名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋も寒い!

2011年02月13日 | セカンドルーム

 

今日は、名古屋の郊外に住む友達と会って会食をし、明るいうちに帰ってきた。
地下鉄の栄で降りて歩いてきたが、風が強くてとても寒く感じた。
名古屋の最低気温が、飛騨の山里の最高気温に当たるが、体感的には名古屋のほうが寒く感じる時がある。
冬の飛騨は、山の上を風が通り過ぎていくが、平地の名古屋は、北西からの伊吹おろしがが、もろに吹きつけてくる。

暖房の効いた地下街やデパートなどから、外へ出たときは、ビルの間を吹き抜ける風に思わず背を丸めてしまう。
紙くずを舞い上げる光景も、風の寒さを増幅している。
飛騨では、体も心も寒さを覚悟しているせいか、骨身にしみるほどの寒さは感じることは滅多にない。
それに、外へ出ればず~っとその寒さに晒されてしまうので、体もそれに馴染んでいくようだ。
名古屋にしばらく居て、山里に戻った時は、体が慣れるまでの数日辛い思いをする。
最近は、その数日がだんだん長くなっていくような気がする。
どうやら、耐性がが無くなってきたのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋のユキ(柴犬)

2011年02月12日 | セカンドルーム

 

名古屋にいる間も、朝と夕方はユキを連れて散歩をしている。
町なかで通行人も車も多く、高山のように林道や野山を、気ままに歩くことは出来ない。
コースを選びながら、道路の端を邪魔にならないように、近くの公園まで歩いているが、クンクン、キョロキョロで落ち着きがない。
1時間ほどの散歩コースを3つほど決めているが、いずれも犬でもいなければ、歩くことはないコースである。
そんな中で、今日のコースを紹介してみます。


納屋橋をスタートして、江川線沿いに笹島小・中学校前を通って神明社へ向かった。


この学校は子供の減少で、小学校2校と中学校が統合して、去年出来た名古屋で初めての小中一貫校である。
周囲を高層ビルと高速道路に囲まれた学校の先には、ミッドランドスクエアが、でんと構えていた。

 


神明社は戦災をまぬがれ、昔のままの姿でたたずみ、古い家並みも残っている。

隣接して建つお寺の墓地は、きれいにコンクリートで整備され、その先にはJRセントラルタワーズが見える。


このあたりで、堀川の伝馬橋を渡って、中区錦へ出た。
以前は、伝馬町とか木挽町といわれて、繊維や材木問屋が軒を並べていたが、今はその面影は残っていない。

 


目的地の下園公園は、観光ホテルと御園小学校に挟まれた小さな公園である。
御園小学校は、名城小学校の児童が増えて、新たに作られた小学校であるが、今は在校生が60人ほどまでに減少している。


この公園でしばらく遊び、帰りは錦橋を渡って左岸の遊歩道を歩いて、納屋橋まで戻って来た。
まわりの風景はすっかり変わってしまったが、意外にも昔の面影をとどめている所にも出合うことが出来た。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋の雪景色

2011年02月11日 | セカンドルーム

 

避寒のつもりで来た名古屋は、飛騨のように寒くて雪まで降っている。


昨夜は、遅くまで栄の繁華街で飲み食いをしていたが、店を出た時の風の冷たさに思わず震えた。
冬型の気圧配置が、太平洋側にも張り出してきたことを、肌で感じた夜だった。
今朝もぼたん雪が激しく降って、見る間にあたりを白く変えていった。


一瞬は飛騨の冬景色を思わせたが、午後には雪も止んで、湿った淡雪は、はかなく消えてた。
はからずも今日は、名古屋で雪の休養日になった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確定申告

2011年02月10日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、高山を出て、夕方には名古屋に着いた。
家を出る頃は、灰色の空から雪が降ったり止んだりの、相変わらずのすっきりしない天気だった。
降っていた雪は、せせらぎ街道の西ウレ峠あたりまでで、その先は青空が広がっていった。

峠にある休憩所や遊歩道は、雪に閉ざされて近づけないので、同行のユキを車から降ろして、除雪してある所を選んで歩いてきた。
郡上八幡から東海北陸道に入った頃は、すっかり晴れ渡り、 日差しが眩しいくらいだった。


