昨夜は月が煌々と山を照らし、星は満天で輝いていた。
黄砂も去って、初冬のきれいな夜空が戻ってきた。
今日は一転して、小雨が降っているが、風がないので寒さは余り感じない。
先週は氷が張ったり小雪が舞って、いよいよ来たかと身構えたが、その後は穏やかな日が続いている。
緊張と弛緩の繰り返しで、体が寒さに慣れないし、冬にもなじんでいかないので、体調管理が難しい。
冠雪した山を見たり、冷たい北風に触れて、心身ともに冬モードに切り替わり、雪山へのモチベーションも高まっていく。
この時期は、冬山に備えて足腰を鍛えたり、装備のテストを兼ねて、近くの山でトレッキングをしているが、まだ耐寒訓練にはならない。
一頃は、薄着や部屋の温度を下げるなど、やせ我慢をして鍛えていたが、いったん心地良くしてしまうと、暑さ寒さに耐えられなくなってしまう。
先日も、乗鞍の2.000mの稜線に立ったが、それほどの寒さを感じなかったのは、中間に着ていたライトダウンの保温効果が大きかった。
新素材のアンダーウエアも試してみたが、速乾性の向上で汗の不快感も無かったし、冷たさも感じなかった。
優れた登山装備で、体力の衰えや寒さをカバーしているが、心身共に鍛え直さないと冬山に行けないと思ったりしている。