ひさしぶりに一品〇でランチ。冷やし中華がたべたいかしらん、と出かけたけれどでっかい海老がどかんと乗ってたりして、昼飯にはちょっとゴージャスすぎる。冷やし中華ってこんな存在でしたっけ?そこで760円の茄子と豚ロース炒め定食に変更。不思議なんだけど味噌汁が付く。なぜスープじゃないんだろう?これに?な味のアイスコーヒーが付いている。ここは夕食に時々行っていたんだけれど、何時から行かなくなったんだろうと考えた。ここの麻婆豆腐は晴れ男さんのお気に入りだったが、ある日突然味が変わった。晴れ男さんがっかり。土日の夜はこんでいるので予約したほうが確実なんだけど、予約してご馳走中華を食べるなら錦糸町の大三元まで行きたい。去年の上海蟹の時期に大三元に行ったっけ。ここは値段と味に納得することができる。その前の年は横浜まで行ったが結局大三元がいい、ということになったのだ。
夜はずいぶん寝やすくなった。昨夜蚊に刺されて目が覚めたら、寝ぼけて窓を開けたらしい事に気づいた。しかも網戸ごと!!え??チョビが足元にいない。ぼんやりした頭で起き上がると「リンリン」と鈴の音が聞こえた。「あ~よかった。いるんじゃない。」と安心して窓を閉めようと手を伸ばしたら、ド~ンと外からチョビが飛び込んできた。薄暗い部屋の中でしばし事態が飲み込めなかった。どうやら窓からベランダに飛び移って蝉の死骸で遊んでいたらしい。夢じゃない証拠にシーツの上には黒い足跡が。。本人はこの冒険に満足したらしく「ブリブリブリ。。」とご機嫌だ。以前チョビは何処から出たのか、2週間も家出したことがある。げっそり痩せて保健所の給水タンクの上にいるのを見つけた。迷子札は付けているが、また「猫探しています」のポスターを作らなくてはならなくなるところだった。びっくりした~!
まゆぴが10月に出させていただく、堀内先生の公演ちらしが出来てきた。コンテ作品で外部公演に参加するのは初めてで、全く光栄なことである。ど素人の私が言うのもなんだが、コンテといえばここ10年くらい、日本人振付家が目覚く成長していると思う。以前は海外のカンパニーの作品を見て鳥肌の立つ思いをしたことがあるが、日本のはね??なんてことがしょっちゅうだった。そして今はコンテのダンサーのレベルも画期的に上がったように思う。世界的レベルの日本人コリオグラファーやダンサーの名前も何人も上がるようになった。私が一番初めにすごい!と思った日本人コリオグラファーは島崎徹先生だ。彼にはとても洗練された作品もあるが、私はたいへん泥臭いというか、体に流れる血に訴えるような作品が心に響く。最近は教授になられてお忙しいのか公演の情報がないので残念だ。まゆぴが高校生のころ島崎先生の作品に所属スタジオの記念公演で踊らせて頂いた事がある。この経験は宝物である。そして今回また宝物が増えるのだ。
撰勝山。仙台のお酒だ。これも大好きな一本だ。これは吟醸酒で、赤のラベルが純米吟醸、黄・緑ラベルが特別純米、白ラベルが本醸造だ。黄緑白のものは販売店限定商品とかであまり見かけない。宇都宮の酒屋さんで買おうとしたら「いつも青を飲んでるなら薦めない。青以外の物だったら、これを」といって青ラベルのうすにごりを薦められた。赤は純米吟醸だから青より値段が高そうに思うが赤のほうが若干安い。お米の違いらしい。赤も飲んでみたけれど、やはり青!おいしいお酒なんだけど比べると雑味みたいなものを感じてしまう。「この値段でここまでのお酒はなかなかない。」と言われたことがある。同感だ。香りがよくて口の中でふっくら、喉越しがいい。どんな肴にも合うから洋食にもOK。でもやっぱりもったいない気がして、これを飲む時はお刺身に合わせたいな。晴れ男さんは「俺の撰勝」と呼び、この子だけはあとどのくらい残っているかチエックする。全く飲ん兵衛ってやつは。。。
