Decca Decolaがお嫁入り

やっとこさ入手したDecca Decolaの整備記録

パラグライダー日記(2023年 前期)

2023-01-09 17:28:44 | パラグライダー

2023年1月9日(mon)

 成人の日の予報は絶好から強風だったが終日飛べた1日になった。年末のラストフライトがツリーランだったので新年初飛びはやはり慎重になった。

 

 午後からは気温も上昇してアーベントタイム。しかし贅沢にも飛ぶ人はまばら。

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。Happy Landing!

 

2023年1月11日(wed)

 いきなり春になったような晴天、ブルーバックに稜線がくっきり見える。砂浜は暑い。

 

 風はちょっと弱くて私はぶっ飛び2本。おまけに高度がキープできそうだった1本目はラインが小枝で絡んでいて早々に着陸した。私が最後の離陸だったのでtake off directorが居なかったことに加えてラインのセルフチェックが不十分だった。ちょっと気になる心配が現実になる不思議。トラブルは不測の事態が重なることで発生する。普段は何重にもあるはずのセーフティネットをするするとくぐり抜けて重大事故はやってくる。ご安全に。

 

2023年1月21日(sat)

 絶好のコンディションだったと思うが車のトラブルで一昨日に続いて不参加。昨日にはパーツが届く予定で取り付けるだけに準備していたのだが到着が今日の午後にずれ込んでしまった。気温は低いが日差しは力強さを増してきている。

 常連のビジターさんがランディング上空でライン絡みが原因のフラットスピンらしい状況になって地上(もしくは海上)ギリギリで離脱したらしい。私も先日のライン絡みが頭をよぎった。絡んだのが翼端近くであればもう片方のブレークを引きながらの飛行となり特に旋回時の失速を起こしやすくなる。事前のセルフチェックは基本だがそのほかにも 1誰もいなくなった最後に一人で出るのは避けよう 2立ち上げ時に上空確認をしっかりと。絡みがあって一旦降ろしてから絡みを解く時には妥協せずに直った事をしっかり確認する 3離陸してしまってから絡みに気づいたらすぐに下ろす事に専念しよう。渋川海岸まで行ってはいけない。場合によってはツリーランも考える。4グライダーを地上に広げて準備するときにはなるべく広く綺麗なところを選ぶ。日頃のエリアの掃除を心がけて小枝などが散っていないように 5ブレークコードの捩れに気を配る。ねじれが強いとラインがこぶになって絡みやすくなる。 ご無事でなによりでした。

 

2023年1月31日(tue)

 もう1月が終わる。。今日は絶好のコンディション、しばらく飛べなかったのでウキウキしながら出かけたら平日だがビジターさん含めて10名が集まった。すぐに離陸、日差しは強いが気温は低く手が悴む。そんなに高くは上がらなかったが春近い瀬戸内の景色を堪能した。

午後からはちょっと強くなり早めのcloseとなった。

 

今日は2名の入会希望があった。男性の方はハンググライダーを長く飛んでいたらしい。県内のハング人口は現在数名らしく寂しい限り。お二人とも意欲十分、地上練習から頑張っていきましょう。

所有者の方からいただいたSKYTEC 3005の修理が完了しました。

 

2023年2月4日(sat)

 予報は「昼前には強風」だったので9時集合でopenした。しかしそこそこ風速はあるのだが昼近くまで浮かずぶっ飛びが続く。それでも強くなりかけの頃に西TOから離陸した。

 

   

30分ほどで強風となりアクセル踏んでも速度が一桁になったので渋川海岸に向かった。畳んだ直後に雨が降ってきて良いタイミングで降りたと思う。「風が強くなった後に降雨」のパターンは前線が通過したという事らしい。その後は日照もあったがやはり強風で猪に掘り返されて荒れていたエリア整備をビジターさん交えて行って散会となった。明日に期待。

 

2023年2月5日(sun)

 絶好の予報。遠く和歌山紀ノ川から大勢のビジターさんが来られていた。

       

ちょっと弱めの風だったがサーマルもあった。ツリーランもあったようだが被害もなく。春の空と海を飛行するパラグライダーはとても美しく飛ばなくても見ているだけで満足だった。それでも夕方ぶっ飛び1本。

注文していたハーネスが来ていた。

購入したのは「woody valley GTO Light 2」(写真)で初めてのポットタイプ(足を入れるところがある)。現在のハーネスは4年以上使っているがハードな扱いによく耐えて頑張ってくれたが今後はグラハン時に使うことにします。レスキューパラシュートは移動させなくてはならないし全体のfittingもwebのインストラクションビデオで行ってみる。特にレスキューパラシュートは後で有資格者に確認してもらうことにします。

