独りで歩いてく人のブログ 

HN: yukky(ゆっきぃ)

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こんばんは、ゆっきぃです。
前回のゲーム記事のコメント欄にてブログ読者の方があるテーマで軍事記事を書いて欲しいというリクエストがあり、今日はそれについて。
ある2chスレまとめサイトで第二次世界大戦時の各列強国の軍事力ランキングみたいなのを表したカキコミがあり、
それについての個人的考察をとのこと。

こういったリクエストをコメントで頂けるのは素直に嬉しいので、
今後もどんどん消化していこうとおもいます!


旧日本軍って強かったの?
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4379273.html?p=2




まずその国の持つ国力・軍事力というのはあらゆる分野・要素が関係し、
それを数値で単純化して比較しようとすること自体あまり褒められたことではないが、
それでもあえて単純化して比較した場合・・・
上記カキコミの数値は単なるイメージとしても、あまり正確な根拠に基づいていないなという印象を受けた。
どう贔屓目に見てもアメリカとドイツ・日本が2倍程度しか差がないということは有り得ないのである。

それについて以下に兵器生産数から比較してみるが、
数値は資料によってバラつきがある点については留意していただきたい。


まず陸軍についてだが、一般的には参戦国の中で特にドイツとソ連が精強な陸軍で対峙したことが知られている。
ドイツもソ連も戦車大国であり、特に独ソ戦が始まった1941年から1945年にかけて競うように改良し合った為に、
このたった4年間で戦車技術というのは新兵器が登場しまくり飛躍的に進化した。
最も有名なのは1942年のレニングラード戦で登場したドイツのティーガー戦車で、
これは連邦軍の白いモビルスーツの如く大戦中は恐れられた存在だが、
強力なティーガーも大戦中に約1500輛が生産されたのみで、
戦局に影響が皆無とまでは言わないまでも数の上では全く主力足り得ない。
なおさらに強力なティーガーIIも500輛程度であり、ティーガーシリーズは合わせて約2000輛、
ドイツ軍の戦車総生産数は約37000輛ほどなのでティーガーの占める割合は十分の一にも満たない。

対するソ連はティーガーに対抗できるスターリン戦車(IS-1,IS-2)が正確な数値は不明だが大戦中に恐らく約3500輛ほどは生産されており、
またこの他にもティーガーを撃破できる攻撃力を持った戦車や重突撃砲なども併せて量産されている。
さらにソ連軍のT-34中戦車は火力・装甲・機動性のバランスが取れた優れた戦車で、
独ソ戦緒戦ではドイツ軍のどの戦車よりも性能が高く、後期に於いても改修により強力な威力を発揮した。
ソ連軍はこのT-34だけで6万輛近くもの量産に成功しており、工業力の差が戦力の差となって現れている。

独ソと比較するとアメリカとイギリスの戦車は地味な存在だが、それは戦車戦力が弱体ということにはならない。
イギリスは大戦緒戦では自国開発の戦車を主体に戦っていたが、
これは重装甲で恐れられた少数のマチルダ戦車を除けばパッとしたものではない。
しかしアメリカ参戦後はレンドリースによりアメリカ製のM4シャーマン中戦車の大量供与を受け、
これと自国製戦車で大戦後期を戦いきった。
M4シャーマンも走攻守のバランスが取れた中戦車で生産性に優れており、約5万輛近くが生産された。
M4シャーマンはスペックだけ見ればドイツのティーガーに敵うものではなかったが、
アメリカは絶対的な制空権と数的優位を以てドイツ装甲部隊に対抗した為、大きな問題とはならなかった。
またアメリカはM26パーシングというティーガーにも優る重戦車を開発しており、
これは海を渡って輸送する関係上、少数の投入にとどまったので戦局に影響はしていない。
つまるところアメリカは高コストのM26を運搬せずとも、M4シャーマンと航空優勢で十分と判断したのだ。

戦車・駆逐戦車の生産数
ドイツ37454輌
日本4524輌
イギリス22820輌
ソ連79733輌
アメリカ77247輌

主に陸で戦った国々を並べると、ドイツは約37000輛程度の戦車を生産したのに対し、
イギリスだけでなく、その上にそれぞれ2倍以上の生産数を誇ったアメリカ・ソ連とも戦ったので、
物量で押されまくることは自明の理であったというわけだ。
日本軍は陸戦は重視していなかったので戦車の生産数は少なくなっている。


