川中島 頼山陽
鞭聲粛々夜過河
べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる
暁見千兵擁大牙
あかつきにみるせんぺいのたいがをよおするに
遺恨十年磨一剣
いこんなりじゅうねんいっけんをみがき
流星光底逸長蛇
りゅうせいこうていちょうだをいっす
この詩吟の一節目、知っていましたよ~。でも、これは「川中島」と言う題名で、夜、山を降りて移動していく政虎の様子を歌っているものとは、ぜんぜん知りませんでした。お勉強になりましたね。
ついでのお話ですが、その後この一節目の続きを検索していて行き当たったスレに、福岡の一部の地域では、運動会の騎馬戦の事を「川中島」と言っていると言うものに目がつきました。対峙した時、特別な歌が流れるそうですが、入場してくる時もこの「べんせい~粛々~」と流れる所もあるのですって。騎馬戦に「川中島」と名付けたセンス、いいと思いませんか。
両者、力は互角。何がお互いの勝利を導くかは分かりませんものね。
大河ドラマなどを見ていらっしゃる方には、驚くべきことだと思いますが、中学生や高校生の嫌いな教科に、社会科はポイントが高いんですよ。嫌いと思うと、歴史も地理も一緒に感じてしまうようです。そんな子供達には「関が原」は知っていても「川中島」は知らないと言う子供は、たくさんいますよね、きっと。でも、この地域の子供達は違うと思いますよ。
お勉強と言えば、戦国時代の戦法なども学んでしまいましたね。
これは、ドラマのセリフの中でもさりげなく説明がありました。
キツツキの戦法は―キツツキがエサを捕るときに、木の反対側をつついて虫をびっくりさせて穴から這い出させ、出てきたところを捕らえるという習性からヒントを得て名付けられたもの。
車懸り(くるまがかり)の陣―謙信とその旗本衆による本陣を中心とし、各隊が放射状に並び風車のように回転しながら敵に当たるというものである。それによって敵は常に応戦しなければならないが、自軍の兵は、息がつけるというメリットがある。 ナルホド。
<個性派武将の得意戦法 http://www.m-network.com/sengoku/senpou.html
などを参考にさせていただきました>
お勉強などはこの辺にいたしまして、ドラマ感想などを書こうかなと思いつつ、最終回一回前、しかも一回多いとなると、去年の今頃は最終回に盛り上がっていたんだナァと、やはりしみじみしてしまうものですね。そして、大河が終わってやってきた師走と言う焦り。だけど今年はぜんぜん感じないですよ。やっぱり、大河が一回増えたせいですか~
その増えた一回分は、私はオマケと思っていましたが、オマケどころではないですよ。ないと話が終わらない
私は暇な幽霊全員集合で、回想シーン盛りだくさんなのかと思っていましたので(そしたら、この場所でブーと言ってしまいますが・・)
でも、回想シーンが悪いわけではありませんよね。今回、実は私、とっても回想シーンが欲しかったのですよ。
何処でかって言うと、真田と相木との会話。
「あのお方があってこそ」と信玄と自分との絆を心の中で確認するようなシーンがありましたよね。その時信玄名場面をフラッシュでいいので見せていただきたかったのです。今しみじみと思い出してみると、信玄絡みのなかなか良いシーンもありましたよね。でも、真田と相木の表情はいいものの、セリフに説得力を感じないのです。それは単に私の記憶力の問題でしょうか。
そういえばこのシーンの少し前、城の中庭で決戦前の夕餉をとる兵たちの姿が映し出されていました。なんか妙に丁寧に描いているなあと思ったら、音楽担当をしている千住明さん、題字担当の柿沼康二さんがゲストだったのですね。
やけに立派な面構えだけど、この人たちって突然出てきて誰、と思っていましたから、納得しましたよ。
横道に逸れてしまいましたが、信玄絡みのシーンは、よく考えると良いシーンが実はたくさんありますよね。(映像にインパクトがあって、どうも内容がすぐ薄れがちなのが問題なのかな・・・)