 今までのハーネスはadvance社のAXESS 4というビギナー向けのもの。とても使い勝手が良くて何回もピンチを救われた。おせわになりました。

   

ハーネスの中に緊急時に使用するパラシュートが収められていてこのハンドルを掴んで空中に放り出すことで開傘する。

   

パラシュートは別購入で最近はただ下降するだけでなく方向をコントロールできるものが増えているがこのパラシュートは降りるだけのもの。定期的にリパック(たたみ直して再装着する)することが義務付けられていて作業は有資格者が行う。

  

パラシュートはハーネスに付属しているハンドルの付いた専用のバッグに収められる。今回購入した「woody valley GTO Light 2」のバッグに収めて準備する。パラシュートとハーネスは厳重に接続される。ハンドルでこのバッグを引き出して放り投げる。投げられたバッグは瞬間的に開いてパラシュートが飛び出す。

  

 ハーネスの肩部分から2本のロープが出ていて(ブライダルと呼ばれる)この金属金具(ネジロックカラビナ)によって接続するのが一般的。この金具の強度は指定されていて2400kg(24kN)以上とある。ところが製品を検索してもこの値をクリアーしているものは少なくとても大掛かりな製品になる。これはどういうことだろう?調べてみると破断荷重(限界)に対して安全率を設定しているらしい。JIS規格では5倍以上と定められているのでこの場合は500kg(5kN)以上であれば規格を満たす事になる。(この解釈について間違っているようであればぜひご教授をお願いします)今回は以前からの金具をそのまま使った。この金具部分はブライダルのねじれやパイロットを傷つけるリスクを回避する目的で丸ごとゴムチューブでカバーしたほうが良いらしい。丸い緑がハンドル。

 作業工程はインストラクションビデオがwebで公開されていてハーネス調整のマニュアルビデオもある。今回はオプションの風防とポットを靴で突き破ることを防止するプレートも同時購入した。調節するためのバンドの動かし方を学習したので実際に地上でぶら下がった状態でもう一度調節する予定。またレスキューパラもチェックしてもらってから実際に使用する事にします。

 

2023年2月17日(fri)

 最近天候の関係で平日でもなかなか飛ぶことができない。今日は久々の良好な予報(南西の風、風力適当)加えて新しい機材ということで胸躍らせて出かけた。気象は予報通りだったが残念ながらトップアウト(離陸地点より高く上がること)もむつかしく講習生の練習日和(わたしもそうなのだが)となった。

 

      

 私も新しいハーネスを再度チェックして離陸した。ところが体が前に滑るような格好になってしっかり座ることができない。結局ポットに足を入れて膝を伸ばして収めた。これが正常な姿なのかは不明だったのでベテランにポット以外のハーネスとポットハーネスの着座姿勢はこんなにも異なるものか?と質問するとそんなに違わないという人と着座が前方に傾斜しているので深く腰かけるものではないという意見と両方があった。カラビナから着座面までの距離はこれ以上は伸ばす事はできない。私のお尻が大きいからかもしれないがこれは簡単に改善する事はできそうもない。再度カラビナで吊って姿勢を確認するとこの状態ではそんなに違和感はなくちょっと不思議な気がする。ただ足を伸ばす事によって位置決めするととても安定して快適。体への馴染みもあるかもしれないししばらく様子見となりそう。

 

2023年2月21日(tue)

 強い季節風と寒波で北国は今シーズン最後の大雪らしい。当地も強風に雪が混じる天候だったが時より覗く日差しは強く空気は澄んでいて寒い中にも春の気配を感じる。

 いつもの散策コースからの眺めだがクリアな視界が広がっていた。パラグライダーはなかなか飛べる機会がないが今週の祝日に少し期待をしています。

 

2023年2月28日(tue)

 2月末日の天気は快晴、気温もぐんぐん上昇、風力風向も良し。絶好のコンディションだったがなぜかあまり上がらず私に至ってはまさかのぶっ飛び。

 

 前回新ハーネスに座りづらかったので少し座面を前下がりにしたのだが今度は下げ過ぎのよう。まだ調節は続きます。春が来たと感じたのは気温と日照もそうだがわずかに上昇しソアリングした時にサーマルもそれなりに湧いていて結構荒れていたことに。春先は空域の乱れから統計的に事故が多い季節。安全確認を十分に、無理しないでいきます。

 山頂では先日入会したFMさんの立ち上げ練習開始。今日初日だがやっぱりskysport経験者なので上達も早そう。

 

2023年3月6日(mon)

 新人のYさんの初練習は立ち上げから。

     

