きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

桜山クリンクリンウォーク参加体験記 by S.K

2005-05-09 | ボランティアレポート
4月29日、札幌市南区にある桜山周辺のごみ拾いボランティアに参加しました。
曇り空で風が強く、たまに空から太陽が顔を出す天気でした。
午前9時30分、地下鉄真駒内駅に集まった人の数は、年輩の方や親子連れなどおよそ30人。中学生の姿もありました。

ゴミ袋を持って出発。駅裏の桜山を越えていきました。桜山には至る所にまだ雪が残っていて、今冬の大雪の名残を感じました。
別の集合場所に集まった参加者と合流し、道に沿って歩きながらごみ拾いを始めました。
私が最初に拾ったのは煙草の吸い殻でした。他にはガラスの破片、元は何だか分からないプラスチック、段ボール・空き缶…。人がポイ捨てをした跡です。
道路の周りにはそういった細かいごみが多くみられました。

道路の横は下り坂になっていました。参加していた中学生は、坂の下からビデオデッキとテレビの一部を見つけてきました。同じ場所で、私は厚手のブーツを拾いました。
他の参加者が拾ったごみを見てみると、タイヤ、大きさ半畳ほどもある発泡スチロール、倒れた看板…。こうなるとポイ捨てではなく、粗大ごみの不法投棄です。

1時間半ほどでごみ拾いは終了し、最終的に参加した人は100人程に増えていました。
先に書いたように、タイヤやビデオデッキなど粗大ごみも多く見られましたが、主催の真駒内・緑の回廊基金の方の話によると「今年の状況はまだマシ」なんだそうです。
私はこのごみ拾いを通じて、とても情けなくなりました。

春になって芽を出したふきのとうやつくしのすぐそばにごみが落ちているのです。誰かがごみを捨てたその場所は、新しい命が育つ苗床です。もちろん、プラスチックやガラスを土の中の微生物は分解できません。
ごみを捨てなければ、ごみのない美しい景色になります。シンプルで誰にでもできる簡単なことです。ごみを捨てなければ、ごみ拾いをすることもない。それに、ごみのない美しい景色や街は気持ちがいいですよね。
ひとりひとりがポイ捨てをしてしまう前に考えるだけで、たくさんのことが変えられると思います。

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きたネットにボランティア登録してくれている
札幌の大学生S.Kさん、愛称「れぶんちゃん」からの
初めてのボランティア体験のレポートです。

きたネット2005春の講演会 台風18号の倒木被害を超えて

2005-05-09 | きた★ネット事務局から
2004年9月8日の台風18号による倒木被害を超えて
~傷ついた北海道の森を癒し、育てる~
きたネット2005年春の講演会

●主催 北海道市民環境ネットワーク
●協力 環境学習フォーラム北海道
   北海道森林ボランティア協会 北海道林業技士会
●日時 2005年5月22日(日)12:30~
●内容 昨年の18号台風で大きな被害を受けた「北海道の森林の保全」をテーマに自然観察会と講演会を行います。森を守る活動について私たちと一緒に考えてみませんか。
■参加費/無料

●第1部 自然観察会 12:30~14:00
 北大の春を歩く
 ガイド/山形誠一さん 北海道自然観察協議会
 定員/30名(お申込み先着順)
台風18号の倒木被害が約1500本に及んだ北大キャンパス。ポプラ並木、エルムの森などの、この春の状況を観察し、都市の森の再生について考えます。
 ■集合場所/札幌エルプラザ2F
   札幌市環境プラザ環境研修室1
 ■受付/12:00~(12:20までに受付をすませてください。)
  ※歩きやすい服装でご参加ください。少雨決行。
   防寒具・雨具など各自ご用意ください。
 ※悪天候で観察会実施が難しい場合は、
    森林保全に関するビデオ上映会を行います。

●第2部 講演会 14:15~15:50
 明日につづく森づくり
 ①札幌市市有林 台風18号の倒木処理と再生 
  講師/高野豊さん 森林ボランティア協会(きたネット会員) 
 ②苫小牧国有林と野幌自然公園の台風被害と再生プラン 
  講師/西川瀞二さん 北海道林業技士会(きたネット会員)
 ■会場/札幌エルプラザ2F 札幌市環境プラザ環境研修室1
 ■受付/14:00~
 ■参加申込み/申込み書は
  きたネットのホームページでダウンロードできます。
  FAXまたは郵送で北海道市民環境ネットワーク宛お送りください。
  電話、メールでのお申込みもお受けします。
 ■当日会場・申込み先はこちら