前夜、弟の信繁(嘉島典俊)との語らいのシーンは、しみじみとしました。この信繁と言う人は、父にも愛され、望めば違った人生があったかもしれません。ただ義に厚く聡明であったので修羅の道を選ばなかったのかも知れません。それは、想像するばかりですが、その信玄との会話の中でもあった、99か条にわたる「武田信繁家訓」ですが、甲州法度之次第の原型であり、江戸時代の武士の心得として広く読み継がれたと、ウィキペディアに書いてありました。
戦国時代は兄弟で争うことも多かったのに、かくの如し兄を支えて生きた信繁は立派な人だったのですね。
その信繁を演じた嘉島典俊さんもなんとなくセリフが歌舞伎の人っぽいなと調べましたら、昔「チビ玉」と言われて人気のあった人なのですね 。
あの背中に背負っていた黒い幌(?)の、美意識はよく理解できませんが、それを家臣に渡して子供に託したシーンは良かったですね。
そして、重臣諸角と共に散っていきました。
さて本陣では、キツツキが見破られて、苦戦しているその狼狽振りが伝わってきましたね。なんていってもいつも信玄の周りががら空きです。勘助は戦い半ばで、謝ってしまうし。信玄に
「山本勘助は武田の軍師なるぞ。」(セリフは正確に非ず)
と、たしなめられると言うよりは励まされてしまいます。この信玄もカッコイイと思いましたよ。
でも、このシーンは好きではありません。途中で、失敗したナァと思ったら、私なんかもすぐに謝ってしまいそうなので、勘助の気持ちは痛いほど分かります。ですが謝っている場合ではありません。謝ると言う行為は、そこまでの清算です。負けを認めてしまっている勘助ですよね。それでは今太刀振り上げているものはどうするんだよ、勘助~。
合戦シーンは、頑張ったんじゃないかと思いました。でも、「頑張ったのでは」と感想を持たれること自体が、情けないよなあと感じてしまうのは私だけでしょうか。
次週はいよいよ最終回。
勘助の未来はわかっているが、如何に巻き返すか、また信玄・政虎の一騎打ち楽しみです。
鞭聲粛々夜過河
べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる
暁見千兵擁大牙
あかつきにみるせんぺいのたいがをよおするに
遺恨十年磨一剣
いこんなりじゅうねんいっけんをみがき
流星光底逸長蛇
りゅうせいこうていちょうだをいっす
この詩吟の一節目、知っていましたよ~。でも、これは「川中島」と言う題名で、夜、山を降りて移動していく政虎の様子を歌っているものとは、ぜんぜん知りませんでした。お勉強になりましたね。
ついでのお話ですが、その後この一節目の続きを検索していて行き当たったスレに、福岡の一部の地域では、運動会の騎馬戦の事を「川中島」と言っていると言うものに目がつきました。対峙した時、特別な歌が流れるそうですが、入場してくる時もこの「べんせい~粛々~」と流れる所もあるのですって。騎馬戦に「川中島」と名付けたセンス、いいと思いませんか。
両者、力は互角。何がお互いの勝利を導くかは分かりませんものね。
大河ドラマなどを見ていらっしゃる方には、驚くべきことだと思いますが、中学生や高校生の嫌いな教科に、社会科はポイントが高いんですよ。嫌いと思うと、歴史も地理も一緒に感じてしまうようです。そんな子供達には「関が原」は知っていても「川中島」は知らないと言う子供は、たくさんいますよね、きっと。でも、この地域の子供達は違うと思いますよ。
お勉強と言えば、戦国時代の戦法なども学んでしまいましたね。
これは、ドラマのセリフの中でもさりげなく説明がありました。
キツツキの戦法は―キツツキがエサを捕るときに、木の反対側をつついて虫をびっくりさせて穴から這い出させ、出てきたところを捕らえるという習性からヒントを得て名付けられたもの。
車懸り(くるまがかり)の陣―謙信とその旗本衆による本陣を中心とし、各隊が放射状に並び風車のように回転しながら敵に当たるというものである。それによって敵は常に応戦しなければならないが、自軍の兵は、息がつけるというメリットがある。 ナルホド。
<個性派武将の得意戦法 http://www.m-network.com/sengoku/senpou.html
などを参考にさせていただきました>