久しぶりにN氏参加、タンデムも平日だが何人か。

  

私は3回飛んだのは久しぶり。渋川まで行けなかったが新しいハーネスの慣熟飛行で。ポットタイプはコクピットに収まる感じがして快適だがまだ風防は装着していない。

明日は絶好の予報だが私は不参加。人がいないのでopenしないとのことでもったいない。

 

2023年3月10日(fri)

 怪我でお休みしていたmさんが来た。パラグライダーを再開するとのことで早速タンデムに乗っていた。素晴らしい。ご安全に。

  

 今日は予報通り絶好のコンディション。春の陽気だがエリアの空域はさほど荒れてはいない。早春の瀬戸内海を見ながら久しぶりに長時間(2回で2時間ほど)の飛行を堪能。週末は予定があるのとコンディションもあまり良くなさそう。次は来週になりそうだが桜の開花も近い。

 

2023年3月12日(sun)

 昨夜の夜釣りは完全坊主というおそらく初めての釣果(?)。今朝は王子が岳エリアの合同清掃で各団体から数十人、パラグライダークラブからも7名が参加して汗をかいた。

 その後西TOのシートを捲って芝の種植えと水撒き、再びシートをペグで固定した。猪がしっかり耕してくれたので芝の発芽、生育も期待できそう。土日は王子が岳はコンディション不良だが清掃終了後に近隣エリアに飛びに行く人数名。

 

2023年3月19日(sun)

 先週は平日でも飛べる日がなく今日は絶好の日曜日。さあ離陸だ!と思ったらなんとバリオ(SKYDROP)が起動しない。。モバイルバッテリーを繋いでもダメ。しょうがないので何年かぶりの音だけバリオ(SKYBEANS)をバッグの底から探し出す。幸いボタン電池は生きていて役に立った。

 

 しばらくお休みしていたH氏も9ヶ月ぶりに復帰した。おまけにGPさんと一緒にLDから荷物担いで登ってきたらしい。復帰おめでとうございます。

 

OZONEの代理店の方がSWIFT6,MOXIEの試乗機を持って来られていた。

 

   

 帰ってから故障したバリオを開けてみる。以前自分で交換したリポバッテリーは問題なさそう。安定化電源の4Vを繋ぐと起動してほっとする。これは一旦バッテリーコネクターを引きぬいてリセットすればそれでよかったのかもしれないと反省。またハンダづけして無事復活した。このバリオは当初GPSを受信せず一度本国(スロバキア)に送って対応してもらったことがある。価格がずいぶん上がったが今でも販売されていて小型軽量手軽で高性能な製品として人気があるのだと思う。海に浸かって分解、丸洗いした事もある(!)バリオ。酷使に耐えて今後も末長くしっかり働いてほしい。よろしくお願いします。

 

2023年3月28日(tue)

 晴天で暖かく桜は満開。春休みのためか平日にもかかわらずタンデム客は8名(!)と新記録かも。

  

 風向風速は安定していてサーマルも荒れず穏やか。1時間半飛んでもあまり疲れない。頂上付近では新入生の方が立ち上げ練習している。

  

 また冬場にイノシシ対策、保水と踏み荒らしの保護として敷いていたネットをどかすとかなりの芝が。このまま定着してほしい。

 

2023年4月1日(sat)

 快晴で桜は満開、爽やかな風吹く土曜日だが風向が悪く飛ぶことはできない。有志でグラハン(グラウンドハンドリング)を行った。新入会員の練習には絶好な天候だったが集まったのはそれ以外の人9名で残念でした。

 

明日はタラの芽会。

2023年4月2日(sun)

 待ちに待った(?)タラの芽会。幸いコロナも下火で今年は大勢の参加で賑やかだった。ご家族の参加も多く健全な家庭生活がうかがえる方が多い(見習いたい)。

メインは近辺の山々に自生する山菜(特にタラの芽)の天ぷら。そのほかお肉屋さん直送のBBQや奥様手作りのケーキセットやたこ焼きも!食べきれない。

           

その後は場所をくるくるに移してグラハン会

     

 桜の季節ももう終盤、春の一日を満喫した。準備と運営をしていただいた方々に感謝申し上げます。肝心の王子が岳からの飛行は天候の関係でしばらく難しそう。

 

2023年4月9日(sun)

 昨日の土曜日は強い風。一転今日は穏やかな日曜日で久しぶりのopen。埼玉からのビジターさんはじめ大勢集まった。

           

 穏やかな1日。しかし大事には至らなかったのだがドクターヘリ出動もあって緊迫した場面もあった。特に講習生の安全確保はクラブとして絶対的な最重要事項。事故を減らすためのシステムの確立を望みます。