2回目の休憩は、長良川サービスエリアにしたが、ここにはドッグランがあるので、犬連れには都合が良い。


おおよそ3時間ほどのドライブで名古屋に着いたが、いつものことながら山地から平野への天候の落差を大きく感じる。
 
今日は、確定申告書を、午前中かけて書き上げた。
電卓片手に、年に一度の不慣れなデスクワークはけっこう疲れる。
売り上げは前年の75%で、経費は横ばいと、芳しくない数字になってしまった。
気ままな一人親方は、仕事より遊びを優先しているので、当然の結果だと納得はしている。
僅かな所得税を払うだけで、機嫌よく暮らせるのだから、これで良いのだと思ったりしている。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の散歩

2011年02月09日 | セカンドルーム

 

今朝方から雪が降り続いているが、散歩をしていても、それほどの寒さは感じない。
週末にかけて寒気がやってくるので、その前触れの雪のようだ。
この程度の降りなら散歩に支障は無いので、林道を上流に向かって1時間ほど歩いてきた。
雪が締まっているので、歩きやすく枯れ木に花が咲いたような雪景色は、いつ見ても飽きない。

林道の入り口で、二人の猟師が熊狩りの準備をしていた。


よく訓練された猟犬は、人や飼い犬には反応しないが、熊や猪には勇敢に向かっていくという。


家の前を通る時に、ユキはいつも激しく吠えるが、猟犬は見向きもしないで通り過ぎていく。
2歳の猟犬は精悍な感じだが、頭を撫でてやると穏やかな表情に変わる。
熊猟は、11月15日から2月15日まで許可されているので、猟期は間もなく終わる。


スノーモービルで走れるところまで行って、あとはカンジキを履いて、山中にある熊穴を探す。
熟練の猟師は、熊が冬眠をする場所を何ヶ所も知っていて、探り当てると棒で突付いたり犬をけし掛けたりして、穴からおびき出す。
目覚めた熊が、驚いて穴から顔を出したところを、狙い定めてズドンと撃つ。
熊の胆は万病に効く薬として珍重され、金の目方と同額で取引されたという。
今は、その価値を知る人が少なくなって高額で売ることは出来ないと、老猟師が嘆いていた。
飛騨の料理屋や温泉旅館では、熊料理を冬の売り物にしているところもあるので、熊肉や毛皮の需要はあるようだ。
去年の秋は、この林道で熊を目撃したし、猪の箱わなでも捕獲されている。
人里近くでしか餌が取れなくなった可哀そうな熊さんも、あと数日で安息の日を迎えることが出来る。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひざ腰元気教室

2011年02月08日 | セカンドルーム

 

今日の空は、もやが掛かったような薄曇りであったが、気温も高めで、それほどの寒さは感じなかった。
全面結氷していた池も、一部が融けて水面が現れていた。


公民館で毎週火曜日に行われていた「ひざ腰元気教室」が、去年の12月で5ヶ月間の講座が終わった。
この教室は、高山市福祉サービス公社が、高山市の委託を受けて実施する介護予防事業の一環で、65歳以上を対象に行われる。
農作業や山仕事で、ひざや腰を酷使してきた人たちは、腰痛や関節痛に悩む人たちが多い。
寝たきりや要介護を避けたい気持ちは切実で、健康講座や無理なく筋力やバランス感覚を鍛えて、ひざや腰の疾患や転倒を防ぐ体操は、大いに効果が期待できる。
講座終了後は、自主的に運営していくことになり、月2回の教室を続けることになった。
一人ではなかなか出来ない体操も、みんなでやれば続けられるし、雪に閉ざされて引き篭もり勝ちな人たちが、月に2回でも顔を合わせるのは良いことだと思う。
必要に応じて、公社から講師が来て、フォローしてくれるのも心強い。

 

健康体操以外に、お茶を飲んでおしゃべりをしたり、インドアゲームなどを楽しむのも目的の一つになっている。
一昨日は、元気な小学生と一緒に雪の校庭を走り回り、今日は公民館で、お爺さんやお婆さんたちと、童心に帰ってはしゃぎまくってきた。
全天候型?のお付き合いが出来るのは、山里の人たちの人懐っこさのおかげと思っている。

話は変わるが、高山市福祉サービス公社は、相撲協会と同じ公益法人であるが、乏しい財源の中から、地域密着の介護・福祉健康事業などを展開している。
いま話題の公益法人は、制度改革が進められていて、平成25年11月までに新制度への移行が求められている。
かたや、国技を錦の御旗に、余剰金の処理に困るほど潤沢な資金にあぐらをかき、こなた~、限られた予算と人員で草の根福祉事業を展開している。
今の状態で、相撲協会が税の優遇を受けて、公益法人として認められるようなことがあったら、納税者やまともな公益法人は納得しないだろう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋のトリプル投票

