名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山仕事とロコモティブシンドローム

2010年11月09日 | セカンドルーム

 

今朝は北西の風が強く、風に乗った枯れ葉が、鉛色の空を小鳥のように舞い、吹き抜ける風が尾根で唸っていた。

すでに綿毛になったススキの穂が、風花に混じって飛んでいく。
今日の山里は、晩秋というよりは初冬の風景だった。

            
向かいの山の作業に刺激されたわけではないが、裏山で伐採作業をした。
風が強く、倒す方向を決めるのが難しかったが、杉は狙い通りの方向に切ることが出来た。

来年は杉花粉が大量に飛散するといわれているが、枝には実をいっぱい付けていた。

楢は狙いが外れて、隣の木に引っ掛かってしまった。
こうなると結構厄介で、元から少しずつ切りながら、手ごろな長さにして引き下ろすしかない。


弓なりに張っている木を上から切っていくと、途中で鋸歯が絞めつけられて動かなくなったり、切れた瞬間に反発で木が跳ね上がって怪我をすることがある。
慣れた人は、枝ぶりや風の向きなどを読みながら、倒したい方向に受け口を切って、手際よく切っていく。
教わった通りにやっていても、木や森の状態が違うので、度々失敗して怖いおもいや、余分な作業を強いられてしまう。

幹は下へ運べる長さに玉きりをし、小枝だけを運んで今日の作業を終えた。

午後は公民館の「ひざ腰元気教室」へ行ってきた。
いつものメニューに加えて、「ロコモティブシンドローム」についてのレクチャーがあった。
ロコモ・・・は、はじめて聞く言葉であったが、運動器の障害のため、要介護になったり、要介護になる危険の高い状態を言うとのことだ。
ロコチェックで、以下の項目のうち一つでも当てはまれば、ロコの心配があるといわれた。
 1.片足立ちで靴下がはけない
 2.家の中でつまずいたり滑ったりする
 3.階段を上るのに手すりが必要である
 4.横断歩道を青信号で渡りきれない
 5.15分くらい続けて歩けない
一つ二つは思い当たるので、すでにロコ予備軍になっているのかも知れない。
ロコモティブシンドロームにならないための、ロコトレーニングを教わった。
一つは、「開眼片足立ち」で、左右1分間ずつ、1日3回行う。
もう一つはスクワットで、体調や体力に応じた方法で行う。
いずれも机などを支えにして、無理をしないで続ければ、効果があるとのことだ。
良いことは分かっていても、実行と継続出来ないことが問題である。

コメント (4)
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