京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

白州正子が愛した十一面観音像を訪ねて③横蔵寺

2019年09月05日 08時51分56秒 | 日記
華厳寺を後にし、次に横蔵寺へと来ました。





横蔵寺は、伝教大師最澄が自作の薬師如来を祀って創建された寺であり、比叡山延暦寺の薬師如来と同じ一本の木から作ったと伝わります。

平安時代、鎌倉時代にはこの辺りの本山として栄え、薬師堂、三重塔、楼門、政所をはじめ、38もの僧坊があったと伝わります。









しかし、戦国時代には次々と寺領を侵略され、"元亀の法難"には織田信長により全てを取り上げられてしまいます。
また、信長の比叡山焼き打ち後の延暦寺堂宇再建のため、横蔵寺の薬師如来が選ばれ延暦寺根本中堂に移りご本尊となりました。
従って、現在のご本尊は、天正13年(1585)に京都洛北の祠から移された薬師如来坐像で60年に一度しかご開帳されない秘仏です。

横蔵寺の舎利仏



舎利堂に安置されている舎利仏(即身仏)は、身の丈1m足らず、足を組み、手は印を結んでいます。この舎利仏は富士大行者と称された妙心上人のミイラです。



日本には、このような即身仏が十数体おられるそうです。

次にすぐ向かいにある琉璃殿を拝観します。「美濃の正倉院」とも称され、国の重要文化財の仏像が22体がお詣りされています。
木造深沙大将立像や木造大日如来坐像、木造十二神将立像などどれも素晴らしい仏様で大変見応えがありました。団体行動の宿命(?)で時間が足りないです、、、

次に、美濃国分寺に向かいます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