ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

自分しかいない

2012-08-10 14:01:17 | Weblog

人と比べるから、過剰な自己PRになるのよ。
劣等感の裏返し。
劣等感自体、比較するところに誕生するネガティブな感情。
人は、意識しないところにある無意識(深層心理)に操られてるって、いつも言うあたくし。間違いなくね。
でも、そこにもう一つある厄介な感情「恒常性」=変わりたくないって無意識。だから、話はややこしくなるって事なのよ。

人に自分の事を何か言われると間髪いれず「そんなことはない!」って否定する人がいるでしょう?否定したって、否かえって、人格を疑われるかも知れないのに、人の意見を否定する人は、自分を愛せない(理由がある)人よ。
過剰な自己PRをしない人は、陰気に他者を否定することで、自己の存在を示す。情けない、自分に対して失礼な事をし続けるの。
いつも他者と自分という関係でしか自分を見られないから、歪むのよ。

純粋無垢な自分自身が悲しむことを知らない。
純粋に自分と向き合う、この素晴らしい存在をチャンと見ようとしない自己にひがむ。そこからまた立ち上る歪んだ感情。他者をも真っ直ぐ見られない、人の不幸が好き。人格がどんどん歪む。それもこれも全部他者がしたことと、斜に人生を見る。
純粋無垢な自分が泣いているのを知ろうとしない。
そんな、失礼なことをほとんどの人がしているのよ。

あたくしが、希有な体験をした時、瞬間で悟ったことがそれ!
号泣しながら、自分に謝ったの。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。寂しかったわね。唯一の味方を粗末にして、ううん、省みないで、答えを、幸せを他者に求めていたなんて、ごめんなさい」洗面台の端を握って、うずくまり泣き続けたあの時。
開頭手術(くも膜下出血)、急性鬱、カウンセリング、生きる意欲も低下して、感情もウロウロ。そんな時に、突然訪れた幸福な瞬間。一瞬にして悟った何もかも。自分は自分のリーダー、健康管理者、何もかも自分に関する事は自分が解決できるって事を。

号泣の後、その涙は歓喜のそれに代わったわ。
そして今、時に感情が揺れることもあるけれど、そんな時
「ごめんなさい、大丈夫よね。ええ、信じてるわ。何者をもしても、私を揺るがせないって、自分を否定する事はしないわ」
急いで言い聞かします。
誰も意識の頭上に乗せないし、誰の上にも乗らない「私=私」。
人はそうなった時に、そう意識する癖を会得した時に、ほとんどの苦痛から解放されるのです。必ず!そう、「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」なのです。辛かった過去?それをしのいできた自分を目いっぱい褒めましょう。「だから、今いることが出来る。ありがとう、よく耐えてくれて」
自分を救うのは、自分しかいないのです。覚えてね。