日曜日にみんな予定が無いときは、まゆぴの運転の練習のためなるべく車で出かけることにしている。‘近所を一周’に近い時もあるが、昨日は北小金のZopf(ツォッブ)まで行った。ここは有名なパン屋さん。1時間待ちなんてこともあるらしい。2階のカフェにいたっては予約しないとまず不可能。中途半端な空いていそうな時間を狙って到着。駐車場もあり、警備員さんも2人いる。ラッキー!今日は並ばずに入れた。店は7~8人入ったら一杯の狭さ。パンが置いてあるスペースのほうが人のいるスペースより大きい。といってもものすごい種類のパンがあり、次から次へと新しいパンが焼き上がってきて並べられる。ここの不思議なところはペストリーも、フランスパンも、あんぱんも、お惣菜パンも、ドイツ系のハードタイプのパンもどれがお得意とかなくてみんな高いレベルでおいしい。あれだこれだと8種類ほど購入。帰りに車を日陰に止めて熱々のカレーパンを火傷しそうになりながら、食べるのが我らのお気に入り。ふわっとした薄めのパンがカリカリに揚げられていて、中は豆やひき肉など入ったご飯にかけてもOKな感じのルーがたっぷり。うまいっ!帰ってからコーヒーを入れてゆっくりペストリーなどを食べる。マンゴーのペストリーが晴れ男さんのお気に入り。パンでは食事にならない人だけど、ここのパンだけは別らしい。
‘食彩の王国’とか言う番組のレバーの特集を見たチョビまま。レバー刺しが食べたい!と「豚小屋」というお店へ。レバーといってもここは豚専門。豚で生?と思うかもしれないけれどここのはまったく大丈夫!臭みなんてまるでなく新鮮でうまいっ!あとはガツとコブクロで3点盛に。焼き物もイベリコ豚やあぐーといった有名どころも取り揃えている。私達は岩中豚の焼き物を頼んだ。豚の脂って本当においしい。サラダやもつの辛味炒め、三つ葉のお浸しなどでビールが進む。晴れ男さんは芋焼酎を水割りで、私は焼酎の緑茶割りに移行。美味しかった!
一時の猛暑からほんの少しは過ごし易くなった。眼振を起こして心配していたチョビもすっかり回復。晴れ男さんなんかは「夢でも見たんじゃないの?」なんて笑う始末。はいはい、我が家の危機、修羅場はたいてい私一人のときが多い。まゆぴが赤ん坊の頃、喘息の発作を起こして「ひ~ひ~」いうのを一晩中抱いていたり、夜中に病院へ駆け込んだりなんて時も、大抵出張中か酔っ払って高いびきな晴れ男さん。そんなこんなで20余年。何事にも動じないずうずうしくて怖いもの無しのオバサンができあがって行く。おばさんは好きでおばさんになるのではなく、おばさんに作り上げられていくのだ!と開き直る。元気になったチョビは、まゆぴと遊んだり、晴れ男さんに媚たり、私の家事の邪魔をしたりといささか鬱陶しい。まあ元気の証拠だから仕方がない。でも夜中にダンボールの箱をバリバリやって起こすのはやめて欲しい。
東京に向かう途中、渋川を通過する。去年ここを通った時この酒店を発見したチョビまま。「せっかくだから地酒を買いたいね」と話していたからだ。「明治堂酒店支店」というこの店は古民家?と見えるくらい古い佇まいをしている。年配の店主が応対する。店の冷蔵庫のお酒はいわば見本と試飲用で、売り物は裏の冷蔵庫で5℃か3℃で保管されている。「試飲しますか?お~い、〇子ちょっと店に来てくれ。」と奥さんらしき女性を呼ぶ。ちなみに壁にはこの店主と〇子さんの名前の利き酒師の認定証がある。