戦車の生産数以上に絶望的な差となるのが航空機の生産数。

航空機の生産数
ドイツ117881機
日本79123機
イギリス131549機
ソ連158218機
アメリカ324750機

ドイツはイギリスにすら生産数で勝ってなく、性能で突出しているわけでもなかった。
ドイツが生み出し実用化した世界初のジェット戦闘機であるMe262でも1400機が生産された程度に過ぎず、
趨勢を変えるほどの影響力はなかった。

航空機関連で突出しているのはアメリカで、最高のレシプロ戦闘機とされるP-51マスタングを16000機以上生産し、
ドイツや日本では量産されなかったB-17やB-29のような超大型爆撃機も本格量産しており、
B-17が12731機、B-29が3970機生産されたとされる。
これらの大型爆撃機群がドイツと日本を空襲し生産能力の低減に一役買った。


そして恐らく1隻に用いられる資材量からして、
国力差が顕著に出るのが艦船の製造量で、
主に海で戦った日米を比較した場合、

日本の艦船生産数
正規空母9隻
護衛空母9隻
戦艦2隻
巡洋艦6隻
駆逐艦70隻
潜水艦132隻

アメリカの艦船生産数
正規空母22隻
護衛空母93隻
戦艦10隻
巡洋艦39隻
駆逐艦378隻
潜水艦213隻

上記はあくまでも大戦中に建造・就役した数であり、日本軍の場合は戦前に配備されたものを主力に戦っている。
さらにシーレーンを守る海防艦や貨物船などの生産数を考慮に入れると日米差はさらに著しいものとなる。


今回は主要兵器の生産数しか書かなかったが、この他にも弾薬や輸送トラック、銃砲の生産数も重要である。
またアメリカに限って言えば兵器の生産数が抜きん出ている他、日独が計画を断念した原爆の実戦投入にも成功しており、
GNP比で言えば1944年時点でアメリカは日本の18倍を誇ったとされ、
元スレのように単純化した数値で比較するのは難しいが、それだけの差があったということである。

軍事記事目次へ



コメント ( 14 )  軍事ネタ / 2013-01-24 18:37:05
« 間違って削除 Chivalryが無... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (Imoutup)
2013-01-25 03:02:32
俺も当時のGNPやら国力差は調べたことあったけど、日米の国力差、特に工業力の差が絶望的すぎる。鉄鋼11倍、石炭9.3倍、アルミニウム5.1倍、原油生産に至っては686.5倍でcivilizationだったらやり直すレベル
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-01-25 03:38:18
ソ連は人命が軽く人海戦術で工員を使い捨てにしながらの力押しなイメージがあるなあ
日40:米100ってちょうど現代の日米比くらいかなあw
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-01-25 07:51:54
アメリカのチートっぷりときたら
 
 
 
Unknown (Unknown)
2013-01-25 10:53:12
戦車が万単位てのを聞くと今の日本は1000輌未満で大丈夫なのかって思ってしまうw
まあ当時と現代では運用も性能もぜんぜん違うんだろうけど
 
 
 
Unknown (ゆっきぃ)
2013-01-25 17:10:02
>>Imoutup
映画「山本五十六」の台詞でもあったね。
なかなかおもしろい映画だったよ。
「艦の建造能力は4,5倍、飛行機は6倍、車は100倍、石油に至っては700倍。日本の一年分の消費量を僅か半日で生産する…」

>>ソ連は人命が軽くのUnknown
ソ連といえばまさにその戦術で国土を守りきった国だからね。
ドイツの進撃に対して工場を疎開させたりとか態勢を整えるまでは文字通り兵士たちの身体で止めた。
恐ろしい国だよ。

>>アメリカのチートっぷりのUnknown
まず国の位置からして地政学的に神立地だからね。
スタート地点が既にやばい。

>>戦車が万単位のUnknown
もちろん現代とは価格も性能も違うので、何千輌は必要としない。
けども400輌だの600輌だのってのは少なすぎる。
最低でも700輌、できれば900輌、機動戦闘車は別枠で、て感じで欲しいね。

