を解放してあげられます。素敵でしょ?

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