「緑川と夜明け前を」というとあれやこれやと6~7種類出してくれた。〇子さんがお茶を出してくれて、店主は盃と利き酒用の吐き出しを準備する。「お酒の好きな人が一旦口に含んだ物を吐き出すのは難しいんですよね。」と言われる。その通りだ。したがって試飲するのは私で、運転手の晴れ男さんはもちろん匂いを嗅ぐだけ。ここはお酒をいい状態で寝かせると美味しくなるという信念で、菊姫などを始めとするそのままで抜群に旨い酒を自ら2年10年とねかした古酒も販売している。「こういう売り方すると蔵元に嫌がられるんだけど、最近はすこしずつ認める発言をする蔵も出てきました。だってほんとに旨いんだもん。」となかなかおちゃめ。古酒は選ばなかったものの、原酒の濃~いのを1本含む3本を購入。去年は店主の話に引き込まれて、1時間以上滞在してしまった。今年はもう少し短かったかな。1本づつにその酒の解説を書いた手書きのプリントが付いている。扱っている酒蔵と酒の解説が書かれたリストと、お酒の豆知識(けっこうマニアック)が書かれた物をくれる。去年は「アル添」今年は「火入れ」がテーマだ。ここはまるで異空間。これほどお酒に愛と情熱を感じさせるお店も珍しい。え?試飲したチョビままはちゃんと吐き出せたかって?無理無理!一滴残らず頂きました。ご馳走様でした!
らんぶるを出発したチョビ家は、ここだけははずせないと西の河原露天風呂へ。無料駐車場から遊歩道を7~8分くらいで到着。途中で男湯だけは見えちゃうんですよ、奥さん!まぁどーせ、おっちゃんしか入ってないけどね。ここは湯船の広さ500㎡。て、どんだけ~と言う感じですが、要するにとっても広い!改装したようで去年より脱衣場が広くきれいになっていた。草津のお湯は濁っていないので綺麗だ。やはりここも掃除が行き届いていて、岩がぬる付く事も無いし、露天というとよく葉っぱや虫なんかが落ちていることがあるけれど、そんなものは見える範囲にはひとつもなかった。すっかりリラックスしてお土産の定番、温泉饅頭を購入。ちなみに今まゆぴの携帯の待受け画面は、温泉饅頭のアップだ。さてと帰路につく。ただし途中、もう1箇所寄るところがある。
ぐっすり眠って次の朝。早速、朝風呂に浸かると湯畑まで散歩に。人もちらほらで朝の空気を満喫する。晴れ男さん足湯に足をつけてご機嫌のご様子。昼間はカキ氷や食べながら歩けるような物も売っているのにすでに掃除がなされていてゴミ一つ落ちていない。。地元の関係者に感心する。「昨夜あんなに食べたのにね」といいながらドリンクのコーナーからオレンジジュースを選んで朝食の席に。 *野菜入りスクランブルエッグ、小さなおにぎり、ハム、モロッコインゲン、かぼちゃ、とうもろこし *コーンポタージュ *ヨーグルト、ブルーベリーソース *サラダ *ミルクパン、イチジクパン そしてゆっくりコーヒーを頂く。パンもヨーグルトもみんなママさんのお手製だ。夕食も朝食もほんとうに手が込んでいる。隣のテーブルにいた老夫婦は、年に3回2泊づつ10年間来ているそうだ。「お食事がおいしいんですもの」とおばあちゃま。かなりの健啖家だ。きれいに召し上がっておられた。まゆぴが「野菜の味が濃いんだよね」と言い出した。すばらしい!そのとおりだ。旅先では野菜不足になる気がするけれど、ここはたっぷり取れる。味の濃い、いい野菜を使っているから余計にそんな感じがするのかも知れない。チェックアウトの時には美人のママさんも顔を出してくれてご挨拶。これだけの料理は全てママさんの担当。ほんとうにご馳走様でした。また来ますね!1泊2食付きでなんと一人8,500円である。