蒲田耕二の発言

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長周期震動

2013-12-13 | 社会
霞が関ビルが日本初の超高層ビル、当時の言い方によれば初の摩天楼として竣工したのが1968年。それ以前、日本は地震国だから高いビルはダメ、と建築基準法で制限されていた。だから50年代にはせいぜい6階建て、8階建てのビルしかなかった。

高さ制限が撤廃されて高層ビルがどんどん建つようになったのは、建築技術が発達し、耐震設計が進歩したからだと説明されていた。それなのに、アレレ~、11日のニュースウォッチ9によると、南海トラフで巨大地震が発生すれば西新宿の高層ビル群がどんな壊れ方をするのか、だれも知らんのだと。

模型実験では20分以上揺れ続け、あげくに下層階で折れてしまった。てことは、上層階にいる人間は全員お陀仏ってことじゃん。都庁舎なんか、48階建てだよ。何千人働いてることか。周囲にどんな被害を及ぼすことか。

結局、超高層ビルの建設ラッシュも原発の安全神話と同根なんだろ。狭くて高い都会地に低い建物ばかりじゃ経済効率が悪い。不安はないワケじゃないが、まあいいんじゃね、てんで業界も官僚も無責任に突っ走った。

こういう無責任体質に、特定秘密保護法はいっそう拍車を掛けるだろう。原発やビルの耐震性は国家機密でも軍事機密でもないが、「その他」ではあるもんね。

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