こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

先人の言い伝えが命を救った

2011年07月21日 05時51分38秒 | Weblog


 日本三景の一つである「松島」(東松島市宮戸島)に言い伝えられている「石碑」を中川邦彦塩釜市議の案内で19日に尋ねました。
中川市議の話では、平安時代の869年(貞観11年)に東北地方太平洋沿岸で起きた「貞観地震」で、両岸から大津波が押し寄せ、島の中央部でぶつかったとされ多くの犠牲者を出したそうです。

 島民は、津波が達したとされる場所に「石碑」を建て、「これより下は危険」と島民の間に言い伝えられてきました。
今回の、東日本大震災では、約1000人の島民は「石碑」より高台にある、市立宮戸小学校などにいっせいに非難しました。
 津波は、松島の集落の大半をのみこみましたが、「石碑」の手前でとまり、島民の犠牲者は2人にとどまったそうです。
 島民のみなさんは、地震が起きると必ず津波がきての高台に逃げるよう言い伝えられ習慣が浸透していたのです。

島民などから「1000年の言い伝えが命を救った」と、この「石碑」を改めて広く知らせ、地震や津波に備える動きも出ているそうです。

 昨日も、歌川町議と被災した民家を訪ねて歩きました。
仮設住宅に住んでいる農家の奥さんは、「家も農機具も流されて何もないが、前向きに生きたい」と知人と野菜や花を栽培して、近所の産直に出されているということでした。
 
 高台に住むにしても、水道や下水道などがどうなるのか「町が方針を出してほしい」と話されました。

 
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