ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

火事・鹿児島・高校・・・中学同期

2006-04-17 14:28:03 | Weblog
たった10人の中学校時代の同期会。
会場は、私達の元担任の先生がお住まいの地域の公民館。
ククク・・いいでしょう?高いばっかりで、 ホテルの大して美味しくもない
料理を囲んで、なんてしなかったのよ。足を崩して飲む・食べる・喋るよ。
たまたまその近辺に住んでいる旧友ジュンコサンの提案と手配。お料理まで手作
りしてくれて、自転車で運び込むところへ先生と私が到着。
10時に家を出て、乗った電車は乗り換え5回。前の日に世話役をかってくれた
ジュンコサンに電話をすれば、
「全然人数がつかめないんだけど、これこれしかじかは私が用意したわ。あと
どうする?そう、肉っけはないわ」
「そうなのよねぇ、高い会費を取るわけじゃないし、出欠の返事はいらない、
連絡を取れる人は、出来るだけしてみて、で済ませちゃったから、雲を掴むよう
なお話なのよね。わかったわ、私がワインとお肉を持っていくわ」
途中の駅近所で、今は便利なパック詰ワイン(お花見やバーベキュー等に便利な)、
なんと白・赤各2L入れを買って、他にお寿司やフランスパン、定番唐揚げETC.
それように、風呂敷持参で、どうとでもなる(包める)風呂敷は必需品よ。

逗子にすむキョウコサンは、逗子・新宿間1本で行くわ、その後は乗り継いでって。
お互いにNHK「日曜美術館」を見ながら、『藤田嗣治』の絵画について喋ったり。
「私はこの番組が終わる10時になったら出るわ。傘が邪魔だけどしょうがないわね」
「じゃ、あとで!」
キョウコサンの方が遠いのに、時間は短い。便利な線があるから。湘南特急だった?

次々現れて「?」。
でも、名前が出ると「アラーーッお久しぶり~~~!」
あんまり呼ぶな!声をかけるな!先生を独占できないから!そんな人のせいか?否、
連絡が取れない人ばかりで、10人の同期会になって。
こうなると、小さなグループに分かれれがちな会も、それぞれが全員と交互にオシャ
ベリ。和気藹々の言うことなしの会になりました。


土木造園の設計をして、本も出している人。
4つも5つもの会社を経営して、世界に向かっているアイコチャンは鹿児島に住んで
いて、偶然お仕事で上京、その間隙に参加。喫茶店に飾っていたキョウコサンの絵が
何枚か売れて、次回の展示も依頼されたって。・・・私、思わず泣いちゃいました。
嬉しくて嬉しくて。
気の毒な話や、不幸話なんか嫌い。だから、3面記事は読まないし、芸能人の話も嫌
いだから、ワイドショーなんて見ない。
目の前で、成功したお話や、嬉しい、楽しいお話をお聞きするのはだ~~~い好き!
涙が流れて流れて、・・・・・嬉しくてもいっぱい流れるものなのです。

当時、1度として接触することがなかった男性2人。
もう、兄弟みたいな感覚。その内の1人は、参加者の1人の女性に恋の告白をして、
可愛いったらありゃぁしない。みんなで、
「やっと胸のつかえが取れたみたいでしょう、良かったわねえ」。
だから、どうなる?そんなことは知らない。知る気もない。

たった10人なのに、家が火事になった人3人。鹿児島県に関わりをもつ人4人。
同じ高校4人という関係で、改めてビックリ。こういうのが縁なのでしょうね。

もう一人、お会いしたかった英語の恩師。ジュンコサンにお葉書で、かなりお年なの
に、どこかで英会話を教えていらっしゃる、他にボランティアで、どうにも時間が取
れないってお返事。残念無念~~~~!
私で言えば、何やら外国語に今尚関わりを持っているそのベースは、その先生の美し
い発音の英語に出会えたから、といっても過言じゃないほど、魅了された英語とその
先生としての姿勢だったのです。

2次会は、お酒は飲めない先生とキョウコサンもお付き合いくださって、居酒屋へ。
ま~ず、そういう類のところへは行かない私なので、全てにオノボリサンよ。でも、
外の私は、あ~あ、いくつになっても末っ子、の本領発揮よ。だって、家じゃぁ、
いい奥さん、まぁまぁの母をやってるからね、滅多に、しかも気の置けない連中と
飲食をする時位、「あれ欲しい」「それ取って」「そっちじゃない、あっち」
「今度はそれ」と、思うまま気ままで、楽しいったらありゃしない。しかも、学生
時代には口も利いたことのない男子によ。
けど、ここで、作家の話になったり、いいわねえ知的欲求の強い人達との会話は。
山本周五郎、池波正太郎、司馬遼太郎。女だったら平岩弓枝ね、なんて話は続く。
「『さぶ』は泣いたわ。女には出来ないって思ったもの、男にほれるってあれ。
息子にも読ませたわ.そうそう、ダ・ヴィンチ・コード読んだ?」
「読んだけど、面白くなかった」
「エ~~ッ、私はすっごく面白かったわ、3日で読みきったもの」
「キリスト教は大体日本人には理解できないんだよ」
「イザナギ、イザナミ、あたりからならいい?」
薩摩の芋焼酎の水割りを飲みながら、元・刑事、家がすぐ近くだった旧友は、顔を
くっつけるように、色んな話を次から次へ、手には山本周五郎の単行本。全集の最
後の1冊ですって。茨城のなんとかって所へお帰りですって。遠いけど、これまた
ナントカって線が出来て、横浜に帰るウチより近い。もう一人は千葉の柏。

キョウコサンはご実家へお泊りで、中学生の頃からずうっとそこに住んでいるとい
う恋・告白男と同道。
一人、私達の「とらさん」という感じの男。私の傍には寄らずよ。
とらさんはとってもシャイなのよ。かって、そっぽむいて
「好きだった」って、ボソッと言って、私に
「あらそう、でも私には、弟みたいでしかないあなたよ」
って、言われちゃったからね~、寄ってこないで、向こうの方から
「コラッ、レイコ!お前、おふくろさんそっくりになってきたなあ」
「うるさい!呼び捨てにしていいって、言ってないわよ」
粋がる弟分。そしていつまでたっても中学生みたいな男。
飲むときには食べなきゃって、言っても飲むだけ。しょうのない弟よ。
そういえば、映画のトラさんみたいに、ソフト帽をかぶってきてたわね。
3次会に行くだのどうだのって、言ってる間に、いつの間にか消えていたわね。

三々五々、「又、あいましょう!」挨拶をして、気が付けば、他の連中はどこへやら。
キョウコサンと恋・告白男と私の3人が、ホームへ。
そして、途中でさようならをして、一路横浜の我が家へ向かった私でした。
時刻は12時を回って、家を出てから14時間経っていました。
        ああ、楽しかった~~~。

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