山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

幼少時の絵画作品「おんどりとめんどり」

2014-01-19 08:24:06 | 日記
このお正月、帰省した際に実家に保存されている物の整理を少ししました。

母親が取っておいてくれた僕の幼い頃の絵なども出てきました。

これがその中の一枚、「おんどりとめんどり」の絵です。



「圭 4才2ヶ月 8月15日書く」と母親の字で記されています。

僕の年齢がばれますが、僕が4才ということは1969年のこと、お盆の時期ですので、母親の実家に行き、おじいちゃんとおばあちゃんが飼っていた鶏を見て描いたのだと思います。

祖父母の庭には鶏小屋があり、そこには数羽の鶏がいて、祖父母の家に泊まりに行くと、新鮮な卵を朝とりに行き、ご飯にかけて食べたという記憶が残っています。

だから、絵にも「めんどり」の下には、しっかりと卵が描かれているのです。

今は祖父母の家はありませんが、今でも残っている幼い頃の思い出の一コマです。

また、1969年8月15日とは、終戦記念日1945年8月15日からちょうど24年後のことです。

今、僕が大人になってから考えると、24年という月日は、当時の祖父母にとっては、長いようで短かった時間だと思います。

24年前の終戦の日にはまだ幼かった娘(僕の母)が、結婚し子供を産み、今、その子供(祖父母にとっての孫)が自分たちの家に来て、平和に鶏の絵を描いているなあなどと、僕が絵を描いている様子を見て感慨深く思ってくれたのかもしれません。

また、祖父母が鶏をいつ頃から飼い始めたのかはわかりませんが、自分の家で鶏を飼い始めた理由は、戦時中食糧難を経験したからなのかもしれません。

そのように考えてみると、幼い僕が鶏として描いたこの絵が、なんとなく平和の象徴、ハトに見えてくるような気もします。

ちなみに、この母方の祖母については、大正時代の英語の教科書を読むにも書いていますので、お読みください。
コメント
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