今やイギリスもドイツも400輌程度の戦車しか保有してないけど、
しかしEU自体がこの先どうなるかわからないし、
EUが無くなることがあればまた欧州各国もさらなる軍備を整える可能性もあるかもね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2014-10-20 21:27:43
 
 
 
世界戦記。 (松平直政)
2016-05-03 00:16:10
第二次大戦の国力を比較するとこんな感じです。
連合軍
アメリカ 100
イギリス 40
フランス 20
ソビエト 40
中華民国 30

枢軸国
ドイツ 30
日本 25
イタリア 20
といった感じです。
第二次世界でのアメリカ軍の犠牲者は、 対独戦 22万人
対日戦 15万人
対伊戦 2万人対
トータル 40万人
といった感じです。 単純に比較出来ませんがアメリカは日本よりドイツとの戦いを重要視していたかがよく分かります。
 
 
 
世界戦記。 (松平直政)
2016-05-03 00:16:47
第二次大戦の国力を比較するとこんな感じです。
連合軍
アメリカ 100
イギリス 40
フランス 20
ソビエト 40
中華民国 30

枢軸国
ドイツ 30
日本 25
イタリア 20
といった感じです。
第二次世界でのアメリカ軍の犠牲者は、 対独戦 22万人
対日戦 15万人
対伊戦 2万人対
トータル 40万人
といった感じです。 単純に比較出来ませんがアメリカは日本よりドイツとの戦いを重要視していたかがよく分かります。
 
 
 
質問 (Unknown)
2016-05-19 17:48:19
参戦国の中にイタリアが無いのですが、やはり資料か見つからないということなのでしょうか。

またもし良ければ航空機の生産数などの数値について、参考にした書籍やwebサイトを教えて頂きたいです。
 
 
 
Unknown (Chongov)
2016-07-12 14:59:59
松平直政 さんへ

WW2の時の国力って中華民国はドイツと同じ、日伊より強い?いやいや。もしあの時の中華民国はそんな実力があれば、日本に反攻できない理由は何ですか?

しかし、WW2の日本軍はわずか一割の海軍を使って中国の海岸線を完全に封鎖できる、国民党軍は1944年の大陸打通作戦まで敗戦が続ける。それでも中華民国の実力は大日本帝国より強いといっても、誰も信じられないだろう。

国力といえば、ドイツ35、日本25、イタリア15、中華民国5だな。
 
 
 
Unknown (国力比較)
2017-03-24 19:12:01
変な話すべての国=アメリカ
ぐらいの割合の数字をつくってそこから分配したほうがいい。

アメリカ100
他の国120

じゃ、120を各国別に分配していこうか、みたいに。

あと、中華民国の国力があまりにおかしい。
戦闘機、軍艦、地力で開発生産できない国ですよ?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2018-12-24 04:46:50
アメリカ100
イギリス40
ドイツ40
ソ連40
フランス20
日本10
イタリア10
ってところでしょ
 
 
 
Unknown (Unknown)
2019-02-11 22:51:30
船の生産数の差は生産工程に大きな違いがあり

一概に工業力の差だけで出来たものではないです
 
 
 
Unknown (日本✖5なら、アメリカといい勝負)
2019-04-28 00:57:38
アメリカ100
ソ連60
イギリス40
ドイツ40
フランス20
日本20
イタリア10
中華民国10(国共が一枚岩なら15)

こんなもんでしょ


例えば日本が5つあったら、アメリカも相当苦戦したと思う。

国共が一枚岩だとしても、米英の支援抜きでは中華民国は日本には絶対勝てない。だから15ぐらいが妥当だと思う。

更には史実を考えると、共産党軍は日本軍との戦闘を回避して国民党軍だけが日本軍と戦ってるし、ましてや工業力は無い様なもんだし、空軍はめちゃくちゃ弱く、海軍力は皆無。だからせいぜい10


イタリアと中華民国は割といい勝負しそう

列強の中では最弱だけど、航空機は質がいいイタリア
5~6億の人口を擁し、人海戦術の出来る中華民国

どっちが勝つか分からんわ
 
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