山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

第264回新見英語サロン(新見市国際交流協会英語講座第1回)のお知らせ(2015年10月6日)

2015-10-05 22:35:28 | 日記
2015年10月6日(火)、今年度の新見市国際交流協会英語講座の第1回が開催されます。

これは、第264回新見英語サロンを兼ねています。

全10回の国際交流協会の英語講座、次回からの会場は、新見公立大学・短期大学内の学術交流センターとなりますが、今回だけは事情により新見市役所前の新見市山村開発センター(2階多目的ホール)となります。

18時30分からの開会です。

今回は第1回なので、自己紹介の英語を勉強します。

お楽しみに。

ちなみに、昨年も一度、新見市山村開発センターで開催しました(第238回新見英語サロン(2014年新見市国際交流協会英語講座第6回)開催(2014年11月11日)参照)
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読書案内:村上春樹著『辺境・近境』(新潮社, 1998)

2015-10-05 12:51:55 | 日記
もうすぐ今年のノーベル文学賞が発表されます。

長い間待たされていますが、そろそろ村上春樹さんが受賞する頃ではないでしょうか。

ということで、この書を紹介します。

これは、以前、知り合いから紹介されて読んだ本です。



僕は、旅日記を読むのが好きなので、これまでいろいろと読んできましたが、さすがノーベル賞候補の村上春樹さん、文章がこなれていてとても読みやすい、読んでいて、とても心地よい。

この中には、村上さんが実際に自分で旅して書いた7つの旅日記が収められています。

1.イースト・ハンプトン
  作家たちの静かな聖地イースト・ハンプトンには作家や様々な有名人が住んでいるが、その中に映画のスティーブン・スピルバーグ監督、服飾デザイナーのカルバン・クラインなどもいます(p.15)。
  スピルバーグ監督の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(これについては、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作で描かれていた現在・過去・未来について参照)で、1985年からカルバン・クラインの下着を履いたまま過去に行った主人公マーティがCalvin Kleinの刺繍が入った下着を見た将来の母ロレインに名前が「カルバン」だと思われるシーンがあります。
  村上春樹のこの文を読み、スピルバーグ監督とカルバン・クラインが親しいのだとしたら、映画のこのシーンはスピルバーグ監督のカルバン・クラインに対するいらずらなのかもしれないと思えてきました。

2.無人島・からす島
  この島は、周防大島の近くのようです。一度行ってみたいようなみたくないような…(周防大島は、以前訪問しました。その時のことは一握の砂を参照ください)

3.メキシコ大旅行
  僕は、メキシコはたった1回(しかもほんの一日、カリフォルニア州サンディエゴに滞在中に、国境沿いの町ティファナへのバスツアーに参加しただけ)しか行ったことがないのですが、村上さんのこの旅の大半はバスツアーですが、とてもディープな旅です。

4.讃岐・超ディープうどん紀行
  僕は、うどんがそこまで好きではないので、うどんばかり食べるうどんの旅はあまりやりたいとは思いませんが、ここで紹介されているうどん屋のどれかにはいつか行ってみたいと思いました。でも、今、うどん県へのうどんツアーが流行っているようですね。

5.ノモンハン
  地名としては聞いたことがあるけど、あまり知らなかった場所ノモンハン、戦争についても考えさせられました。

6.アメリカ大陸横断
  何度か書いていますが、いつか僕も実行してみたいです。

7.神戸
  村上さんが、出身地神戸を歩いています。自分の生まれ育った町(私の場合は、静岡市、浜松市、旧浜北市になるわけですが)、そして学生時代を過ごした町(横浜市)は、いつかゆっくりと歩いてみたいです。

ということで、自分の家に居ながらにして、7つの旅をいろいろと考えながら楽しむことができました。

旅好きの人にお薦めの書です。

また、村上さんの小説が好きな人もたまには旅日記も読んでみるのもいいかもしれません。
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