2011年02月07日 | セカンドルーム

 

ここ2~3日は穏やかな日が続き、春の兆しを垣間見たが、今日は一転して雪が降っている。
一頃の肌を刺すような寒さや、凄みを感じる激しい降り方は無くなった。
これも山里の、春の兆しの一つだろうか。


ユキは夜間だけ、部屋の中の特製ベッドで寝ていて、朝になると外へ出している。
庭にロープを張って、その範囲は自由に歩けるようにしてあるが、まだ雪が深いので、行動範囲は小屋の回りだけである。


寒い日はすぐに小屋に入ってしまうが、最近は外にいる時間が長くなった。
犬も耐えがたい寒さが、少し遠ざかったことを肌で感じているようだ。

名古屋のトリプル投票は、予想通りに決着したが、これほど大差が付くとは思わなかった。
やはり既成政党に対する不信感と、無風市議会や議員の厚遇に対する批判が高まった結果だろう。
市会議員は口をそろえて、民主主義を破壊する独裁者を許すなと、盛んにキャンペーンを張ってきたが、市民の賛同は得られなかった。
彼らの既得権益を侵すものを、そう呼ばざるを得ないところに、市民感覚を失ったものの哀れさを感じた。
民主主義の進んだ社会に、真の独裁者などありえない。
市民は少々強引で、あくが強くても、掲げた政策を強いリーダーシップで実現してくれる市長を選んだ。
次に行われる市議選で、誰を選ぶかは大きな課題であり、今後を占う鍵になりそうだ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩滝小学校の雪上運動会と岩井神社の節分祭

2011年02月06日 | セカンドルーム

 

高山市立岩滝小学校で、恒例の雪上運動会が開催された。
今朝7時の気温は、-8℃ほどで寒かったが、全校生徒26名の児童たちは元気いっぱい競技を楽しみ、父兄たちも熱心に応援していた。
雪の中の通学で足を取られたり、父兄も早朝から通学路の除雪に追われるなど、雪の苦労は絶えないが、今日ばかりは雪を楽しみ、雪まみれで楽しんでいた。

児童全員が、まずスキーで校庭を一周して、体を慣らしてから競技が始まった。

 

 

 

最初は児童が二組に分かれて、クロスカントリーリレーが行われたが、低学年の子は足がもつれたり息切れもあったが、さすが高学年になると、フォームもしっかりしてスピードもあった。
勢い余って転ぶ子もいたが、全力で走る姿を見ていると、思わず手が痛くなるほどの拍手や声援を送った。


今日のハイライトは、「おんこ山」から滑り降りる、親子チューブそり競争である。

 お母さんにしがみついて

 お父さんのお腹に乗ったり

バランスを崩してコブで転倒する組や、お母さんにしがみ付いて滑る組など、和気あいあいの親子チームは、雪も溶かすほど熱気に満ち、ほほ笑ましくもあった。
レースの最後は、校長先生をはじめ、先生全員が滑降して、父兄や児童の喝采を浴びた。

 

 先生と一緒

先生の胸にしがみ付いて滑る低学年の児童は可愛らしいし、恐がる女の先生を励まして、一緒に滑る高学年の児童の姿が頼もしく見えた

最後のプログラムの宝探しは、深い雪に阻まれて手こずっていたが、父兄の協力もあって全部掘り出すことが出来た。

 閉会式


準備から当日の運営、後片付けまで、学校と父兄が一体となって行われ、親子の触れ合いや、先生と児童の密度の濃いコミュニケーションは、まさに教育の原点を見る思いだった。
教室不足で二部授業を余儀なくされた、都会のマンモス小学校の卒業生としては、うらやましい限りの自然環境であり、教育現場であった。

午後は、岩井神社で行われた、節分祭とどんど焼きへ行ってきた。
これも毎年恒例の春を迎える神事で、厄を払い家内安全と五穀豊穣を祈ってきた。

 

どんど焼きは、正月の飾り物や古いお札、お守りなどを燃やして穢れを祓い清め、1年の無病息災・家内安全などを祈願する神事とのことだ。
今日は子供たちから感動をもらい、神様には穢れを祓って貰った上に、無病息災までお願いしてきた。
いい日曜日を過ごすことが出来て、とても幸せな気分になった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛騨高山酒蔵めぐり