お勉強などはこの辺にいたしまして、ドラマ感想などを書こうかなと思いつつ、最終回一回前、しかも一回多いとなると、去年の今頃は最終回に盛り上がっていたんだナァと、やはりしみじみしてしまうものですね。そして、大河が終わってやってきた師走と言う焦り。だけど今年はぜんぜん感じないですよ。やっぱり、大河が一回増えたせいですか~
その増えた一回分は、私はオマケと思っていましたが、オマケどころではないですよ。ないと話が終わらない
私は暇な幽霊全員集合で、回想シーン盛りだくさんなのかと思っていましたので(そしたら、この場所でブーと言ってしまいますが・・)
でも、回想シーンが悪いわけではありませんよね。今回、実は私、とっても回想シーンが欲しかったのですよ。
何処でかって言うと、真田と相木との会話。
「あのお方があってこそ」と信玄と自分との絆を心の中で確認するようなシーンがありましたよね。その時信玄名場面をフラッシュでいいので見せていただきたかったのです。今しみじみと思い出してみると、信玄絡みのなかなか良いシーンもありましたよね。でも、真田と相木の表情はいいものの、セリフに説得力を感じないのです。それは単に私の記憶力の問題でしょうか。
そういえばこのシーンの少し前、城の中庭で決戦前の夕餉をとる兵たちの姿が映し出されていました。なんか妙に丁寧に描いているなあと思ったら、音楽担当をしている千住明さん、題字担当の柿沼康二さんがゲストだったのですね。
やけに立派な面構えだけど、この人たちって突然出てきて誰、と思っていましたから、納得しましたよ。
横道に逸れてしまいましたが、信玄絡みのシーンは、よく考えると良いシーンが実はたくさんありますよね。(映像にインパクトがあって、どうも内容がすぐ薄れがちなのが問題なのかな・・・)
前夜、弟の信繁(嘉島典俊)との語らいのシーンは、しみじみとしました。この信繁と言う人は、父にも愛され、望めば違った人生があったかもしれません。ただ義に厚く聡明であったので修羅の道を選ばなかったのかも知れません。それは、想像するばかりですが、その信玄との会話の中でもあった、99か条にわたる「武田信繁家訓」ですが、甲州法度之次第の原型であり、江戸時代の武士の心得として広く読み継がれたと、ウィキペディアに書いてありました。
戦国時代は兄弟で争うことも多かったのに、かくの如し兄を支えて生きた信繁は立派な人だったのですね。
その信繁を演じた嘉島典俊さんもなんとなくセリフが歌舞伎の人っぽいなと調べましたら、昔「チビ玉」と言われて人気のあった人なのですね 。
あの背中に背負っていた黒い幌(?)の、美意識はよく理解できませんが、それを家臣に渡して子供に託したシーンは良かったですね。
そして、重臣諸角と共に散っていきました。
さて本陣では、キツツキが見破られて、苦戦しているその狼狽振りが伝わってきましたね。なんていってもいつも信玄の周りががら空きです。勘助は戦い半ばで、謝ってしまうし。信玄に
「山本勘助は武田の軍師なるぞ。」(セリフは正確に非ず)
と、たしなめられると言うよりは励まされてしまいます。この信玄もカッコイイと思いましたよ。
でも、このシーンは好きではありません。途中で、失敗したナァと思ったら、私なんかもすぐに謝ってしまいそうなので、勘助の気持ちは痛いほど分かります。ですが謝っている場合ではありません。謝ると言う行為は、そこまでの清算です。負けを認めてしまっている勘助ですよね。それでは今太刀振り上げているものはどうするんだよ、勘助~。
合戦シーンは、頑張ったんじゃないかと思いました。でも、「頑張ったのでは」と感想を持たれること自体が、情けないよなあと感じてしまうのは私だけでしょうか。
次週はいよいよ最終回。
勘助の未来はわかっているが、如何に巻き返すか、また信玄・政虎の一騎打ち楽しみです。
私の通っていた小学校でも、運動会の騎馬戦は
川中島の戦いに見立ててやってました。
両軍が紅白に分かれて、赤組は「風林火山」ののぼりを、
白組は「毘沙門天」ののぼりをかかげて。
当時、なぜ川中島の戦いなのか不思議に思い母親に聞いたら
“この戦いは決着がついてないから”
という返事が帰ってきたのを覚えています。
確かに、「関が原の戦い」で豊臣方のチームにされるのは嫌ですもんねー。
合戦シーン、空の青さと原っぱの緑がまぶしくて、ちょっと
緊張感に欠けてた気がします。上田原のときはそう思わなかった
のになー?