 

2023年4月10日(mon)

 昨日の埼玉のビジターさんも参加して連日のopen。気象は昨日とよく似ていて最初は弱風でそのうち絶好となってよく飛べました。ビジターさんは一人は軽キャンパーの車中泊、他の方は空路で岡山入りしてレンタカーだそう。行動力に頭が下がります。

  

 2日間気候は良くてサーマルもほどほどに風も安定している。JHFレポートによると春山の空は荒れていることが多いらしいが臨海部は違うのだろうか。絶好のシーズン到来の予感。

 芝生を養生するために敷いた黒土(多分燃えガラ)が乾燥すると粒子の細かい粉となって舞い上がる。それだけならまだしも離陸時に広げたグライダーに付着すると黒く汚れてしまう。地表に結構な量が溜まっていて元々の土とは混ざらない。掃除機で吸ってみたがすぐに目詰まりする。そこでエンジンブロアで吹き飛ばしてみるともうもうと黒煙があがった。観光客がいない時を見計らって行ったが風に乗って遠方まで飛んでいく。かなり(半分以上)吹き飛ばしたがまだ残っている。生えてきた芝はその下の固い土に根付いている。新たに土入れしたい。

 

2023年5月2日(tue)

 悪天候で久しく飛べていないがいつの間にかGWに突入していた。今日5月2日は合間の平日、ビジターさんも来られて久々の絶好かと思われたが残念ながらちょっと弱風そのうち方向も東に。私は体調がイマイチだったので飛行せず早々に引き上げた。

 ブラジル代表の(ウソ)A氏。いつも高高度を飛行するのだが今日も一人高く飛んでいた。機速を維持して揚力を失わない。結構頻繁にターンするのだが操縦が巧みな上に機体のターン性能も優秀なのだと思う。

  

明日は有志で高知県高岡エリアに遠征するらしい。王子が岳の不調はまだしばらく続く。

 

2023年5月10日(wed)

 快晴、予報では風も良好でウキウキして出かけた。TOでは人前結婚式の準備がされていた。午後3時からとのことなのでそれまでなら飛行できる。

 

 

しかし風は弱くやっと数名がトップアウトした程度で私も4/10以来1ヶ月ぶりの飛行は9分間のぶっ飛び。式の時刻が近づいてきてリハーサルが始まった。一時撤収して(写真OKの許可を頂いています)

   

式のあとは隣の絶景カフェ「ベルク」で披露宴。新郎は御住職で遠く北海道からとのこと、末長くお幸せに。

 

2023年5月21日(sun)

 昨日土曜日のコンディションはよくなかったらしいが今日は絶好の予報。しかし午前中はあまり上がらず、午後から良好になった。穏やかなリッジ、サーマルでゆったりと飛べる。

         

 穏やかな気候のもとで今日は講習生の初飛びがあった。コンディションが良すぎてなかなか下降しないらしく低空で長い時間飛んでいたらしい。離陸と着陸を徹底的に繰り返すことが安全につながると考えます。パイロット目指してお互い頑張りましょう。ご安全に。

 

2023年5月22日(mon)

 3日連続openだったがあまり条件が良くない。A氏はとばずに早々に帰宅。私はなんとかトップアウトしたが結局メインLDに。

 

夕方近くになると北西の強風となり雨も落ちてきてこれも予報通り。夕方の予約外タンデムも渋川海岸までは届かず東の浜に降りた。タンデムと一緒に出ようと思ったがこの風では稜線からの吹きおろしによるローター発生の恐れがあり初心者には難しく離陸しなくてよかった。

 

2023年5月24日(wed)

 予報はイマイチだったが(と思うが)あちこちでサーマル雲が発生している。リッジ風もまあまあ、集合の12時にちょっと遅れたがすぐに離陸した。

 

サーマルを捉えることはできなかったが(ちょっと遅かったか)少し荒れ気味なコンディションの中飛行を楽しんだ。

 

2023年6月4日(sun)

 梅雨の中休みの休日。風は結構あったがあまり上がらない。すでに夏の風か?

 

       

 今日は新しく会員になった方がいた。ちょっと体重オーバー気味なので健康のためにも減量を頑張ってもらうことになった。

 

2023年6月5日(mon)

 連日のopenだったが弱風でコンディションは良くない。せっかく来てくれたビジター諸氏は飛ばずに帰ってしまった。でも講習生は練習日和!

大潮干潮で浜も広い。今日は何回飛べたのだろう。

 

こちらは今日から立ち上げ練習開始。がんばれー。

 

 

気温が高いせいかちょっとの風ではなかなか上昇しない。