2011年02月05日 | セカンドルーム

 

今朝は雪が締まっていて、場所によっては雪上を歩くことが出来た。
日中の気温がプラスになると、昼間に解けた雪が夜間に凍って、表面が硬く締まる。

 

体重の軽い犬や野うさぎなどは、自由に走り回れるが、カモシカや人はまだ落ち込むことがある。
雪面が「もなか」状で、表面を踏み抜くこともあるので、まだ長靴だけで歩き回ることは出来ない。
もう少し昼間の気温が上がるか、雨でも降れば雪原の散歩が楽しめる。
これも山里で感じる、春の兆しの一つである。

 


町へ買い物に行った帰りに、古い町並みで開催中の「冬のたび~酒蔵めぐり~」へ行って来た。
3月7日までの期間中に、7軒の酒蔵が交代でそれぞれの酒蔵を公開し、地酒の試飲と記念盃をプレゼントするという企画である。


今日はそのうちの「川尻酒造場」が公開されてていた。
この酒造場の売りは、天保年間創業以来の手造りを守り、おり酒以外は全て数年間、蔵内で貯蔵した熟成古酒とのことである。


ガイドが酒蔵を案内しながら、いまだに現役の古い道具や高山の地酒の特徴などを説明してくれる。
30分ほどの見学が終わると、古酒の試飲をして、おみやげの盃がもらえる。

 

狭い町に、7軒の造り酒屋が軒を並べているのは、高山ならではの風景で、古い町並みの目玉になっている。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立春の雪

2011年02月04日 | セカンドルーム

 

昨日の晴天とは打って変わって、今朝起きたら雪が盛んに降っていた。
全国的に気温も上がり、春を思わせる暖かい日になると、天気予報は伝えている。
朝の気温は-6℃で、昨日の寒さに比べれば、ずっとしのぎ易いので、山里の立春はこんなものかと納得している。

ユキもまた雪かと、うんざり顔で降りしきる雪を眺めていた。

話はがらっと変わって、今朝のテレビはサッカーの明るい話題が一転して、大相撲の暗いニュースばかりを取り上げていた。
野球賭博の時も感じたことだが、大相撲を純粋な競技として見るから腹が立つだけのことである。
本場所も「しょっきり相撲」と同じエンターテイメントと割り切れば、目くじらを立てて怒ることはない。
相撲部屋とか親方株、相撲茶屋など、旧態依然の閉鎖社会で、フェアな競技を期待すること自体無理な話で、伝統芸能的な相撲ショーとして楽しめばよい。
これを、公益法人として認めるとか、公共放送で長時間にわたって流すかは、別の次元の話である。

八百長も今日に始まったことではなく、利害を共にする相撲社会が、頑なに守ってきた陋習であることは、知る人ぞ知るの事実である。
協会理事長も「・・・過去には一切無かった。新たに発生した問題である。」と、苦しい弁明に終始している。
「証拠が無いから八百長は存在しない」の論理を、持ち前の二枚腰で守り、いつも土俵際で辛くも踏みとどまってきた。
これが結果として、傷口を深くし、信用も大きく損なった。
図らずも、相撲界の古くからのタブーが、先端の情報システムに寄り切られたのは、象徴的な出来事である。
脛に傷を持つ人たちに自浄能力を期待するのは、難しいことかも知れないが、八百長当事者だけの処分で幕引きをしたら、今度こそ社会から見放されるだろう。
一ファンとしては、協会自らが黒星を認め、相撲界浄化に待った無しで取り組むことを期待したい。
それが出来なければ、大相撲の明日はないし、真剣に稽古に励み、まじめに土俵に上る多くの力士が気の毒だ。

意表をつく立春の雪で、つい話が横道にそれてしまったが、お昼ごろには雪も上がって青空が広がり、柔らかい陽射しで気温もプラスになった。


わずかに春の先駆けを感じ、ユキも飼い主の表情も和んできた。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗鞍岳西麓日影平のスノートレッキング

2011年02月03日 | セカンドルーム

  

今朝の冷え込みは強かったが、紺碧の空と純白の雪原を久々に見て、気分が高揚した。
庭先も、ようやく陽射しを受けるようになり、間もなく部屋へも入ってくる。
昨日のスノートレッキングは、やや高曇りで遠い山が霞んでいたが、1日ずれていたらもっと素晴らしかったことだろう。
それでも風もなく穏やかだったので、この時期にしては山日和と言わなくてはならない。