「頑張ったのでは」と感想を持たれるあたり、情けないよなあ・・・
そうですねー。
本当に文句なしの出来なら、そんな感想は持たないですよね。
そういう風に思いながら見るという、気持ちに余裕がある時点で、今ひとつだったんでしょうね。
嘉島さん、ちび玉だったんですか?
全然知りませんでした。
童顔ですよねー。
亀次郎・晴信の弟にはいいキャステイングだと、ずっと思っていました。
顔形とか体格とか、似ていますよね。
騎馬戦のネーミング、「川中島」は決着が付いていないから、と言う、モチきちさんのコメントに、
なるほど、目からウロコです。
信繁、身を挺して壮絶に散っていきましたね。。。
震源との語らいのシーンを見ているだけで・・・思わず胸が熱くなってしまいました。。。
嘉島さんはチビ玉だったそうですね~。
どんな感じだったか、もう覚えてはいないんですが、当時の面影は残っているんでしょうか。
いよいよ来週でラストですね☆
どんな結末が待っているんでしょうか。。。
感想を書き始めて3年半になりますけど、大河最終回後~次の大河が始まるまでの日曜日がなんだか手持ち無沙汰なんです(笑)
たいがいのドラマは主人公の死でおわりますけど、これは信玄の一生を描くドラマではないので、どのような感じで終わるのか、ちょっと楽しみにしています。
天辺で放り出された感じがするのかも。
騎馬戦を「川中島」と呼ぶのは、一部の地域限定ではなかったのですね。でも、地元では呼ばないと言う所が面白いような気がします。
でも、これからは騎馬戦自体をそう呼ばなくても競技のタイトルを「川中島」がいいかもですね。歴史好きさんになるかも知れませんし・・
最終回一歩前、期待が高まるのも無理はないですよね。だから、なんとなく同じエキストラさんを使いまわしているのが伝わってくる合戦シーンに満足が出来なかったのかも知れませんよね。
そういえば、相木と真田と勘助のしみじみシーン、私も相木の髪には違和感感じて見ていました。あの時真田の真似をして、オヤカタ様に準じなかったんだなとも思いましたが、髪の毛ネタを書く勇気が無かったのですね(笑)
最後の最後まで出遅れています(笑)
大河の後は、気になったことを調べたりするのも楽しみだったりするのですが、検索して読むという行為も、気がつくと、意外と時間が使ってしまうのですよね。
日曜日の夜は「べんせい粛々~」にはまっていました (笑)
調べたからって、何だというわけではありませんが、「へえ~」と思う楽しみってありますよね。
合戦シーンでは、ブロガーさんたちのいろいろな声が思わず聞こえてきてしまいそうでした。でも、私は基準が甘いので合格~、ってなんか偉そうですね、私
でもね、霧のことを勘助が、自分だけが掴んだ情報だと思っていたことの方が、???? な描き方で、私には辛いです。なんだかおふくオババのところで勝負がついてしまったみたいですよね。
でも、この勝負はまだ分かりません。引っ張りますよねぇ、NHKも。
>嘉島さん、ちび玉だったんですか?
そうなんですね。私も最後に知りました。彼が兄の信玄に
>顔形とか体格とか、似ていますよね。
というのは、私もそう思います。だけど、本人がそれを聞いて喜ぶかは微妙ですよね。
「チビ玉」って、愛称こそ覚えていますが、その時の感じは私もあまり覚えていません。だから、りっきーさんが覚えていないのは当たり前ですね。
確か、あの子は「必殺仕置人」の映画に出ていたように思います。かすかな記憶を辿れば、今も面影があるような・・・・
でも、彼が演技達者な事は良くわかりました。これからも活躍して欲しいですね。信繁の語らう場面、またその最後は本当にジーンと来るようないいシーンでしたね。
>感想を書き始めて3年半になりますけど・・・
それだけで、なんか凄いなと思ってしまいます。二年目で挫折気味です。
来年はやめようとか、何も宣言することもないかとかやっぱり好きな時代だし続けようかなとか気持ちが揺れています。でも、ミチさんのさりげないその言葉に触れてしまうと、「継続」と言う二文字に気持ちが傾きますね。
ところで、確かに「風林火山」の終わらせ方って気になりますよね。映画のように終わらせるのでしょうか・・。でも、それで大河のファンが許してくれるのか・・いろいろな意味で楽しみですね。
あらま、もう明日じゃないですか。
なんとなく焦ってしまいますよ~