京都に緊急事態宣言が再宣言され建仁寺も長らく拝観を停止されていました。
政界引退後は陶芸、絵画、書道などの創作活動を精力的に行われています。
ようやく6月6日から拝観を再開され、大書院では細川護煕元首相の瀟湘(しょうしょう)八景図襖絵二十四面が奉納され公開されています。
政界引退後は陶芸、絵画、書道などの創作活動を精力的に行われています。
以前、裏千家の茶道総合資料館を訪れた際に呈茶を頂きましたが、その時の茶碗は細川さんが造られた茶碗でした。
水墨画は一筆一筆が勝負で失敗すると"ツブシ"が効かないので二十四面ともなるとまさに大作です。
平成26年(2014)には細川家の菩提寺でもある建仁寺塔頭の正伝永源院に四季山水図襖絵二十四面を奉納され、こちら建仁寺大書院でお披露目の個展がありました。
その時にも訪れていて偶然にも細川さんご本人が居られ、気軽に撮影にも応じてくださいました。
7年も経つとその写真を何処に仕舞い込んだのやら思い出せないでいます。
その時の四季山水図襖絵二十四面は現在、正伝永源院の方丈に収まっています。
建仁寺本坊中庭にある「潮音庭」です。
三尊石をメインに四方から見てもそれぞれに違った表示を見せてくれる四方正面の庭園です。
建仁寺菅長小堀泰厳菅長猊下が設計され、専属庭師の北山安夫さんが監修された庭園です。
日当たりの加減でしょうか?春の新緑も秋の紅葉も少し時期が遅れます。
方丈南庭「大雄苑」です。
方丈は慶長4年(1599)安国寺恵瓊が安芸の国から移築されたもので当初は銅板葺でしたが開山栄西禅師800年御忌を機に建立当初の屋根に戻されました。
花頭窓から眺める庭園もいいものでねー。
方丈室中にお祀りされている十一面観音菩薩坐像は後水尾天皇の中宮東福門院和子から賜わった観音さまです。
方丈裏には俵屋宗達筆の「風神雷神図屏風」(複製)と金澤翔子さんが揮毫された「風神雷神」の書が並んで展示されています。(並んでの展示は初めてみました。)
絵と書との一体感が素晴らしく躍動感を感じます。
法堂です。
天井には小泉淳作筆の「双龍図」が描かれています。
京都の禅宗寺院には龍が描かれている事が多いですが法堂の天井画の「双龍図」は建仁寺だけだと思います。
庫裏では、小泉淳作さんが北海道で創作活動をされている様子のビデオが放映されていました。
建仁寺は栄西禅師が始められた寺院だけに境内の生垣は茶の木で囲まれています。
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