昨日は、朝5時に起きて準備を整え、乗鞍西麓の日影平へ向かった。

まず足慣らしに、岩井牧場のピークに登ったが、早朝でも雪面は締まっておらず、スノーシューを履いていても膝まで潜り、斜面の登りは手こずった。

つぼ足のユキ(柴犬)は、体が潜り喘ぎながら後を付いてきた。

ピークから見下ろす高山盆地は、まだ雲海の下で眠り、白山は朝焼けの向こうに聳えていた。
この雪の状態では、犬連れ登山は無理なので、駐車場へ戻り車の中で待機させた。


少し時間をロスしてしまったが、「乗鞍青少年交流の家」の裏手から、日影平を目指した。
コースを外して森へ入ると、動物の足跡が入り混じり、僅かに雪から顔を出した低木には、冬芽がしっかりと付いていた。


狙い通りに日影峠へ出たら、正面に御岳がどっしりと聳えていた。


ここから日影平山を往復したが、山頂からは期待通りの眺望を楽しむことが出来た。

いったん峠まで下り、カラマツ林を通って御岳展望台へ向かった。

 

展望台で御岳を借景に、雪上レストランを開店した。
豪華ランチメニューは、自家製お握りと、どん兵衛きつねうどんで、デザートにコーヒーとドーナッツにみかん。 エネルギーを補給して、カブト山を目指した。

4つほどの小ピークを越えるコースは雪も深く、木の根元や雪に隠れた枝を踏み抜いて、半身が埋まることも度々あった。


カブト山の一角が飛騨高山スキー場のリフトの終点になっていて、ここからの北アルプスの眺望も美しい。
薬師岳から黒部五郎岳、笠が岳へ連なる山並みを背に、青少年交流の家が見えるが、右手の尾根を谷まで下り、登り直すと目的地へ着く。

 


予定通り駐車場に到着して、ユキと再会し記念撮影をして麓へ向かった。
雪が降り続き、陋屋の引きこもりで身も心も萎えてしまったが、スノートレッキングを満喫して、気分よく節分を迎えることが出来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スノートレッキング

2011年02月02日 | セカンドルーム
飛騨地方も久々のお天気に恵まれ、乗鞍山麓でスノートレッキング中です。
快晴とはいえないが、風も無くパウダースノーを楽しんでいます。
馴染みのコースで、峠から日影平山を往復して、御岳展望台から四つのピークを越えてカブト山まで来ました。
これから下山です。
14時30分 携帯で投稿
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

触覚と視覚で感じる寒さ

2011年02月01日 | セカンドルーム

 

2月の初日も、小雪の舞う寒い朝だった。
毎朝、車の上に積もった雪を見て、通路の除雪をするかどうかを決めている。
今朝の状態ではその必要もなく、道路も走行に支障はなさそうだ。
雪は小康状態で、時折激しく降ることはあっても、長くは続かなかった。


ようやく雪も峠を越したようだが、寒さだけは相変わらずで、時折のぞく陽射しも、雪を溶かすほどの力はない。


寒さの感じ方はいろいろあるが、手足や耳が痛いとか、鉄棒に触れて吸い付かれるとか以外に、目にする風景で寒さを感じることもある。
氷柱の様子や流水の凍結状況、屋根の雪の状態など、視覚からも寒さの度合いが計れる。


真冬日が続き、最低気温もマイナス10度を超えると、屋根の雪は解けないので、氷柱も出来ない。
一方、薪ストーブの煙突から出る木酢液は温かいので、水滴となって滴り落ちるが、途中で凍結して氷柱になる。
2~3日間、氷柱を落とさないで様子を見ていたら、今朝は雪面とドッキングしていた。
普通は落ちた水滴が下で凍って、たけのこ状に上に伸びていくが、低温続きで落ちる前に氷ってしまう。


今朝は、家の脇を流れる水路に氷が張っていた。 
流水や地下水が湧き出る池に氷が張るのは珍しいが、一冬にこんな風景を何度か目にする。


厳しい冬型の気圧配置が居座って、寒々とした風景が続いていたが、今日の残照は温かさを感じた。
触覚と視覚で感じていた寒さも、ようやく一段落となるだろうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする