12月15日に発売された注目作、
大規模FPSの『SQUAD』をプレイした感想。
リアル系の現代戦軍事FPS、アフガンを舞台にアメリカ軍・ロシア軍・民兵などが登場。
広大なMAPでの100人対戦がウリで、またゲームタイトル通りに部隊間の交信・連携にも力を入れている。
テスト段階の為まだ未実装だが、装甲車や航空機などの乗り物も登場予定。
BF2の大型MOD、Project Realityチームが開発している。
ではレビューいってみよう!!

・雰囲気
プレイしてはじめにおおっと思ったことは、雰囲気。
実際のところ戦争ゲームにはこれが最も重要である。
特にリアル系は、気持ちが入り込めるかどうかで大きく燃え度が変わる。
その点このSquadの雰囲気は、まさに求めていたものに近い。
なによりも音響が良い。
銃声や爆発音は実際のものをサンプリングしたものだろう、かなりの迫力があるし、
また屋内では銃声も他人のボイスチャットも反響したりする。
迫力を重視してるのかこういった効果音の主張が大きいために、
激戦地においてボイスチャットがかき消されることは多々あるが、
銃声や爆発音の中、伝えようとしてできるだけ単純な内容の怒声を何度も発する、戦場とはそういうものである。
初代Red Orchestraの銃声、とりわけ機関銃のやかましさが大好きで、
Red Orchestra2に移行するとそれが全然おとなしくなってて大きな損失だと思った俺世代には、
まさにこのやかましすぎる効果音は大事なことなのだ。
・交信
そしてそんな雰囲気に一役買ってるのが、交信系のシステム。
Squadでは三種類のボイスチャットを使う。
1つ目は周囲の人だけに聞こえるローカル、
2つ目は分隊内で無線で話す分隊チャンネル、
3つ目は分隊長同士のみに聞こえる無線のコマンドチャンネル。
分隊長同士はコマンドチャンネルで連携をとり、他分隊と共同で作戦を展開したりする。
分隊内では分隊チャンネルで、細かい戦術的な内容をやりとりする。
そしてローカルで周囲の人ともっと手近な会話をすることになるが・・・
音響システムはここでも活きており、ローカルで喋ると、
その人との距離や方角によって聞こえ方が変わってくるので、
現実と同じように声を聞くだけで実際に自分から見てどこにいるのか大体わかる。
なので前線拠点に防衛で詰めてるときにふいに敵の大軍が攻めてきて激戦になったりすると、
もうあちらそちらの方向から銃声や爆発音に混じって「メディーック!」とか「敵はあっちの方向だ!」とか聞こえるので、
実際に自分がそこに置かれているかのような音響と迫力があるのだ。

・MAPとルール
MAPでは味方分隊の位置や建設したFOB(前線基地)の位置などの情報がリアルタイムで見れる。
特に分隊長なら戦況を把握し他分隊との連携をとる為にも常にしっかり見とかなければならない。
MAPスケールに関しては狭いというわけではないが、乗り物が登場するにしては広くもない。
もしかすると今後より広大なMAPも登場するかもだが・・・
Armaのようにプレイ時間のほとんどは移動時間と待機時間 みたいなバランスを避けてるのかもしれない。
まあこれぐらいの方が手軽に撃ち合えて良いようにも感じた。
ルールは現状は3種類。
Advance and Secure(AAS)は現状もっとも回されているルール。
BFシリーズでいうコンクエストでMAPに配置されたいくつかの拠点を取り合うが、
占領できる拠点は"前線"として決まっているので、戦力が集中しやすく、
拠点の変な裏取りとかはできない。
占領やキルなどで敵のチケットを削りきれば勝ち。
Insurgency(INS)は正規軍と民兵での戦いになる。
民兵側はMAP中にいくつか武器や資金などの物資を隠しており、
正規軍側はそれを全て破壊して回り、全部破壊できれば正規軍側の勝利。
Territory Control(TC)は攻撃側と防衛側に分かれ、攻撃側が拠点を順番に占領していく。
一度占領された拠点の奪回はできない。
時間内に全部拠点を制圧できれば攻撃側の勝利。
FPSのInsurgencyでおなじみのルール。

