昨日は、議案質疑に井上、志佐議員がたちました。
志佐議員は、7つの離島の島民が原子力災害時に放射能から一時避難する場所として学校の体育館などを改修し、放射能が侵入しないような防護対策工事を行っていることについて、「島民の避難場所は十分か」とただしました。
岡本総務部長は「全体として60%。馬渡島が25%、小川島が30%の収容施設」と答弁しました。
1カ所2億円という国の予算では、広い体育館を放射能から防護することは不可能ということで「折りたたみ式のテント」で間に合わせるというものです。
夏休みのキャンプではあるまいし「テント生活」で住民を放射能から守れるのでしょうか。トイレもシャワーも用意されておらず、一人あたり畳み1枚ほどの広さしか確保されず、これで人間の尊厳は守れるのでしょうか。
特別養護老人ホーム「宝寿荘」の放射能防護工事について、井上議員が「放射能から入所者が守れるのか」とただしたのに、岡本総務部長は「過酷事故には十分対応できない」と答弁し、放射能防護の不十分さを認めました。
志佐議員が、「今後の対策」を求めたことについて、岡本総務部長は「今回の工事は、国の経済対策で行っているもので、今後の計画はない。国に対して経済対策ではなく、原子力防災対策として実施するよう国に要望したい」と答弁しました。
議場からは、原子力災害対策が「経済対策で行われること自体が本末転倒だ」などのヤジが飛び出ました。
国は、不十分な予算で放射能遮断技術を持たない唐津市に「丸投げ」する無責任な態度では腹が立ちます。
このように、誰も責任をとらない曖昧なまま「再稼働」だけが前のめりしているのが今の状態です。
昨日は、議会終了後に党市議団に市民の方から「一般廃棄物収集に違反しているのでは」と相談があり、市民の方が唐津市へ要請文書を出されるのに立ち会いました。
写真は、今日の佐賀新聞24面。海砂問題で共産党県委員会と漁民が海砂採取問題で「県は違反の実態を知りながら放置した」ことについて県の責任を明確にするよう求めて要請したものです。
今日から一般質問が始まります。私たち3人は、13日金曜日です。