ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

人との関わりって・・・

2011年03月29日 11時54分50秒 | お仕事・・・
前の記事で、私が働いていたお店が閉店する事を書きました。
あの日、家に帰った私は、いくつかの人に電話をしました。
今までに、あの店で一緒に働いて、辞めて行った元スタッフ達にー
もう連絡もつかない元スタッフの方が多かったです。
そして、その中で1人、連絡しようかどうか迷った人が・・・

それは、ちょうど一年前に辞めた、オニ店長・・・

実は、私の携帯には、まだオニ店長の携帯番号が登録されていました。
オニ店長がお店を辞めてから、一度もかけた事はありませんでした。
噂で、違う飲食店に再就職した事、近いうちに隣の県に引っ越す事などは耳にしていました。
当時は、大嫌いな店長でした。
私の我慢も限界に達して、「辞めます!」と言おうとした時、逆に店長が辞める事を聞かされて、
私は辞めるタイミングをのがした・・・ その時の記事⇒(大!どんでん返~し! 前編後編
でも・・・

あれから1年が過ぎ、その間に2人の店長がこの店を仕切りました。
そんな中、改めて、オニ店長を思い出す事も多かったです。
オニ店長を知ってるスタッフとは、よく話題に出ました。
「こんなコト、オニ店長の時には絶対許されなかったよねえ~」
新しい店長のする事に不満が出ると、こんな言葉がよく出ました。
みんな、ダテに半年間もの間、あのオニ店長に怒鳴られ続けていたワケではありません。
オープニングスタッフは、あのオニ店長に仕込まれた事に対してプライドを持っていました。
そして時と共に、懐かしさも・・・
超~怖い店長だったけど、時々、チラッと優しい部分も見えたよなあ~

一晩考えた私は、思いきってオニ店長の携帯に電話しましたー
電話は留守電でした。
あれから1年、まだ同じ携帯を使っているとは限りません。
他のスタッフのように、もう番号が変わっているかもしれません。
私は、留守電の最初に、店長の携帯じゃなければ申し訳ありません。と一言入れた後、
簡単に自分が辞めた事と、お店が閉店になる事。会社自体が危ない事を入れましたー

翌日の昼、ナント、オニ店長から私の携帯に電話が!!

少しテレたような感じでオニ店長は話しはじめました。
私は、私が分かる範囲で、今のお店と会社の状況を話しました。
それから、おおおまかにこの1年の出来事もー

オ 「それで、kokiyuさんはずっと店で働いとったんか?」
私 「一応働いてはいましたが、勤務時間が減ってやっていけないので、夏頃からは週末だけ働いていました。」
オ 「そうか、せっかく仕事覚えたのにな・・・」

オニ店長からこんな言葉が出るとは、驚きでした。一年前は、あれほど叱られまくったのに・・・
なんとも言いようのない不思議な気分になりました。

オ 「で、次の仕事は決まっとるの?」
私 「まだです。福祉の資格を取ったので、その関係で探すつもりでいたんですけど、
   私、先日足首を捻挫してしまって・・・」
オ 「そうか。kokiyuさん、体だけは大事にしなあかんぞ。」

オニ店長と働いていた頃、会社の身体検査があって、その時の問診表、
みんなの分は、机の上に置きっぱなしだったけど、私の分だけは直接手渡された事を思い出しました。
当時、私の病気の事は、スタッフは誰も知りませんでした。でも、店長だけは知っていた。 
だから私の問診表はみんなに見られないように手渡ししてくれたんです。

普段は、ものスゴーーーーーーク怖くて、ガンガン怒鳴られてばかりだったけど、
ホントに、たま~~~~~~~~~~~~~~~~~~に見せる、そんな優しい所もあったんですよね。

そんなコトを思いだしながら、20分ほどの電話は終わりました。

電話を切って、なんだか嬉しくなった私です。
すでにオニ店長は隣の県に引っ越していました。もう会う事もないかもしれません。
でも、なんだか、ずっと分かりあえなかった人と、やっと理解しあえた気がして、
幸せな気分になった私ですー