・建築
このゲームの大きな特徴として、建築の存在がある。
上の画像のようなバンカーの他には、土嚢やタイヤを積み上げたもの、
歩兵にダメージを与える鉄条網、そしてハシゴなどがある。
これらで予め防衛陣地を敷いておけば、撃ち合いでかなり有利となり、
また市街戦などの通路が入り組んだ局面ではこれら障害物で塞いでおくことにより
侵入ルートを限定するといった使い方もある。
これはかなり面白いシステムで、ある野戦では、
森の中の丘にバンカーや土嚢を組み合わせた陣地を構築し、
接近する敵部隊に対し一方的に有利な戦闘を展開できた場面もあった。
このSquadの前身であるProject Realityでは、
据付型の重機関銃や対戦車ミサイルや対空砲なども設置できるようなので、
アップデートが進めばそれらも登場するのだろう。
要塞化がますます捗って楽しそうである。

・総合的に
このゲームはチームワークのゲームであり、他のFPSと違って、
自分が敵を殺すことよりも"役割を果たす"ことの方が重要
という点はArmaに似ている。
自分が1人や2人の敵を直接排除することよりも、分隊の動きに沿い、
ラインを組んだり敵がいない方向を監視したり、
無理に接近して当てにいく危険を冒すよりも、その場で移動せずに生き残り、
制圧射撃をかけて敵に圧力をかけたり味方を援護することとか、
そういった働きにこそ大事なものがある。
こういうゲームではBFやCoDでやるような動きたがりや殺したがりはあまり役には立たない。
なのでリアル系のゲームは初心者には地味で全然活躍できない、つまらないという印象を与えがちだ。
しかしそういう地味な働きをする人たちが集まってこそ、
チームが最も機能的に動く"部隊"を形成することを理解し、
その一員に自分が参加できていることを自覚できたとき、
リアル系の本当の面白さ、戦争映画のような軍隊ごっこ遊びの醍醐味を感じられる。
SquadはProject RealityやArmaプレイヤーが多いのだろう、
ベテラン歩兵みたいな連中は"わかってる"動きをすることが多い。
多人数で横に広がって戦線を形成したり回り込んで包囲したりの分隊同士の連携も活発だ。
Squadは一見地味なゲームだが、そういった本当のチームワークと、
FPSではなく戦争映画のような軍隊ごっこ遊び だと受け取れば、格段に楽しくなると思う。
みんなで陣形を組んで平野を進んでいる時、相互カバーで市街地を進んでいる時、
防衛陣地で敵を待ち構えている時、突如多数のスモークが展開されて煙に巻かれた時、
曳光弾の下をかいくぐる、すんでのRPGが着弾する、メディックが弾雨の下を走り回っている、
様々なシチュエーションに感動できるようになる。

とはいえこのゲームはまだまだテスト段階だ。
バグ修正や改善点など、課題は多くある。
しかし雰囲気は既に出来上がっており、100人対戦サーバーも立っているし、ポテンシャルを感じる。
ここからさらに乗り物が来れば、戦車と歩兵で歩戦共同作戦などが見れるし、
輸送部隊なども出来上がるのかもしれない。
上記したようにそういった連携部分にこそこのゲームの醍醐味がある。
軍隊ごっこがもっと楽しくなるに違いない。
据付型兵器の設置などがきたら要塞築城にも気合が入る。
完成度を高めていくのはこれからだろう。
既にProject Realityという前身があるので悲観はしていない。
日本人のユーザー評価を見ればSquadは賛否両論であるように見受けられたが、
個人的にはこのゲームの本質は上記したようなモノだと思ってるので、
期待はずれだとは思っていない。
むしろ今後が一層楽しみである。
あんまりよくわからないから詳しくは言えないけど
よさげだからお布施してくる
週末当たりに買っているかもしれない
JD=熟男
あの索敵しながら広大なMAPを動いていく時や
陣地周辺の攻防時の緊張感がたまらん、そして死ぬ時は一瞬というね
合う人間と合わない人間にはっきり分かれそうだよねこれ
そうだね、やっぱり地味な働きが求められるから。
でも動画とかで見るとけっこう面白いと思うんだよね。
楽しみ方がわからないだけで、潜在的なプレイヤー層は多いと思ってる。
>>日本人はゲームを求めてるので
戦争モノはリアルではなかなか経験できないことだから、
リアルさを求めてる層もいるとおもうよ!
>>ナイスレビュー
おう!
一緒に戦おうぜ戦友!
>>SleipniR
面白いよ!
乗り物がきたらもっと面白くなるに違いない。
今後が本当に楽しみ。
>>JDのTM
なんだよ!
JDってジェダイじゃないのかよ!
スター・ウォーズシーズンに紛らわしいんだよ!
ワクワクしてがっかりしたよ!!
>>他プレイヤーの配信見てたけど雰囲気いいよね
まさしく。
雰囲気がすごいんだよ!
緊張感あるし、絶対に面白い。
一緒にやろうぜ!!