やっとここでメイン!「ポークのピクルス煮です。」ピ、ピクルス?もう私の理解の範囲を超える!お箸でほろりと崩れるほどに煮込まれたお肉。ピクルスの酸味は旨みに変わり、あとはワインが入ってるなくらいしか想像できない。ご飯と一緒に出されたけれど、これにも合う。それに何時も思うんだけれど、野菜の使い方の巧みな事。付け合せもそれぞれ、パプリカはロースト、ブロッコリー・幅広インゲンは塩茹で、そして蕪に驚いた。蕪はどうしても柔らかい野菜のイメージだけれどこれはサクリとした歯ごたえが残る状態に加熱してあり、蕪ってこんなに甘くて風味豊かな野菜だったんだと驚く。いつも野菜の美味しさに感激するけれど、素材と技術両方あってのこの美味しさなのね。
「玉ねぎのプリンです。デザートじゃないですよ~」とニコニコ出されたのがこれ。玉ねぎを色がつかないようにゆっくり炒めて裏ごしし、卵とブイヨンを合わせて蒸したものだそうだ。食感はまさに滑らかなプリン。玉ねぎの甘みと旨みが十二分に味わえる。
チェックインにまだ時間があるので大滝の湯でまたまた温泉!ここは「時間湯」が出来るがチョビ家はお湯が熱すぎて無理。大浴場のほうへ。熱めのお湯で再びほかほか。マッサージチェァでモミモミしてリラックス。「らんぶる」に着くと「コーヒーを」とパパさんが勧めてくれるけれど、ここは我慢。夕食のテーブルに着くとまずこれだけの皿が並ぶ。*刺身蒟蒻・海老とミニトマトをバジルソースで・鴨のロースト、バルサミコソース *夏野菜のゼリー寄せ *白身魚とグレープフルーツのサラダ *生麩の霙煮 *グリーンピースのスープ イタリアの赤ワインを頼む。「最近フランスワインが偉くなっちゃって~。今年からこれも置いてるんですよ。」「ほ~、天狗になっちゃってますか、フランスワインは~」「そうなんですよ。(笑)」なんて会話をかわしながらフロア担当のパパさんにサービスしてもらう。
「ぐーてらいぜ」はドイツ語で「よい旅」という意味だそうで。。雰囲気のあるカフェだなぁと思っていたら「草津最古のお宿、日新館の風呂場の構築をそのまま残して。。」とある。白髪のマスターが入れるコーヒーのいい香りでいっぱい。ゆったりした気分になれるお店ね。チョコケーキも甘すぎず美味しかった。
ベーグルを手に、湯畑へ。予てからやりたかった‘湯畑でお酒’(笑)ティコティコさんほど写真が上手くないけれど状況が伝わるかしら。残念ながらティコさま御用達の「静」が閉まっていたので隣の店で焼き鳥を買い、玉屋酒店でビールと‘草津よいとこ’というカップ酒を買う。ひとくち乾杯したら東屋のような屋根のあるところに座って、湯畑を眺めながらゆっくり楽しんだ。野望をひとつ達成したぞ!ふと見ると、我々と同じ事をしているカップルを発見!これから流行るかも。(笑)霧雨程度とはいえ、こんな天気に素足にサンダルの晴れ男さん。たまらず足湯に入った。「ほお~っ!つま先が生き返った!」だって(笑)おっと、呑まないマユピを連れていたのを忘れてた。(笑)ではマユピの為に次へ。。。
ここでベーグルを売りにしたカフェが有るという情報をゲット。ベーグル好きのマユピが見過ごすはずが無い。(笑)「Cafe shinkichi」。店内はなかなかモダンなインテリアで、おしゃれ。草津を侮ってはいけない。(笑)日替わりで作っているらしいがこの日の6種類を購入。「予約すれば希望の物、オリジナルな物も作ります。」と書いてあった。こういう店は珍しいね。
ここのお蕎麦は「こね鉢盛」と名づけて人数分の一緒盛。汁は6種類ある中から選ぶ。チョビ家は暖かい舞茸汁を選んだ。晩御飯がボリュームたっぷりなのを知っているので「お昼は軽くお蕎麦で」と言っていたのに「4人盛はいけるなぁ。」と姿だけでなく発言も小学生並みの晴れ男さん。(笑)4人盛に執着するも、私達に速攻却下され、3人盛を注文。ところがこれがまた量が多い。東京のちょっと気取ったお蕎麦やさんの倍の量は確実にある。蕎麦の香りをはっきり感じられる太めの手打ちだった。「軽く」と言った割には大満腹!初めて入った店だけど「あたり」だった。(笑)
ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、体の芯からすっかり温まった3人。そろそろお昼にしようね。土地柄もあって、手打ち蕎麦のお店があちらこちらにある。「夕食を考えて軽めにね。」といいながら片岡鶴太郎美術館前の「そばきち」に入る。湯上りといえば大人だったらこれでしょうと、生ビールを野菜天で。「幅広インゲンが旬なので、人数分お付けしましたよ。」こういうサービスってとても嬉しいなぁ♪。このインゲン、肉厚で柔らかく味が濃くて甘くすっかり気に入ってしまった。それとこの店はもれなくキャベツの一夜漬けが出てくる。ほかほかの体に冷たいビールが幸せ。(笑)
昨日から1泊で草津へ行ってきた。現地は20度を切る涼しさ。天皇陛下が軽井沢においでになったというニュースで、セーターをお召しになられていたから、想像はついたが天気も悪くむしろ寒い。私はジャケットをはおり、マユピは長袖のTシャツに長袖のチュニックとパンツ。ところが晴れ男さん。半袖Tシャツ、膝うえのパンツと素足にサンダル。海水浴にでも行くのか?(笑)といういでたち。2人につっこまれて荷物に長袖ポロとチノパンを突っ込んだものの、意地になって着替えようとしない。1学年に一人はいる、真冬でも半袖短パンの元気だけが取り得の小学生みたい。(笑)家に帰るまで「小学生」と呼ばれることになったのは言うまでも無い。(笑)今回も泊まるのはお気に入りのペンション「らんぷる」。ここで割引券をもらって西の河原温泉露天風呂へ行く。こんな天気だし、誰もいなかったら写真が撮れるかなと思って行ったら、とんでもない!結構な人の入り。晴れ男さんも「ん~、この前線には勝てないなぁ~」などと言っていたが、霧雨程度で傘が要るのか要らないかくらいの降り。ぶらぶら散歩したり露天風呂に入るくらいなら問題ない。この露天風呂は広いし、綺麗だしやっぱり入っておかないとね。という訳で草津のお話が暫く続く。。。